ウェルネス・コミュニケーションズ(9228)

(2022年6月7日追記)
新規上場の承認取り消しが発表されました。(上場中止
理由は「昨今の株式市場に関する動向等を総合的に勘案し、(中略)上場申請を取り下げることを決議致しました。」とのことです。

 ウェルネス・コミュニケーションズの事業内容は「健康管理SaaSなどを用いたヘルスデータプラットフォームおよびソリューション事業」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額124.2億円、吸収金額65.9億円)です。 統計的に初値の上がりやすい「ASP関連」ですが、総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

ウェルネス・コミュニケーションズのホームページ画像
成長性 割安性
にじゅうまる △
話題性 総合評価?
○ C


基本情報

会社名 ウェルネス・コミュニケーションズ(9228) 【東証グロース】
会社URL https://wellcoms.jp/
会社設立 2006年(17年目)
狙い目証券会社 野村證券(主幹事)、SBI証券岩井コスモ証券松井証券LINE証券DMM株

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,070円
仮条件? 未発表
公募価格? 未発表
初値予想(独自) 2,070円 ~ 2,500円(5月20日時点)
初値? -

・想定価格2,070円に対して、PER33.45倍、PBR4.71倍、配当利回り2.11%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益61.9円、1株あたり純資産439.8円、1株あたり配当金43.6円。)

IPOスケジュール

抽選申込期間? 6月8日(水)~6月13日(月)
当選発表日? 6月14日(火)
購入申込期間? 6月15日(水)~6月20日(月)
上場日? 6月23日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 550,000株
売出株数(OA含む)? 2,635,500株
当選株数合計 3,185,500株

・当選株数は3,185,500株。売買単位が100株なので、当たりは計31,855枚
・当選本数は多く、やや当たりやすい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 野村證券 -% -株 -枚 -枚
幹事 みずほ証券 -% -株 -枚 -枚
SBI証券 -% -株 -枚 -枚
岩井コスモ証券 -% -株 -枚 -枚
松井証券 -% -株 -枚 -枚
東海東京証券 -% -株 -枚 -枚

※「割当率」や「当選本数」などの数字は、公募価格決定時付近に発表。
野村證券(主幹事)、SBI証券岩井コスモ証券松井証券から当選のチャンス。
・その他、LINE証券から申し込み可能となりました。(5月25日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(6月2日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
SOMPOホールディングス(株) 42.69% 90日間
伊藤忠商事(株) 41.01% 90日間
(株)シグマクシス・インベストメント 4.65% 90日間
(株)アドバンテッジ リスク マネジメント 4.65% 90日間
松田 泰秀(社長) 1.02% 継続保有
佐々木 雅之 0.51% 継続保有
有岡 昌輝 0.51% 継続保有
中澤 大輔 0.51% 継続保有
佐藤 友昭 0.51% 継続保有
菅原 尚紀 0.17% 継続保有

 

企業業績のデータ(5年分)

  2017年
3月
2018年
3月
2019年
3月
2020年
3月
2021年
3月
売上高(百万円)? 4,548 4,746 5,557 7,591 8,302
経常利益(百万円)? 51 210 324 465 542
当期純利益(百万円)? 31 143 228 300 371
純資産額 (百万円)? 1,385 1,503 1,587 1,387 1,608
1株あたりの純資産額(円)? 50,826 55,159 58,273 255 295
1株あたりの純利益(円)? 1,122 5,233 8,354 55 68
自己資本比率(%)? 64.6 67.7 63.1 49.6 54.2
自己資本利益率(%)? 2.7 9.9 14.7 20.2 24.8

※2020年3月期以降、株式1株につき200株の分割を反映。
・2022年3月期は、第3四半期時点で売上7,119百万円、経常利益487百万円を達成しています。IPOで得た資金は、設備資金としてシステム開発費、運転資金として人材採用費・人材派遣費および広告宣伝費に充てる予定です。

管理人からのコメント

 ウェルネス・コミュニケーションズ(9228)は、ネットワーク健康診断事業と健康管理クラウド事業を主力として、他に医療機関など支援事業を展開しています。業績推移を見ると、右肩上がりで成長しており、今後の成長性も十分に感じられます。

 IPOのテーマとして人気化しやすいASP関連ですが、公開株数が多く規模がやや大きいのがネックです。既存株主へは解除条件のないロックアップがかかっていますが、同日にジャパンワランティサポート(7386)坪田ラボ(4890)ホームポジション(2999)も上場するため、買いが集まりにくくなっています。

 総合的な需給で見ると、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、野村證券(主幹事)、SBI証券岩井コスモ証券松井証券LINE証券DMM株から申し込み可能となっています。

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