コプロ・ホールディングス(7059)

 コプロ・ホールディングスの事業内容は「建設業界に特化した人材派遣事業をおこなう事業子会社の管理・運営」で、東証マザーズ、名証セントレックス上場の中型案件(想定時価総額104.5億円、吸収金額33.6億円)です。 統計的に初値が上がりやすい「大和証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て初値の上昇が期待しづらくなっています。

コプロ・ホールディングスのホームページ画像
成長性 割安性
△ ○
話題性 総合評価?
△ d


基本情報

会社名 コプロ・ホールディングス(7059) 【東証マザーズ、名証セントレックス】
会社URL https://www.copro-h.co.jp/
狙い目証券会社 大和証券(主幹事)、東海東京証券(副幹事)、SMBC日興証券
野村證券SBI証券DMM株

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,090円
仮条件? 2,050円 ~ 2,090円
公募価格? 2,090円
初値予想(独自) 2,000円 ~ 2,400円(2月13日時点)
初値? 2,395円 (公募価格比+305円 +14.6%)

・想定価格2,090円に対して、PER17.18倍、PBR2.96倍、配当利回り1.44%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益121.6円、1株あたり純資産706.5円、1株あたり配当金30.0円。)
・引受価額が「1,922.80円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買いシンジケートカバー取引)により「1,922.80円」付近で寄り付く可能性があります。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 3月4日(月)~3月8日(金)
当選発表日? 3月11日(月)
購入申込期間? 3月12日(火)~3月15日(金)
上場日? 3月19日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 400,000株
売出株数(OA含む)? 1,210,000株
当選株数合計 1,610,000株

・当選株数は1,610,000株。売買単位が100株なので、当たりは計16,100枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 大和証券 89.57% 1,442,000株 14,420枚 2,163枚
幹事 東海東京証券 3.48% 56,000株 560枚 56枚
SMBC日興証券 2.61% 42,000株 420枚 42枚
野村證券 2.61% 42,000株 420枚 42枚
SBI証券 0.87% 14,000株 140枚 63枚
エース証券 0.87% 14,000株 140枚 14枚

大和証券(主幹事)、東海東京証券(副幹事)、SMBC日興証券野村證券SBI証券から当選のチャンス。
・その他、DMM株から申し込みが可能となりました(3月1日追記)。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
(株)リタメコ 49.05% 180日間
清川 甲介(社長) 46.72% 180日間
小粥 哉澄 1.05% 継続保有
越川 裕介 0.82% 継続保有
齋藤 正彦 0.45% 継続保有
向井 一浩 0.41% 継続保有
松岡 宏樹 0.18%  
小林 昌弘 0.16%  
北方 雄一朗 0.12%  
但木 祐太 0.11%  

 

企業業績のデータ(5年分)

  2014年
3月
2015年
3月
2016年
3月
2017年
3月
2018年
3月
売上高(百万円)? 4,942 5,825 456 7,701 8,963
経常利益(百万円)? 764 735 198 901 885
当期純利益(百万円)? 464 503 116 541 608
純資産額 (百万円)? 993 1,497 1,487 2,190 2,704
1株あたりの純資産額(円)? 2,423,127 3,650,453 3,625,684 534 660
1株あたりの純利益(円)? 1,131,243 1,227,325 282,231 132 148
自己資本比率(%)? 38.4 47.2 69.1 42.4 50.1
自己資本利益率(%)? 60.9 40.4 7.8 27.3 24.9

※2016年3月期まで単独決算。2017年3月期から連結決算。
※2017年3月期以降、株式1株につき10,000株の分割を反映。
・2019年3月期は、第3四半期時点で売上7,899百万円、経常利益1,005百万円を達成しています。IPOで得た資金は、システム投資、設備投資、運転資金、社債償還に充てる予定です。

※2016年3月期の売上高が大幅に減少しているのは、設立した子会社の(株)コプロ・エンジニアードに主要事業であった人材派遣事業を移し、持株会社に移行したことによるものです。

管理人からのコメント

 コプロ・ホールディングス(7059)、人材派遣事業はテーマ的に人気を呼ぶものでなく、業績もやや頭打ち気味になっていますので、買い需要はそれほど期待できません。大株主へのロックアップが期間でかかっていますが、公開株数が多めで決して供給がしぼれているとは言えません。総合的に見て、初値の上昇はむずかしいでしょう。

 ネット証券では、大和証券(主幹事)、東海東京証券(副幹事)、SMBC日興証券野村證券SBI証券DMM株から申し込み可能となっています。同日にKHC[ケイエイチシー](1451)が上場しますので、余計に初値が上がりにくくなっています。

(2月14日追記)
同日にKHC[ケイエイチシー](1451)ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)も上場することになりました。


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