ケイファーマ(4896)

(2023年10月6日追記)
・引受価額が「874円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「874円」付近で寄り付く可能性があります。

 公募価格が仮条件の上限で決まりませんでした。仮条件の下限ではありませんが、公募割れの危険が高まっています。
※仮条件の下限で決まった場合の参考値はこちら → 公募価格が仮条件の下限で決まったIPOの初値一覧表

 ケイファーマの事業内容は「医薬品の研究・開発・製造・販売。再生医療等製品の研究・開発・製造・販売。」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額120.2億円、吸収金額20.1億円)です。 統計的に初値の上がりやすい「SBI証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見ると、初値の上昇は期待しづらいです。

ケイファーマのホームページ画像
成長性 割安性
○ △
話題性 総合評価?
○ D

基本情報

会社名 ケイファーマ(4896) 【東証グロース】
会社URL https://www.kpharma.co.jp/
会社設立 2016年11月(7年目)
主幹事証券 SBI証券
その他
狙い目証券会社
SMBC日興証券岩井コスモ証券松井証券楽天証券岡三オンラインSBIネオトレード証券DMM株

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IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 1,040円
仮条件? 900円 ~ 1,040円
公募価格? 950円
初値予想(独自) 874円 ~ 1,100円(10月6日時点)
初値? 875円 (公募価格比-75円 -7.9%)

・想定価格1,040円に対して、PSR-倍、PBR4.11倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益-33.9円、1株あたり純資産252.8円、1株あたり配当金-円。)
・引受価額に伴い、初値予想を「956円 ~ 1,300円(9月12日時点)」から「874円 ~ 1,100円(10月6日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 9月29日(金)~10月5日(木)
当選発表日? 10月6日(金)
購入申込期間? 10月10日(火)~10月13日(金)
上場日? 10月17日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 1,680,000株
売出株数(OA含む)? 252,000株
当選株数合計 1,932,000株

・当選株数は1,932,000株。売買単位が100株なので、当たりは計19,320枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。
・公募株数のうち、500百万円を上限として親引けによるファンドへの売付けがおこなわれる可能性があります。想定価格で計算すると最大480,769株が公開株数から減ります。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 SBI証券 86.96% 1,680,100株 16,801枚 7,560枚
幹事 岡三証券 8.70% 168,000株 1,680枚 168枚
SMBC日興証券 2.61% 50,400株 504枚 50枚
岩井コスモ証券 0.87% 16,800株 168枚 16枚
極東証券 0.43% 8,400株 84枚 0枚
松井証券 0.26% 5,000株 50枚 35枚
楽天証券 0.17% 3,300株 33枚 33枚

SBI証券(主幹事)、SMBC日興証券岩井コスモ証券松井証券楽天証券から当選のチャンス。
※SBI証券が主幹事のときは、IPOチャレンジポイントを活用して当選をねらいましょう!
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(9月13日追記)
・その他、SBIネオトレード証券から申し込み可能となりました。(9月13日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(9月22日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
福島 弘明(社長) 22.03% 180日間
SBI Ventures Two(株) 13.71% 90日間
1.5倍
岡野 栄之 11.59% 180日間
中村 雅也 11.59% 180日間
大和日台バイオベンチャー2号投資事業有限責任組合 10.34% 継続保有
テクノロジーベンチャーズ5号投資事業有限責任組合 6.47% 継続保有
SBIベンチャー投資促進税制投資事業有限責任組合 5.88% 90日間
1.5倍
かごしまバリューアップ投資事業有限責任組合 5.80% 90日間
1.5倍
松本 真佐人 4.97% 継続保有
林 哲 2.26% 継続保有

 

企業業績のデータ(5年分)

⇒ケイファーマの有価証券届出書 [PDF]

  2018年
10月
2019年
10月
2020年
12月
2021年
12月
2022年
12月
売上高(百万円)? - - - - -
経常利益(百万円)? △100 △256 △270 △221 △359
当期純利益(百万円)? △100 △256 △271 △229 △392
純資産額 (百万円)? 436 279 8 179 1,336
1株あたりの純資産額(円)? △9,644 △45,788 △84,539 △107 △123
1株あたりの純利益(円)? △16,595 △37,033 △38,751 △30 △42
自己資本比率(%)? 96.8 95.0 14.1 86.9 97.2
自己資本利益率(%)? - - - - -

※2021年12月期以降、株式1株につき1,000株の分割を反映。
・2023年12月期は、第2四半期時点で売上1,000百万円、経常利益651百万円を達成しています。IPOで得た資金は、iPS創薬事業、再生医療事業のそれぞれのパイプラインの研究開発資金、米国への今後設立予定である研究所の関連資金、運転資金に充てる予定です。

管理人からのコメント

 ケイファーマ(4896)、iPS細胞を活用したiPS創薬事業と再生医療事業を展開しています。直近5年分の業績を見ると、売上ゼロで赤字が続いています。しかし、2023年12月期の第2四半期時点では、契約一時金やマイルストン収入(医薬品の開発が段階的に進む過程で、契約会社から支払われる報酬)の獲得により、経常利益651百万円を達成しています。

 供給面は、公開株数は多くも少なくもなく、一部の大株主は公募価格比1.5倍でロックアップが解除されます。業績面を見ると、2023年12月期は黒字化が期待できますが、継続的に達成できるかは不透明です。総合的に考えると、初値の上昇は期待しづらいです。

 ネット証券では、SBI証券(主幹事)、SMBC日興証券岩井コスモ証券松井証券楽天証券岡三オンラインSBIネオトレード証券DMM株から申し込み可能となっています。

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