2026年のIPO初値上昇ランキング

最終更新日:
2026年4月28日

 4月24日に梅乃宿酒造の初値がつき、2026年4月のIPOが終了しました。気がつけば、今年もすでに3分の1が経過しています。ここまでの成績は6勝8敗(REIT・インフラを除く)です。まだ勝ち越しとはいきませんが、3月までの0勝6敗から大きく持ち直しました!

 4月だけを見ると、IPO成績は6勝2敗、勝率は75%と好調でした。中東情勢の緊迫がやわらぎ、株式市場の雰囲気も落ち着いてきています。3月末にかけて大きく下落した日経平均株価も、4月に入ってから徐々に戻り、4月23日には史上初となる6万円を一時突破しました。株式市場の回復ムードが、IPOにとって追い風となっているのは間違いありません。

 それでは、2026年4月までの「初値売り利益」ランキングを見ていきましょう!

表は左右にスライドしてご確認ください
企業名 公募価格 初値 利益
(初値売り時)
初値
上昇率
狙い目証券
第1位
ソフトテックス
(550A)
1,940円 3,200円 +12.6万円 +64.9% 岡三
SBI(副)
松井
楽天
岩井
マネックス
岡三オンライン
第2位
バトンズ
(554A)
660円 1,674円 +10.1万円 +153.6% 大和
SBI(副)
楽天
マネックス
松井
岡三オンライン
第3位
犬猫生活
(556A)
2,990円 3,500円 +5.1万円 +17.1% SBI
岩井(副)
松井
マネックス
岡三オンライン
ネオトレード
梅乃宿酒造
(559A)
600円 900円 +3万円 +50.0% SMBC日興
岩井(副)
SBI
マネックス
楽天
岡三オンライン
企業名 公募価格 初値 利益
(初値売り時)
初値
上昇率
狙い目証券
SQUEEZE
(558A)
3,110円 3,250円 +1.4万円 +4.5% SBI
マネックス
ネオトレード
岡三オンライン
DMM 株
松井
システムエグゼ
(548A)
950円 1,061円 +1.1万円 +11.7% みずほ
岩井(副)
SMBC日興
楽天
岡三オンライン
eスマート
企業名 公募価格 初値 利益
(初値売り時)
初値
上昇率
狙い目証券

 1位は、岡三証券が主幹事を務めたソフトテックス+12.6万円です。吸収金額が5.5億円と非常に少ない「超小型案件」だったので、需要さえあれば株価が跳ね上がりやすいIPOでした。さらにラッキーだったのは、上場のタイミングです。前日に米国とイランの一時停戦が決まったことで、上場当日は株式市場全体に勢いがありました。

 2位は、大和証券が主幹事を務めたバトンズ+10.0万円です。上場初日は買い注文が多く、初値がつかないまま終了し、2日目にようやく初値がつきました。上場初日に初値がつかなかったのは、昨年7月上場のフラー以来です。バトンズは、ソフトテックスと同じく「超小型案件」でした。さらに、日本の深刻な後継者不足を解決する「M&Aプラットフォーム」という将来性のある事業内容も、投資家から高く評価されたようです。

 3位は、SBI証券が主幹事を務めた犬猫生活+5.1万円です。上場当日に日経平均株価が史上初の6万円を突破し、株式市場が活発だったこともあり、上場後ストップ高まで上昇しました。犬猫生活は、売上の一部を動物福祉に寄付していたり、前澤友作氏率いる前澤ファンドが筆頭株主であったりと、話題性の高い企業でした。ペットフードの製造・販売という身近な事業内容もプラス要素となり、SNS上では「応援がてら申込もうかな」といった声も見られました。

日経平均株価が初の6万円を突破!

 4月はこれまでの不調を跳ね返すように力強い結果となりました。その大きな追い風となったのが、日経平均株価の回復です。中東情勢悪化の影響で3月31日には5万558円まで下がりましたが、4月以降は順調に持ち直し、4月23日には、史上初の6万円を一時突破しました!

直近3か月の日経平均株価

<引用:SBI証券より>

 その後はいったん5万円台に戻したものの、4月27日には再び6万円台に乗せ、6万537円で取引を終えました。中東情勢の一時停戦で緊張がやわらいだことと、AIや半導体関連の銘柄が世界的に買われていることもあり、株式市場全体が盛り上がっています。こうした活発な雰囲気の中で上場した銘柄は、初値にしっかり反映されました。

4月IPOの強さ

 4月IPOは6勝2敗でした。後半にかけて調子を上げ、5連勝で締めくくっています。印象的だったのは、上場日の力強さです。バトンズは上場初日に初値がつかず、二日目まで持ち越しました。犬猫生活梅乃宿酒造は、初値がついた後も株価が上昇し、ストップ高となっています。この結果から考えられるのは、IPO市場に投資家の関心や資金が戻りつつある、ということです。今後出てくるIPOにとっても、良い影響につながる可能性があります。

 2026年は、年明けからIPOが7連敗と苦しいスタートになり、不安を感じた人も多かったのではないでしょうか。しかし、株式市場には波があり、不調が永遠に続くことはありません。4月の好成績はそれを証明してくれました。今後については、現在停戦中の中東情勢なども影響してくるかと思いますが、しっかりと情報収集して冷静に対処していきたいですね。

今後のIPOが期待される企業

 やっと調子が戻ってきたところですが、5月のIPOはまだ真っ白です。スケジュールが空いてしまうのは残念ですが、次のチャンスに向けた準備期間とも言えます。上場の噂がある企業を、今のうちにチェックしておきましょう。

 当サイトのIPO上場観測企業のまとめでは、上場の可能性がある企業を紹介しています。現時点では、配車アプリ大手のGO(ゴー)が今年の夏ごろ、ニュースアプリのスマートニュースが10月の上場を目指して準備中と報じられています。どちらも上場すれば話題性の高いの企業なので、今後の動きに注目していきます。

 また海外では、あのイーロン・マスク氏率いるスペースXが6月にも上場かと、大きな話題になっています。米国IPOは日本のIPOとは少し違いますが、人気企業は海外投資家向けに販売を行うこともあります。次のIPO情報が入ってくるのを、楽しみに待ちたいところです。

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