エコム(6225)
(3月23日追記)
・引受価額が「1,545.6円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「1,545円」付近で寄り付く可能性があります。
エコムの事業内容は「工業炉の開発・設計・製造および保守点検」で、名証メイン上場の小型案件(想定時価総額17.4億円、吸収金額2.7億円)です。
統計的に初値の上がりやすい「公開株数の“少ない”」案件ですが、総合的に見て、初値の上昇は期待しづらいです。
基本情報
| 会社名 | エコム(6225) 【名証メイン】 |
|---|---|
| 会社URL | https://ecom-jp.co.jp/ |
| 会社設立 | 1985年8月(38年目) |
| 主幹事証券 | 東海東京証券 |
| その他 狙い目証券会社 |
SBI証券(副幹事)、SMBC日興証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券、岡三オンライン、DMM株 |
IPO価格情報・初値予想(独自)
| 想定価格 |
1,680円 |
|---|---|
| 仮条件 |
1,600円 ~ 1,680円 |
| 公募価格 |
1,680円 |
| 初値予想(独自) | 1,545円 ~ 1,900円(2月27日時点) |
| 初値 |
1,714円 (公募価格比+34円 +2.0%) |
・想定価格1,680円に対して、PER17.19倍、PBR0.67倍、配当利回り0.58%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益97.7円、1株あたり純資産2,511.4円、1株あたり配当金9.8円。)
IPOスケジュール
| 抽選申込期間 |
3月15日(水)~3月22日(水) |
|---|---|
| 当選発表日 |
3月23日(木) |
| 購入申込期間 |
3月24日(金)~3月29日(水) |
| 上場日 |
3月31日(金) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
| 公募株数 |
20,000株 |
|---|---|
| 売出株数(OA含む) |
141,000株 |
| 当選株数合計 | 161,000株 |
・当選株数は161,000株。売買単位が100株なので、当たりは計1,610枚。
・当選本数は非常に少なく、かなり当たりにくい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
| 証券会社名 | 割当率 |
割当株数 |
当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
| 主幹事 | 東海東京証券 | 90.43% | 145,600株 | 1,456枚 | 145枚 |
| 幹事 | SBI証券 | 1.74% | 2,800株 | 28枚 | 12枚 |
| SMBC日興証券 | 0.87% | 1,400株 | 14枚 | 1枚 | |
| 松井証券 | 0.87% | 1,400株 | 14枚 | 9枚 | |
| マネックス証券 | 0.87% | 1,400株 | 14枚 | 14枚 | |
| 楽天証券 | 0.87% | 1,400株 | 14枚 | 14枚 | |
| 極東証券 | 0.87% | 1,400株 | 14枚 | 0枚 | |
| 岡三証券 | 0.87% | 1,400株 | 14枚 | 1枚 | |
| 水戸証券 | 0.87% | 1,400株 | 14枚 | 0枚 | |
| 安藤証券 | 0.87% | 1,400株 | 14枚 | 1枚 | |
| 丸三証券 | 0.87% | 1,400株 | 14枚 | 1枚 |
・SBI証券(副幹事)、SMBC日興証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(3月2日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(3月7日追記)
株主構成、ロックアップなど
| 株主名 | 比率 | ロック アップ |
|---|---|---|
| 髙梨 智志(社長) | 30.63% | 180日間 |
| 髙梨 今日子 | 23.97% | 180日間 |
| 東京中小企業投資育成(株) | 16.92% | 180日間 |
| エコム社員持株会 | 10.21% | |
| (株)ノリタケカンパニーリミテド | 5.75% | 180日間 |
| しんきん-やらまいか投資事業有限責任組合 | 5.19% | 180日間 |
| 関西電力(株) | 3.44% | 180日間 |
| 鈴木 祥吾 | 1.30% | 180日間 |
| 瀧本 典昭 | 1.13% | 180日間 |
| 幡野 雄一 | 0.73% | 180日間 |
企業業績のデータ(5年分)
※2021年7月期以降、株式1株につき500株の分割を反映。
・2023年7月期は、第1四半期時点で売上402百万円、経常利益33百万円を達成しています。IPOで得た資金は、設備資金および長期借入金返済に充てる予定です。
管理人からのコメント
エコム(6225)、社名のエコムは「エコロジー(環境)」と「コンバッション(燃焼)」を合わせた造語です。2050年までにCO2排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の目標達成に向けて、工業炉の省エネルギー化に取り組んでいます。
直近の業績推移を見ると、売上・利益ともに減少傾向にあり、先行きに不透明感があります。ただ、公開株数は少なく、主要な大株主にも期間でロックアップがかかっており、供給はしぼれています。それでもなお、総合的に見ると、初値の上昇は期待しづらいです。また、同日にFusic(5256)、ココルポート(9346)が上場予定で、買いが集まりにくくなっている点もマイナス材料です。
ネット証券では、SBI証券(副幹事)、SMBC日興証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券、岡三オンライン、DMM株から申し込み可能となっています。
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