PHCホールディングス(6523)

(10月6日追記)
・引受価額が「3,120円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「3,120円」付近で寄り付く可能性があります。
・公募価格が仮条件の下限で決定しました。公募割れの危険性が高まっていますのでご注意ください。
公募価格が仮条件の下限で決まったIPOの初値一覧表

 PHCホールディングスの事業内容は「各種ヘルスケア機器・サービスの開発・製造・販売」で、東証1部上場の超大型案件(想定時価総額4,520.3億円、吸収金額1,976.9億円)です。 統計的に初値の上がりやすい「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て初値の上昇は期待しづらいです。

PHCホールディングスのホームページ画像
成長性 割安性
○ △
話題性 総合評価?
○ d


基本情報

会社名 PHCホールディングス(6523) 【東証1部】
会社URL https://www.phchd.com/jp
狙い目証券会社 SMBC日興証券(共同主幹事)、 野村證券(共同主幹事)、SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券DMM株岡三オンライン証券LINE証券(?)
マネックス証券バナー

(↑マネックス証券は100%完全平等抽選なので狙い目です!)

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 3,700円
仮条件? 3,250円 ~ 3,500円
公募価格? 3,250円
初値予想(独自) 2,900円 ~ 3,400円(10月6日時点)
初値? 3,120円 (公募価格比-130円 -4.0%)

・想定価格3,700円に対して、PER26.74倍、PBR3.9倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益138.4円、1株あたり純資産949.8円、1株あたり配当金-円。)
・仮条件が想定価格を大きく下回ったので、初値予想を「3,500円 ~ 4,500円(9月7日時点)」から「3,100円 ~ 4,000円(9月28日時点)」に変更しました。
・公募価格が仮条件の下限できまったことを受けて、初値予想を「3,100円 ~ 4,000円(9月28日時点)」から「2,900円 ~ 3,400円(10月6日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 9月29日(水)~10月5日(火)
当選発表日? 10月6日(水)
購入申込期間? 10月7日(木)~10月12日(火)
上場日? 10月14日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 6,611,700株(国内:2,975,200株 海外:3,636,500株)
売出株数(OA含む)? 18,789,400株(国内:8,454,900株 海外:10,334,500株)
当選株数合計 25,401,100株(国内:11,430,100株 海外:13,971,000株)

・当選株数は11,430,100株。売買単位が100株なので、当たりは計114,301枚
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。
・公募株数が5,807,500株(国内:2,613,300株 海外:3,194,200株)から6,611,700株(国内:2,975,200株 海外:3,636,500株)に変更。(10月6日追記)
・売出株数(OA含む)が47,621,900株(国内:21,429,700株 海外:26,192,200株)から
18,789,400株(国内:8,454,900株 海外:10,334,500株)に変更。(10月6日追記)

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
共同主幹事 SMBC日興証券 59.58% 6,810,600株 68,106枚 6,810枚
三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
17.67% 2,019,700株 20,197枚 2,019枚
野村證券 11.78% 1,346,500株 13,465枚 1,346枚
みずほ証券 7.72% 882,100株 8,821枚 882枚
BofA証券 0.61% 69,600株 696枚 0枚
ゴールドマン・
サックス証券
0.61% 69,600株 696枚 0枚
JPモルガン証券 0.61% 69,600株 696枚 0枚
幹事 SBI証券 0.57% 65,000株 650枚 292枚
楽天証券 0.57% 65,000株 650枚 650枚
マネックス証券 0.28% 32,400株 324枚 324枚

SMBC日興証券(共同主幹事)、 野村證券(共同主幹事)、SBI証券楽天証券マネックス証券から当選のチャンス。
・野村證券が主幹事なので、後からLINE証券の取り扱いも発表される可能性があります。
・その他、auカブコム証券から申し込み可能となりました。(9月14日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(9月22日追記)
・その他、岡三オンライン証券から申し込み可能となりました。(9月29日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
KKR PHC Investment L.P. 45.77% 180日間
三井物産(株) 20.17% 180日間
(株)生命科学インスティテュート 12.59% 180日間
パナソニック(株) 10.79% 180日間
LCA 3 Moonshot LP 4.69% 180日間
PHCホールディングス従業員持株会 0.83%  
平嶋 竜一 0.21% 180日間
宮﨑 正次 0.21% 180日間
大塚 孝之 0.20% 180日間
山根 健司 0.19%  

 

企業業績のデータ(5年分)

  2017年
3月
2019年
3月
2020年
3月
2021年
3月
2022年3月
(第1四半期)
売上高(百万円)? - 186,546 272,637 306,071 (80,909)
営業利益(百万円)? - 22,746 13,177 17,599 -
当期純利益(百万円)? - 15,453 5,276 16,906 -
純資産額 (百万円)? - 65,262 70,275 107,018 -
1株あたりの純資産額(円)? - 579 619 921 -
1株あたりの純利益(円)? - 136 47 149 -
自己資本比率(%)? - 20.1 13.3 18.8 -
自己資本利益率(%)? - 26.0 7.8 19.1 -

※国際会計基準のため、各科目の名称が変わっていますが、意味的にはほとんど同じです。
・IPOで得た資金は、設備投資資金、長期借入金の返済に充てる予定です。

管理人からのコメント

 PHCホールディングス(6523)、パナソニックグループから独立したヘルスケア事業を起源としています。研究から診断、治療、予防までの幅広い領域へ、問題の解決や要望・要求を満たす製品・サービスを提供しています。直近の業績推移を見ると、売上は順調に拡大していますが、利益が伸び悩んでいるように見えます。

 初値上昇には、想定される吸収金額1,976.9億円以上の買い需要が必要となります。総合的に需給を考えると、初値の上昇は期待しづらいです。

 ネット証券では、SMBC日興証券(共同主幹事)、 野村證券(共同主幹事)、SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券DMM株岡三オンライン証券から申し込み可能となっています。

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