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公開株数の“少ない”過去のIPOを分析しました!

一般的に、公開株数※が少ないほど売りが出にくいので、「初値が上がりやすい」とされています。そこで、公開株数が少ない過去のIPOを分析してみて、それが正しいのか確かめてみました!

※公開株は、新規に発行して市場から資金を調達する公募株と、大株主が自身の持ち株を市場に売り出す売出株(OA含む)の合計
  公開株は各証券会社に割り当てられ、抽選を経て、申し込みのあった投資家に渡り、その多くが上場後に市場で売却されます。

2015年以降の公開株数30万株未満の案件を分析対象とします(売買単位は100株なので、当選本数3,000本未満)。
「発行済株数」は、公募株を含めた上場時における発行済株数です。
「吸収金額」は、投資家が公募価格で公開株を購入したときに、市場全体から吸収する合計金額です。
「ロックアップ」は、既存の大株主にかかっている売却制限。“90日”という期間制限や、“公募価格比+50%”のような上昇率制限があります。

上場
年月日
企業名 総合
評価
上場市場 当たり本数 公開株数
/発行済株数
吸収金額 ロック
アップ
公募価格 初値 初値
上昇率
2017年
3月21日
インターネット
インフィニティー

(6545)
c 東証
マザーズ
2,240本 18.3% 2.8億円 1.5倍 1,320円 5,040円 +3,720円
(+281.8%)
2017年
2月23日
ユナイテッド&
コレクティブ

(3557)
b 東証
マザーズ
2,972本 22.4% 4.2億円 180日間 1,620円 4,500円 +2,880円
(+177.8%)
上場
年月日
企業名 総合
評価
上場市場 当たり本数 公開株数
/発行済株数
吸収金額 ロック
アップ
公募価格 初値 初値
上昇率
2017年
2月23日
フュージョン
(3977)
c 札証
アンビシャス
1,600本 22.2% 1.6億円 180日間 1,140円 2,872円 +1,732円
(+151.9%)
2017年
2月16日
日宣
(6543)
b JASDAQ
スタンダード
2,875本 15.1% 4.4億円 1.5倍 1,600円 3,000円 +1,400円
(+87.5%)
2017年
1月27日
シャノン
(3976)
s 東証
マザーズ
1,725本 12.7% 2.4億円 1.5倍 1,500円 6,310円 +4,810円
(+320.7%)
2016年
12月28日
ティビィシィ・
スキヤツト

(3974)
a JASDAQ
スタンダード
2,500本 13.7% 3.4億円 180日間 1,400円 4,500円 +3,100円
(+221.4%)
2016年
12月22日
フォーライフ
(3477)
b 東証
マザーズ
2,730本 28.3% 6.2億円 1.5倍 2,280円 3,000円 +720円
(+31.6%)
上場
年月日
企業名 総合
評価
上場市場 当たり本数 公開株数
/発行済株数
吸収金額 ロック
アップ
公募価格 初値 初値
上昇率
2016年
12月21日
イノベーション
(3970)
s 東証
マザーズ
2,283本 26.8% 5.9億円 180日間 2,770円 8,700円 +5,930円
(+214.1%)
2016年
12月21日
グレイステクノロジー
(6541)
s 東証
マザーズ
2,801本 26.5% 8.4億円 1.5倍 3,100円 7,130円 +4,030円
(+130%)
2016年
12月21日
セグエグループ
(3968)
s JASDAQ
スタンダード
2,415本 17.9% 4.0億円 1.5倍 1,700円 5,500円 +3,800円
(+223.5%)
2016年
12月20日
リネットジャパン
グループ

