2025年のIPO初値上昇ランキング

最終更新日:
2025年9月30日

 9月26日に「UNICONホールディングス」の初値が付き、2025年9月のIPOが終了しました。7月以降は負け無しと絶好調です。勝率は32勝3敗1分の勝率89%と、引き続き高い勝率をキープしています。
 東証の上場維持基準引き上げの影響もあったのか、今年の上場企業は昨年に比べかなり減少しています。9月までの上場企業数を比較すると、2024年は54件、2025年は36件と3分の2まで減っています。
 オリオンビールの上場で大きな盛り上がりを見せ、市場としては良い状態が続いているので、年末のIPOラッシュで件数が戻ってきてくれることを期待します。

 では、2025年9月までの「初値売り利益」ランキングをご覧ください!

2025年のIPOの初値売り利益ランキング

表は左右にスライドしてご確認ください
企業名 公募価格 初値 利益
(初値売り時)
初値
上昇率
狙い目証券
第1位
フラー
(387A)
1,170円 5,200円 +40.3万円 +344.4% SBI
岩井
SMBC日興
松井
マネックス
楽天
ネオトレード
第2位
ZenmuTech
(338A)
1,580円 5,000円 +34.2万円 +216.5% 岡三
SBI(副)
松井
アイザワ
岩井
マネックス
岡三オンライン
第3位
ビジュアル・
プロセッシング・
ジャパン

(334A)
1,430円 3,040円 +16.1万円 112.6% 岡三
SBI
松井
マネックス
楽天
岩井
岡三オンライン
eスマート
レント
(372A)
4,330円 5,730円 +14.0万円 +32.3% みずほ
SBI
楽天
eスマート
松井
エータイ
(369A)
1,510円 2,547円 +10.37万円 +68.7% 大和
SBI(副)
楽天
岩井
松井
大和コネクト
岡三オンライン
ネオトレード
企業名 公募価格 初値 利益
(初値売り時)
初値
上昇率
狙い目証券
オリオンビール
(409A)
850円 1,863円 +10.13万円 +119.2% 野村
SMBC日興
楽天(副)
SBI
松井
みのや
(386A)
1,540円 2,531円 +9.91万円 64.4% みずほ
岩井
SBI
楽天
マネックス
松井
GMOコマース
(368A)
1,180円 2,131円 +9.51万円 +80.6% 大和
SMBC日興(副)
大和コネクト
eスマート
GMOクリック
DMM株
ウェルネス・
コミュニケーションズ

(366A)
2,480円 3,300円 +8.2万円 +33.1% 野村
SBI(副)
岩井
松井
デジタルグリッド
(350A)
4,520円 5,310円 +7.9万円 +17.5% 大和
SMBC日興
SBI
楽天
松井
マネックス
大和コネクト
岡三オンライン
企業名 公募価格 初値 利益
(初値売り時)
初値
上昇率
狙い目証券

1位は、SBI証券主幹事を務めたフラー+40.3万円です。公開株数がとても少なく、IPOで人気化しやすいDX関連銘柄、さらに前向きな業績予想が発表されていたこともあり、買いが大きく集まりました。直前の日経平均終値が最高値に迫るなど、地合いの強さも後押しとなり、ミライロZenmuTechに続いて2025年3件目の「初日値付かず」で、公募価格比の約4.4倍まで初値を伸ばしました。

2位は、岡三証券が主幹事を務めたZenmuTech+34.2万円です。公開株数がとても少なく、業績も今後の伸びが期待できる急成長企業ということで人気が集中しました。こちらも「初日値付かず」で、大きく初値を伸ばしています。

3位は、岡三証券が主幹事を務めたビジュアル・プロセッシング・ジャパン+16.1万円です。まだまだ人気のDX関連銘柄ということもあり、上場前から注目を集めていました。公開株数がやや少なめで、主要株主にもしっかりロックアップがかかっていたため、買いが大きく上回り、公募価格の2倍以上まで初値を伸ばしています。

 9月は上場企業数が3件(ソニーフィナンシャルグループを除く)と、ここ10年でも例を見ない少なさでした。とはいえ、オリオンビールの上場はかなり盛り上がり、IPO市場も引き続き良い状態が続いていると言えます。
 2025年も残すところあと3か月となりました。10月IPOはオーバーラップホールディングスをはじめ、10社が上場予定です。年末のIPOラッシュがどうなるかはまだ分かりませんが、ビットバンクSBI新生銀行など、今年中の上場が噂される注目企業に期待しましょう!

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