トップページ > コラム > 2022年のIPOの結果をまとめました!
早いもので2022年も4月となり、4分の1が終了しました。ここでは2022年3月までのIPOの結果と振り返り、初値売り利益ランキングを紹介していきます。
昨年は約30年ぶりの上場企業数を記録し、とても慌ただしい一年でした。今年もかなりの数が上場するのかと待ち構えていたのですが、ウクライナ情勢をはじめとする外的要因で世界的な市場不安が発生し、IPO市場でも上場中止が相次いで発表されています。あくまで予想ですが、承認前に延期を決めた企業もかなりの数ありそうです。
そのため、今年の第一四半期は全部で15社と、ここ数年ではかなり少ない件数となりました。3月までの勝敗は10勝5敗、勝率66%と勝率でもいまいちな結果です。
少々さみしい結果となりましたが、2022年3月までのIPOを初値売り利益でランキングにしました!
企業名 | 公募価格 | 初値 | 利益 (初値売り時) |
初値 上昇率 |
狙い目証券 |
---|---|---|---|---|---|
![]() BeeX (4270) |
1,600円 | 3,750円 | +21.5万円 | +134.4% | 大和(主) SBI 楽天 CONNECT 岡三オンライン |
![]() イメージ・マジック (7793) |
1,740円 | 2,800円 | +10.6万円 | +60.9% | 大和(副) 野村 マネックス 楽天 SBI 松井 CONNECT |
![]() ライトワークス (4267) |
2,100円 | 3,000円 | +9.0万円 | +42.9% | SMBC日興(副) SBI 楽天 マネックス 岡三オンライン |
TORICO (7138) |
1,700円 | 2,510円 | +8.1万円 | +47.6% | SMBC日興(主) SBI(副) 楽天 マネックス 松井 岩井 |
CaSy (9215) |
1,350円 | 2,001円 | +6.51万円 | +48.2% | SBI(主) 松井 マネックス 楽天 岩井 ネオトレード |
企業名 | 公募価格 | 初値 | 利益 (初値売り時) |
初値 上昇率 |
狙い目証券 |
エッジテクノロジー (4268) |
350円 | 694円 | +3.44万円 | +98.3% | SMBC日興(主) 野村(副) SBI 楽天 松井 |
メンタルヘルス テクノロジーズ (9218) |
630円 | 880円 | +2.5万円 | +39.7% | 野村(副) SBI SMBC日興 マネックス 岩井 楽天 松井 |
マーキュリー リアルテック イノベーター (5025) |
1,270円 | 1,355円 | +0.85万円 | +6.7% | SBI(主) マネックス 松井 ネオトレード 岡三オンライン カブコム |
ギックス (9219) |
1,070円 | 1,100円 | +0.3万円 | +2.8% | 野村(主) SBI(副) 楽天 カブコム LINE |
守谷輸送機工業 (6226) |
810円 | 820円 | +0.1万円 | +1.2% | SMBC日興 マネックス SBI カブコム |
企業名 | 公募価格 | 初値 | 利益 (初値売り時) |
初値 上昇率 |
狙い目証券 |
1位は、大和証券が主幹事を務めたBeeXの21.5万円です。公開株数がかなり少ないIPOで、上場中止が相次ぐ中での上場でしたが、前評判通りの黒糖を見せました。やや上昇幅が物足りない気もしますが、公募価格が低めだったことを考えると、まずまずの結果ではないでしょうか。
2位は、みずほ証券が主幹事を務めたイメージ・マジックの10.6万円です。公開株数はやや少なめ、公募価格もやや低め、という第一四半期を象徴するコンパクトなIPOでした。
3位は、エイチ・エス証券が主幹事を務めたライトワークスの9.0万円です。
2022年のIPOは2連敗でスタートと、ここ20年でもっとも厳しい幕開けとなりました。その後も上場中止が相次ぎ、小規模IPO以外は難しい状況が続いています。公募価格が低い銘柄が多く、上昇しても利益額が伸びないのが辛いところです。
しかし、3月から4月にかけてやや上向いてきたのか初日で初値が付かない高騰銘柄も増えてきました。5月はIPO閑散期ですが、6月には勢いを取り戻して、ランキングを全て塗り替えるくらいの結果を期待したいですね!
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