(3556)
a 東証
マザーズ
2,875本 16.6% 4.7億円 1.5倍 1,830円 3,530円 +1,700円
(+92.9%)
2016年
11月29日
エルテス
(3967)
s 東証
マザーズ
815本 10.6% 4.0億円 90日間 1,790円 6,510円 +4,720円
(+263.7%)
上場
年月日
企業名 総合
評価
上場市場 当たり本数 公開株数
/発行済株数
吸収金額 ロック
アップ
公募価格 初値 初値
上昇率
2016年
9月30日
G-FACTORY
(3474)
a 東証
マザーズ
2,500本 19.8% 8.2億円 180日間 3,240円 5,000円 +1,760円
(+54.3%)
2016年
9月14日
カナミック
ネットワーク

(3939)
a 東証
マザーズ
2,530本 21.9% 7.6億円 90日間 3,000円 8,600円 +5,600円
(+186.7%)
2016年
7月28日
リファインバース
(6531)
b 東証
マザーズ
1,895本 13.7% 3.2億円 1.5倍 1,700円 2,770円 +1,070円
(+62.9%)
2016年
6月21日
ストライク
(6196)
a 東証
マザーズ
2,616本 8.9% 9.0億円 180日間 3,440円 7,770円 +4,330円
(+125.9%)
2016年
6月21日
AWS
ホールディングス

(3937)
s 東証
マザーズ
1,265本 9.5% 3.1億円 180日間 2,490円 8,350円 +5,860円
(+235.3%)
上場
年月日
企業名 総合
評価
上場市場 当たり本数 公開株数
/発行済株数
吸収金額 ロック
アップ
公募価格 初値 初値
上昇率
2016年
6月15日
アトラエ
(6194)
a 東証
マザーズ
2,576本 20.5% 13.9億円 1.5倍 5,400円 12,720円 +7,320円
(+135.6%)
2016年
4月19日
グローバルウェイ
(3936)
s 東証
マザーズ
1,495本 13.2% 4.4億円 1.5倍 2,960円 14,000円 +11,040円
(+373.0%)
2016年
4月15日
エディア
(3935)
c 東証
マザーズ
2,794本 17.2% 4.6億円 1.5倍 1,630円 3,165円 +1,535円
(+94.2%)
2016年
3月18日
アグレ都市
デザイン

(3467)
c JASDAQ
スタンダード
2,760本 33.7% 4.8億円 90日間 1,730円 3,505円 +1,775円
(+102.6%)
2016年
3月9日
ブラス
(2424)
b 東証
マザーズ
名証
セントレクス
2,300本 16.5% 10.1億円 180日間 4,370円 4,650円 +280円
(+6.4%)
上場
年月日
企業名 総合
評価
上場市場 当たり本数 公開株数
/発行済株数
吸収金額 ロック
アップ
公募価格 初値 初値
上昇率
2016年
12月18日
アートグリーン
(3419)
c 名証
セントレクス
2,300本 21.1% 1.0億円 90日間 420円 614円 +194円
(+46.2%)
2015年
11月27日
ネオジャパン
(3921)
s 東証
マザーズ
2,530本 22.7% 7.3億円 180日間 2,900円 14,550円 +11,650円
(+401.7%)
2015年
11月19日
あんしん保証
(7183)
b 東証
マザーズ
2,400本 12.8% 3.5億円 180日間 1,460円 5,730円 +4,270円
(+292.5%)
2015年
9月2日
ベステラ
(1433)
c 東証
マザーズ
2,990本 24.0% 7.5億円   2,500円 3,125円 +625円
(+25.0%)
2015年
8月5日
エスケーホーム
(1431)
c 福証
Qボード
1,725本 15.8% 1.4億円 1.5倍 800円 910円 +110円
(+13.8%)
上場
年月日
企業名 総合
評価
上場市場 当たり本数 公開株数
/発行済株数
吸収金額 ロック
アップ
公募価格 初値 初値
上昇率
2015年
7月7日
富士山
マガジンサービス

