2025年のIPO初値上昇ランキング

最終更新日:
2025年3月31日

 3月31日に「ジグザグ」の初値が付き、2025年3月のIPOが終了しました。昨年末からやや復調の気配を見せていましたが、2025年は年明けからの3か月で16勝1敗94%と非常に好調なスタートを切っています。
 久しぶりに初日の気配値上限を上回る銘柄が2つも出たのはもちろんのこと、昨年までであれば公募割れの危険性が高かった地方単独上場や超大型IPOでも公募割れを回避出来ているのは良い状況です。

 では、2025年3月までの「初値売り利益」ランキングをご覧ください!

2025年のIPOの初値売り利益ランキング

表は左右にスライドしてご確認ください
企業名 公募価格 初値 利益
(初値売り時)
初値
上昇率
狙い目証券
第1位
ZenmuTech
(338A)
1,580 5,000円 +34.2万円 +216.5% 岡三
SBI(副)
松井
岩井
マネックス
岡三オンライン
第2位
ビジュアル・
プロセッシング・
ジャパン

(334A)
1,430円 3,040 +16.1万円 112.6% 岡三
SBI
松井
マネックス
楽天
岩井
岡三オンライン
eスマート
第3位
技術承継機構
(319A)
2,000 2,700 +7.0万円 + 35.0 SBI
岩井
松井
ネオトレード
TENTIAL
(325A)
2,000 2,600 +6.0万円 +30.0% 野村
SBI
楽天
マネックス
岩井
松井
大和コネクト
ジグザグ
(340A)
1,500 2,030 +5.3万円 +35.3% 大和
SBI
楽天
松井
マネックス
大和コネクト
企業名 公募価格 初値 利益
(初値売り時)
初値
上昇率
狙い目証券
フライヤー
(323A)
680 1,178 +4.98万円 +73.2% みずほ
SMBC日興
SBI
楽天
マネックス
松井
岩井
岡三オンライン
ミライロ
(335A)
270 661 +3.91万円 +144.8% SMBC日興
SBI
岩井
楽天
マネックス
松井
岡三オンライン
eスマート
ダイナミック
マップ
プラットフォーム

(336A)
1,200 1,530 +3.3万円 + 27.5 SMBC日興
SBI
岩井
マネックス
楽天
松井
岡三オンライン
大和コネクト
ネオトレード
ブッキングリゾート
(324A)
1,240 1,550 +3.1万円 + 25.0 SMBC日興
SBI
eスマート
TalentX
(330A)
750 1,026 +2.76万円 + 36.8 みずほ
SBI(副)
楽天
マネックス
松井
岩井
岡三オンライン
企業名 公募価格 初値 利益
(初値売り時)
初値
上昇率
狙い目証券

1位は、岡三証券が主幹事を務めたZenmuTech+34.2万円です。公開株数がとても少なく、業績も今後の伸びが期待できる急成長企業ということで人気が集中しました。ミライロに続いて2025年2件目の「初日値付かず」で、大きく初値を伸ばしています。

2位は、岡三証券が主幹事を務めたビジュアル・プロセッシング・ジャパン+16.1万円です。まだまだ人気のDX関連銘柄ということもあり、上場前から注目を集めていました。公開株数がやや少なめで、主要株主にもしっかりロックアップがかかっていたため、買いが大きく上回り、公募価格の2倍以上まで初値を伸ばしています。

3位は、SBI証券主幹事を務めた技術承継機構+7.0万円です。2025年最初のIPOはバルコスだったのですが、こちらは名証単独上場でした。東証への年明け最初のIPOは技術承継機構だったため、ご祝儀的な買いもあったと予想します。

 2025年のIPOは幸先の良いスタートが切れたのではないでしょうか。まだ3か月、17社しか上場していませんが、今年はやってくれそうな予感がします!
 冒頭でも触れましたが、条件の厳しいIPOが公募割れを回避できているのはIPO市場が良い状態だと言えます。4月以降もこの調子をキープ出来るか、楽しみですね!

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