トップページ > コラム > 2023年のIPOの結果をまとめました!
2023年も半分が終わり、折り返しに入りました。ここで2023年上半期を振り返ってみましょう。
今年のIPO市場は2月が1件だけで、本格的に動き出したのが3月後半からというスロースタートでした。しかし、出だしは遅かったものの3月までは負けなしと、昨年からの好調はキープできているようです。
4月以降はさらに勢いを増し、IPOバブルの再来かと思うほどの過熱ぶりでした。公募割れこそ出ましたが、ランキングが大きく変わるほどの高騰銘柄が続出しています。2023年6月までのIPOは39勝4敗1分、勝率89%でした。勝率こそやや下がりましたが、内容はかなり良くなっています。
それでは2023年6月までのIPOを初値売り利益ランキングをご覧ください!
企業名 | 公募価格 | 初値 | 利益 (初値売り時) |
初値 上昇率 |
狙い目証券 |
---|---|---|---|---|---|
![]() ジーデップ・ アドバンス (5885) |
4,510円 | 10,680円 | +61.7万円 | +136.8% |
野村(副) マネックス 松井 楽天 SBI 岡三オンライン |
![]() Fusic (5256) |
2,000円 | 6,530円 | +45.3万円 | +226.5% | SBI(主) SMBC日興(副) 大和 岩井 松井 ネオトレード 岡三オンライン 大和コネクト |
![]() アイデミー (5577) |
1,050円 | 5,560円 | +45.1万円 | +429.5% |
SBI(主) 大和(副) 楽天 松井 岩井 大和コネクト ネオトレード DMM株 |
W TOKYO (9159) |
3,000円 | 7,000円 | +40.0万円 | +133.3% |
野村(主) SBI(副) マネックス 松井 |
ABEJA (5574) |
1,550円 | 4,980円 | +34.3万円 | +221.3% |
野村(主) SBI(副) 楽天 マネックス 松井 カブコム |
企業名 | 公募価格 | 初値 | 利益 (初値売り時) |
初値 上昇率 |
狙い目証券 |
ブリッジ コンサルティング グループ (9225) |
1,300円 | 4,110円 | +28.1万円 | +216.2% |
SBI(主) SMBC日興(副) マネックス 楽天 岩井 松井 岡三オンライン ネオトレード |
Ridge-i (5572) |
1,750円 | 4,445円 | +26.95万円 | +154.0% |
SMBC日興(主) SBI 松井 楽天 |
ARアドバンスト テクノロジ (5578) |
1,260円 | 3,950円 | +26.9万円 | +213.5% |
大和(副) SBI 楽天 マネックス 松井 岩井 岡三オンライン 大和コネクト |
テクノロジーズ (5248) |
1,000円 | 3,650円 | +26.5万円 | +265.0% |
SBI(副) マネックス 楽天 松井 岩井 DMM株 |
シーユーシー (9158) |
1,920円 | 4,430円 | +25.1万円 | +130.7% |
SMBC日興(副) SBI 松井 マネックス 楽天 カブコム |
企業名 | 公募価格 | 初値 | 利益 (初値売り時) |
初値 上昇率 |
狙い目証券 |
1位は、みずほ証券が主幹事を務めたジーデップ・アドバンスの+61.7万円です。初値売りで一撃60万円超えは久しぶりですね!2021年のアイ・パートナーズフィナンシャル以来です。公開株数が少なかったこともありますが、公募価格が4,000円を超える値がさ株だったため、初値売り利益が伸びました。
2位は、SBI証券が主幹事を務めたFusicの+45.3万円です。順調に売り上げを伸ばしており、事業内容もクラウド系と人気化しやすいIPOでした。さらに公開株数がとても少なかったため、公募価格の3倍を超える高騰を見せています。
3位は、SBI証券とみずほ証券が共同主幹事を務めたアイデミーの+45.1万円です。こちらは公募価格が低かったのですが、三日目に持ち越すくらいの勢いで高騰しました。最終的には二日目の気配値上限付近で初値が決まっています。なんと公募価格の5倍以上です!
2023年はスタートから2銘柄連続で高騰し、さらにカバーの登場で一気にIPO市場が賑やかになりました。さらに楽天銀行やispaceなど注目度が高い銘柄も続々と上場し、近年まれに見る盛り上がりとなっています。
2023年の後半戦も期待したいですね!
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