(3138)
a 東証
マザーズ
2,067本 13.0% 5.5億円 1.5倍 2,650円 6,000円 +3,350円
(+126.4%)
2015年
6月24日
エコノス
(3136)
c 札証
アンビシャス
1,840本 24.3% 1.1億円 180日間 600円 1,320円 +720円
(+120.0%)
2015年
4月30日
テラスカイ
(3915)
s 東証
マザーズ
2,300本 16.7% 3.9億円 1.5倍 1,700円 7,650円 +5,950円
(+350.0%)
2015年
4月28日
ジグソー
(3914)
b 東証
マザーズ
2,875本 9.0% 6.9億円 1.5倍 2,390円 8,040円 +5,650円
(+236.4%)
2015年
3月26日
プラッツ
(7813)
c 東証
マザーズ
1,856本 20.5% 6.1億円 1.5倍 3,260円 5,550円 +2,290円
(+70.2%)
上場
年月日
企業名 総合
評価
上場市場 当たり本数 公開株数
/発行済株数
吸収金額 ロック
アップ
公募価格 初値 初値
上昇率
2015年
3月25日
シンデン・
ハイテックス

(3131)
c 東証
マザーズ
1,449本 16.1% 4.0億円 180日間 2,740円 3,075円 +335円
(+12.2%)
2015年
3月25日
ハウスドゥ
(3457)
b 東証
マザーズ
2,140本 26.4% 7.7億円 180日間 3,600円 5,300円 +1,700円
(+47.2%)
2015年
3月19日
エスエルディー
(3223)
b 東証
マザーズ
2,909本 23.2% 4.8億円 1.5倍 1,650円 1,903円 +253円
(+15.3%)
2015年
3月17日
コラボス
(3908)
b 東証
マザーズ
1,874本 27.0% 6.8億円 1.5倍 3,620円 8,600円 +4,980円
(+137.6%)
2015年
3月17日
エムケイ
システム

(3910)
a JQ
スタンダード
1,610本 31.6% 5.6億円 180日間 3,500円 15,120円 +11,620円
(+332%)
上場
年月日
企業名 総合
評価
上場市場 当たり本数 公開株数
/発行済株数
吸収金額 ロック
アップ
公募価格 初値 初値
上昇率

 

やはり全体的に初値が高騰しています。半数以上が公募価格比+100%(2倍)を達成しており、さらに、人気の高い案件ほど、上昇率が高くなっています。

「ロックアップ」に関しては、期間制限であっても上昇率制限であっても、初値にあまり影響がないようです。おそらく、絶対的に規模が小さいので、ロックアップがあろうがなかろうが潜在的な売り株数が少なく、基本的に需給が良いのでしょう。「公開株数/発行済株数」も同様で、初値にはあまり影響がないようです。

■まとめ
当選本数が3,000本未満のIPOは最優先で当選をねらっていく!その中でも人気の高い案件は+100%超になる可能性が高い。
申し込みは、8割ほどのIPOが割り当てられる主幹事証券と、“1人1票制”の完全平等抽選を採用している副幹事証券(SMBC日興証券大和証券マネックス証券など)からおこないましょう。その他、当選確率を上げるための裏ワザもご一読ください!

(参考)公開株数の多い過去のIPOを分析しました!

 

<余談>
IPOの初値は、売り株数と買い株数のバランス(需給)で決まります。上場直後は公募価格での注文からはじまりますが、売り株数より買い株数が多ければ、時間とともに価格が上がっていき、それぞれが同数になると注文が成立します。

IPOにおける潜在的な売り株数は、「公開株数」と「既存の大株主が保有する株数」の合計になります。このうち後者には、市場での売却を制限するロックアップがかかっていることがあり、その場合は、公開株数のみが潜在的な売り株数になります。このようなケースであれば、潜在的な売り株数をかなり正確に把握することができます。一方、潜在的な買い株数は人気度合いや、そのときの市場の雰囲気によって大きく変動するため、推測しにくいです。

そのため、潜在的な買い株数が多そうで需給が良さそうな案件よりも、潜在的な売り株数が少なくて絶対的に需給が良い案件を狙っていく方が、より確実にリターンを得ることができます。そこで、今回は公開株数の少ない過去のIPOを分析してみました。