スタートライン(477A)

 スタートラインの事業内容は「障害者の雇用支援及び就業支援事業」で、東証グロース上場の超小型案件(想定時価総額17.2億円、吸収金額7.4億円)です。統計的に初値が上昇しやすい「想定価格が1,000円以下」の案件ですが、総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

スタートラインのホームページ画像
成長性 割安性
◎ △
話題性 総合評価?
○ C

基本情報

会社名 スタートライン(477A) 【東証グロース】
会社URL https://start-line.jp/
会社設立 2009年12月(15年目)
主幹事証券 みずほ証券
その他
狙い目証券会社
SBI証券(副幹事)SMBC日興証券楽天証券松井証券岩井コスモ証券

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 440円
仮条件? 未発表
公募価格? 未発表
初値予想(独自) 500円 ~ 800円(11月19日時点)
初値? -

・想定価格440円に対して、PER42.09倍、PBR1.5倍、配当利回り-%
※直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり純利益10.5円、1株あたり純資産288.6円、1株あたり配当金-円

IPOスケジュール

抽選申込期間? 12月5日(金)~12月11日(木)
当選発表日? 12月12日(金)
購入申込期間? 12月15日(月)~12月18日(木)
上場日? 12月22日(月)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 1,400,000株
売出株数(OA含む)? 279,000株
当選株数合計 1,679,000株

・当選株数は1,679,000株。売買単位が100株なので、当たりは計16,790枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 みずほ証券 -% -株 -枚 -枚
幹事 SBI証券 -% -株 -枚 -枚
SMBC日興証券 -% -株 -枚 -枚
楽天証券 -% -株 -枚 -枚
極東証券 -% -株 -枚 -枚
松井証券 -% -株 -枚 -枚
岩井コスモ証券 -% -株 -枚 -枚
東海東京証券 -% -株 -枚 -枚
丸三証券 -% -株 -枚 -枚
水戸証券 -% -株 -枚 -枚

※「割当率」や「当選本数」などの数字は、仮条件決定時付近に発表。
SBI証券(副幹事)SMBC日興証券楽天証券松井証券岩井コスモ証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
(株)ストーン 40.6% 180日間
(株)ウエスト 15.3% 180日間
西村賢治(社長) 10% 180日間
長谷川新里 10% 180日間
白木孝一 10% 180日間
井上剛 2.8% 180日間
ディーエムソリューションズ(株) 1.8% 180日間
みずほリース(株) 1.1% 180日間
(株)WOWOWコミュニケーションズ 1.1% 180日間
石川敬啓 1.1% 180日間

企業業績のデータ(5年分)

⇒スタートラインの有価証券届出書 [PDF]

 2021年
3月
2022年
3月
2023年
3月
2024年
3月
2025年
3月
売上高(百万円)? 2,193 2,554 3,227 3,606 3,607
経常利益(百万円)? 113 △122 147 80 72
当期純利益(百万円)? 63 △219 82 33 41
純資産額(百万円)? 288 284 367 589 582
1株あたりの純資産額(円)? 1,440 1,200 155 234 232
1株あたりの純利益(円)? 317 △977 35 14 17
自己資本比率(%)? 11.5 8.7 9.4 12.2 12.1
自己資本利益率(%)? 24.7 - 25.3 6.8 8.7

※2024年3月期まで単独決算。2025年3月期から連結決算。
※2021年3月期以降、株式1株につき100株の分割、2023年3月期以降、株式1株につき10株の分割を反映
・2026年3月期は第2四半期時点で売上高2,611百万円、経常利益105百万円を達成しています。IPOで得た資金は新規出店に関わる投資資金、手元運転資金に充てる予定です。

管理人からのコメント

 スタートライン(477A)は、「障害者の雇用支援及び就業支援事業」を主な事業としています。従業員を40人以上抱える企業には、障害者の雇用が義務づけられています。しかし、しかし企業側にノウハウがない状況では対応が難しく、障害者雇用に課題を持つ企業も少なくありません。同社はそんな企業に対し、採用、就労場所、従業員の定着までをワンストップで支援しています。主力事業の1つは屋内農園型雇用支援サービス『IBUKI』です。天候に左右されない屋内農園でのハーブや野菜の栽培・収穫・加工を通じて、障害のある方が働く機会を得られる仕組みで、導入企業数220社以上と実績を伸ばしています。

 また、似たような事業を行う会社として、2025年3月に上場したミライロがあります。

表は左右にスライドしてご確認ください
上場日 企業名 上場市場 当たり
本数
公募価格 初値 初値売り利益
(上昇率)
2025/3/24 ミライロ
(335A)
東証
グロース
26,463本 270円 661円 +3.9万円
(+144.8%)

 直近の業績を見ると、売上を順調に伸ばしています。利益も、2022年3月期のみ人員不足の影響で赤字となりましたが、それ以外の期は売上に伴いしっかり伸ばしています。会社発表の業績予想によると、2026年3月期は売上高が前年比+26.2%の5,640百万円、経常利益が前年比+39.3%の319百万円となっており、今期も増収増益の見通しです。

 公開株数はそれほど多くなく、主要株主に解除条件のないロックアップがかかっているため、供給はまずまず絞れています。想定価格が低いことから買いが入りやすいのもプラス要素です。大きな期待は持てませんが、公募割れの可能性は低そうです。総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、SBI証券(副幹事)SMBC日興証券楽天証券松井証券岩井コスモ証券から申し込み可能となっています。

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