フラー(387A)
フラーの事業内容は「スマートフォンアプリを中心としたデジタル領域全般における事業開発コンサルティング・UI/UX デザイン・システム開発、アプリ利用データ分析等」で、東証グロース上場の超小型案件(想定時価総額18.8億円、吸収金額3.0億円)です。統計的に初値が上昇しやすい「SBI証券が主幹事」、「公開株数が少なめ」、「DX関連」の案件で、総合的に判断して、初値はまずまずの上昇となりそうです。
※2023年6月に上場承認を受けていましたが、その後7月に申請を取り下げました(上場中止)。今回は再挑戦となります。
基本情報
会社名 | フラー(387A) 【東証グロース】 |
---|---|
会社URL | https://www.fuller-inc.com/ |
会社設立 | 2011年11月(13年目) |
主幹事証券 | SBI証券 |
その他 狙い目証券会社 |
岩井コスモ証券、SMBC日興証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券 |
IPO価格情報・初値予想(独自)
想定価格![]() |
1,110円 |
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仮条件![]() |
未発表 |
公募価格![]() |
未発表 |
初値予想(独自) | 2,000円 ~ 2,500円(6月19日時点) |
初値![]() |
- |
・想定価格1,110円に対して、PER65.40倍、PBR2.3倍、配当利回り-%
※直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益17.0円、1株あたり純資産485.4円、1株あたり配当金-円
※法人税等調整額の影響で、PERが低めに算出されています。
IPOスケジュール
抽選申込期間![]() |
7月7日(月)~7月11日(金) |
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当選発表日![]() |
7月14日(月) |
購入申込期間![]() |
7月15日(火)~7月18日(金) |
上場日![]() |
7月24日(木) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数![]() |
60,000株 |
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売出株数(OA含む)![]() |
213,900株 |
当選株数合計 | 273,900株 |
・当選株数は273,900株。売買単位が100株なので、当たりは計2,739枚。
・当選本数は非常に少なく、かなり当たりにくい部類に入る。
・24百万円を上限として親引けによる株式会社ヤプリなどへの売付けがおこなわれる可能性があります。想定価格で計算すると最大21,504株が公開株数から減ります。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率![]() |
割当株数 ![]() |
当選本数 (枚) ![]() |
完全抽選本数 (予想) ![]() |
|
主幹事 | SBI証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 |
幹事 | 野村證券 | -% | -株 | -枚 | -枚 |
岩井コスモ証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 | |
SMBC日興証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 | |
岡三 にいがた証券 |
-% | -株 | -枚 | -枚 | |
Jトラスト グローバル証券 |
-% | -株 | -枚 | -枚 | |
第四北越証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 | |
東海東京証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 | |
松井証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 | |
マネックス証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 | |
楽天証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 |
※「割当率」や「当選本数」などの数字は、公募価格決定時付近に発表。
・SBI証券(主幹事)、岩井コスモ証券、SMBC日興証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券から当選のチャンス。
※SBI証券が主幹事のときは、IPOチャレンジポイントを活用して当選をねらいましょう!
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
(株)ヤプリ | 19.85% | 180日間 |
(株)電通グループ | 19.49% | 180日間 |
渋谷 修太 | 11.21% | 180日間 |
B Dash Fund4号投資事業有限責任組合 | 8.26% | 90日間 1.5倍 |
いばらき新産業創出ファンド投資事業有限責任組合 | 5.07% | 90日間 1.5倍 |
地方創生新潟1号投資事業有限責任組合 | 3.34% | 90日間 1.5倍 |
山本 公哉 | 2.74% | 180日間 |
櫻井 裕基 | 2.45% | 180日間 |
山﨑 将司(社長) | 2.33% | 180日間 |
従業員 | 2.25% |
企業業績のデータ(5年分)
⇒フラーの有価証券届出書
※2020年に期末月が3月から6月に変更、2020年6月期は3か月の短期決算
※2021年6月期以降、株式1株につき10株の分割を反映
・2025年6月期は第3四半期時点で売上高1,434百万円、経常利益185百万円を達成しています。IPOで得た資金は採用関連費用に充てる予定です。
管理人からのコメント
フラー(387A)は、「スマートフォンアプリを中心としたデジタル領域全般における事業開発コンサルティング・UI/UX デザイン・システム開発、アプリ利用データ分析等」を主な事業としています。アプリ開発は地方自治体やさまざまな企業と連携しており、『長岡花火公式アプリ』、『ふるさとチョイス』、JTB『るるぶ+』、投資信託ひふみ(レオス・キャピタルワークス)の『てのひらのひふみ』などを手掛けています。もう一つの柱として、アプリのユーザー分析を可能とする自社サービス『App Ape』を提供しており、アプリの企画・マーケティングに携わる500社以上の企業で利用されています。
直近の業績を見ると、前期は上半期の失注により売上高が伸び悩んでいます。さらに積極的な人材採用により大幅な減益となっているところも気になります。ただ、会社発表の業績予想では、2025年6月期は売上高が前期比+32.2%の2,006百万円、経常利益が前期比+905.6%の181百万円となっています。今期ではしっかり持ち直しているので、もう少し割安になりそうです。
主要株主にロックアップがかかっていますが、解除条件が設定されているため、その付近がひとつの壁になるでしょう。ただ、公開株数が非常に少ないため、買いが優勢になりやすい状況です。総合的に判断して、初値はまずまずの上昇となりそうです。
ネット証券では、SBI証券(主幹事)、岩井コスモ証券、SMBC日興証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券から申し込み可能となっています。
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