GMOフィナンシャルゲート(4051)

(6月29日追記)
直近IPOの好調を受けて、初値予想を引き上げました。

 GMOフィナンシャルゲートの事業内容は「クレジットカード、デビットカード、電子マネー、ポイントなどによる対面型決済をおこなう決済端末の提供および決済処理サービス」で、東証マザーズ上場の中型案件(想定時価総額92.8億円、吸収金額12.5億円)です。統計的に初値の上がりやすい「大和証券が主幹事」の案件です。

※3月25日に新規承認され、新型コロナの影響で4月10日に上場中止が発表されましたが、再度上場を目指すことになりました。

GMOフィナンシャルゲートのホームページ画像
成長性 割安性
にじゅうまる △
話題性 総合評価?
○ b


基本情報

会社名 GMOフィナンシャルゲート(4051) 【東証マザーズ】
会社URL https://gmo-fg.com/
狙い目証券会社 大和証券(主幹事)、SMBC日興証券(副幹事)、GMOクリック証券
DMM株

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,420円
仮条件? 2,420円 ~ 2,540円
公募価格? 2,540円
初値予想(独自) 3,500円 ~ 4,800円(6月29日時点)
初値? 6,550円 (公募価格比+4,010円 +157.9%)

・想定価格2,420円に対して、PER68.84倍、PBR2.57倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益35.2円、1株あたり純資産942.6円、1株あたり配当金-円。)
・直近IPOの好調を受けて、初値予想を「3,000円 ~ 3,800円(6月11日時点)」から「3,500円 ~ 4,800円(6月29日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 6月30日(火)~7月6日(月)
当選発表日? 7月7日(火)
購入申込期間? 7月8日(水)~7月13日(月)
上場日? 7月15日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 240,000株
売出株数(OA含む)? 276,100株
当選株数合計 516,100株

・当選株数は516,100株。売買単位が100株なので、当たりは計5,161枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 大和証券 87.02% 449,100株 4,491枚 673枚
幹事 SMBC日興証券 7.81% 40,300株 403枚 40枚
みずほ証券 2.60% 13,400株 134枚 13枚
いちよし証券 1.72% 8,900株 89枚 0枚
丸三証券 0.85% 4,400株 44枚 4枚

大和証券(主幹事)、SMBC日興証券(副幹事)から当選のチャンス。
・その他、GMOクリック証券から申し込み可能になりました。(6月22日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能になりました。(6月23日追記)

 過去の事例を見ると、GMOグループ上場時にはGMOクリック証券にかなりの株数が委託配分されています。例えばGMOメディアでは、主幹事の大和証券に次ぐ株数が配分されています。ネット注文への配分は100%なので、実は幹事証券に申し込むよりも、何倍も当選しやすくなっています。

表は左右にスライドしてご確認ください
会社名 公募価格
初値
初値売り
利益
割当株数
当選本数
GMOメディア
(6180)
2,740円 5,510円
(+101.1%)
+27.7万円 39,800株 398枚
GMO TECH
(6026)
5,800円 13,640円
(+135.2%)
+78.4万円 23,400株 234枚
GMOリサーチ
(3695)
2,100円 4,900円
(+133.3%)
+28万円 38,400株 384枚

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
GMOペイメントゲートウェイ(株) 60.39% 180日間
(株)ケイ・エム・シー 5.83% 90日間
1.5倍
三菱UFJキャピタル3号投資事業有限責任組合 5.63% 90日間
1.5倍
大和ベンチャー1号投資事業有限責任組合 4.92% 90日間
1.5倍
豊山 慶輔 4.18% 90日間
1.5倍
髙野 明 3.29% 180日間
SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合 2.72% 90日間
1.5倍
みずほ成長支援投資事業有限責任組合 2.05% 90日間
1.5倍
SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合 1.58% 90日間
1.5倍
倉田 秀喜 1.30% 180日間

 

企業業績のデータ(5年分)

  2015年
9月
2016年
9月
2017年
9月
2018年
9月
2019年
9月
売上高(百万円)? 406 713 1,051 1,617 2,379
経常利益(百万円)? 48 85 93 169 227
当期純利益(百万円)? 47 94 66 90 135
純資産額 (百万円)? 260 2,501 2,567 2,674 3,044
1株あたりの純資産額(円)? 6,763 20,910 21,420 744 781
1株あたりの純利益(円)? 1,656 2,045 551 25 38
自己資本比率(%)? 38.4 67.5 62.9 64.3 57.5
自己資本利益率(%)? 39.0 6.8 2.6 3.4 4.9

※2017年9月期まで単独決算。2018年9月期から連結決算。
※2018年9月期以降、株式1株につき30株の分割を反映。
・2020年9月期は、第2四半期時点で売上2,051百万円、経常利益335百万円を達成しています。IPOで得た資金は、事業拡大に向けてシステムおよびサービスの開発資金に充てる予定です。

管理人からのコメント

 GMOフィナンシャルゲート(4051)、提供している決済端末は、現在おこなわれているポイント還元政策の影響から特需が発生していました。ただ、今後はその反動と新型コロナの影響で、一時的に需要が縮小することも考えねばなりません。需給を見ると、公開株数は少なく、大株主へのロックアップも期間でかかっているので、供給は絞れています。総合的に見て、ほどほどの上昇が期待できるでしょう。

 ネット証券では、大和証券(主幹事)、SMBC日興証券(副幹事)、GMOクリック証券DMM株から申し込み可能となっています。同日に、アイキューブドシステムズ(4495)も上場しますが、規模的に影響はほとんどないでしょう。

(6月12日追記)
同日にKIYOラーニング(7353)も上場することになり、多少買いが入りづらくなりそうです。

(6月22日追記)
GMOクリック証券での取り扱いが発表されました。GMOグループ企業なので、相当数の委託配分が期待できます! くわしくはこちら→「IPO当選の穴場、GMOクリック証券に注目!

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