アートグリーン(3419)

 アートグリーンの事業内容は「種苗の輸入販売並びに生花の生産及び卸売」で、名証セントレックス上場の超小型案件となっています。マイナー事業のマイナー取引所上場の微妙な案件ですが、規模が極めて小さいので、しかけ的な初値引き上げの可能性もなくはないでしょう。

成長性 割安性
○ ○
話題性 総合評価
○ c


基本情報

会社名 アートグリーン(3419) 【名証セントレックス】
会社URL http://www.artgreen.co.jp/
狙い目証券会社 SBI証券(副幹事)、東海東京証券むさし証券楽天証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 380円
仮条件? 380円 ~420円
公募価格? 420円
初値予想(独自) 440円 ~480円(11月17日時点)
初値? 614円(公募価格比+46.2%)

・想定価格380円に対するPERは13.6倍
(上場時発行済株式数1,090,000株、2014年10月期の純利益30百万円、1株当たり利益27.9円で計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 12月1日(火)~12月7日(月)
当選発表日? 12月8日(火)
購入申込期間? 12月10日(木)~12月15日(火)
上場日? 12月18日(金)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 200,000株
売出株数(OA含む)? 30,000株
当選株数合計 230,000株

・当選株数は計230,000株。売買単位が100株なので、当たりは計2,300枚
・当選本数はかなり少なく、非常に当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 エイチエス証券 77.00% 154,000株 1,540枚 770枚
幹事 SBI証券 7.00% 14,000株 140枚 63枚
東海東京証券 4.00% 8,000株 80枚 8枚
岡三証券 3.00% 6,000株 60枚 6枚
SMBC
フレンド証券
2.00% 4,000株 40枚 4枚
東洋証券 2.00% 4,000株 40枚 4枚
日本アジア証券 2.00% 4,000株 40枚 -枚
エース証券 1.00% 2,000株 20枚 2枚
極東証券 1.00% 2,000株 20枚 -枚
むさし証券 1.00% 2,000株 20枚 4枚

・主幹事以外だと、副幹事のSBI証券東海東京証券むさし証券から当選のチャンス。
・その他、楽天証券から申し込みが可能となりました(12月2日追記)。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
田中豊(社長) 75.21% 90日間
根本 和典 9.66% 90日間
(株)i879 5.04%
芝田 新一郎 2.94% 90日間
堀 威夫 1.89%
伊藤 正之 1.26% 90日間
渡部 英孝 0.42%
阿部 唯明 0.42%
勝田 学 0.42%
石川 達夫 向山 正義 柴田 益司 0.21%

 

企業業績のデータ(5年分)


  2011年
10月
2012年
10月
2013年
10月
2014年
10月
2015年10月
(第3四半期)
売上高(百万円)? 1,065 1,105 1,249 1,408 (1,276)
経常利益(百万円)? 38 40 45 47 (57)
当期純利益(百万円)? 12 28 40 30 (34)
純資産額 (百万円)? 164 130 171 202 (236)
1株あたりの純資産額(円)? 73,773 58,642 192.80 227.14 -
1株あたりの純利益(円)? 5,513 12,757 45.16 34.13 (38.71)
自己資本比率(%)? 37.9 34.0 40.4 41.7 (43.3)
自己資本利益率(%)? 6.9 7.8 24.4 26.6 (16.3)

※2013年10月期以降、株式1株につき400株の分割を反映。
・IPOで得た資金は、受注処理の自動化および顧客情報の管理による業務全般の効率化を目的としたシステム投資、会計システム投資などに充てる予定です。売上、利益ともに緩やかな右肩上がりを見せていますが、IPOを機に販路を拡大するわけでもないので、将来性はそれほどないように思います。

管理人からのコメント

 アートグリーン(3419)、種苗・生花業で名証セントレックス上場という極めてマイナーな案件です。普通ならとても期待できない案件ですが、規模が極めて小さいため、しかけ的な買いが入り、予想もしない高値がつくことも考えられます。周辺にIPOが固まっていますので、後回しで良いと思いますが、資金に余裕があれば申し込んでおくとよいでしょう。

 ネット証券では、副幹事のSBI証券がねらい目です。その他、東海東京証券むさし証券楽天証券からも申し込みが可能となっています。

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