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アクセルスペースホールディングス(402A)
アクセルスペースホールディングスの事業内容は「小型衛星の設計・製造・打上・運用サービス(AxelLiner事業)及び光学衛星画像の販売及び衛星画像を用いたソリューションサービスの提供(AxelGlobe事業)」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額202.2億円、吸収金額57.5億円)です。統計的に初値が上昇しやすい「想定価格が1,000円以下」、「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
基本情報
会社名 | アクセルスペースホールディングス(402A) 【東証グロース】 |
---|---|
会社URL | https://www.axelspacehd.com/ja/ |
会社設立 | 2020年3月(5年目) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
その他 狙い目証券会社 |
SBI証券、大和コネクト証券(?) |
IPO価格情報・初値予想(独自)
想定価格![]() |
345円 |
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仮条件![]() |
未発表 |
公募価格![]() |
未発表 |
初値予想(独自) | 400円 ~ 800円(7月10日時点) |
初値![]() |
- |
・想定価格345円に対して、PSR9.58倍、PBR2.1倍、配当利回り-%
※直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり損失-54.2円、1株あたり純資産167.1円、1株あたり配当金-円
※累積赤字の影響で、PERが低めに算出されています。
IPOスケジュール
抽選申込期間![]() |
7月28日(月)~8月1日(金) |
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当選発表日![]() |
8月4日(月) |
購入申込期間![]() |
8月5日(火)~8月8日(金) |
上場日![]() |
8月13日(水) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数![]() |
15,211,100株 |
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売出株数(OA含む)![]() |
1,455,600株 |
当選株数合計 | 16,666,700株 |
・当選株数は16,666,700株。売買単位が100株なので、当たりは計166,667枚。
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。
・公開株式のうち、一部が海外販売される可能性があります。
・2,000百万円を上限として親引けによるUntroD野村クロスオーバーインパクトファンド投資事業有限責任組合などへの売付けがおこなわれる可能性があります。想定価格で計算すると最大5,797,101株が公開株数から減ります。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率![]() |
割当株数 ![]() |
当選本数 (枚) ![]() |
完全抽選本数 (予想) ![]() |
|
主幹事 | SMBC日興証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 |
幹事 | 大和証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 |
SBI証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 | |
みずほ証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 | |
東海東京証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 | |
極東証券 | -% | -株 | -枚 | -枚 |
※「割当率」や「当選本数」などの数字は、仮条件決定時付近に発表。
・SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券から当選のチャンス。
・大和証券が幹事なので、後から大和コネクト証券の取り扱いも発表される可能性があります。
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
31VENTURES-グローバル・ブレイン-グロースⅠ合同会社 | 12.17% | 90日間 1.5倍 |
SMBC-GBグロース1号投資事業有限責任組合 | 10.28% | 継続保有 |
中村 友哉(社長) | 7.07% | 180日間 |
永島 隆 | 5.49% | 180日間 |
宮下 直己 | 4.63% | 180日間 |
(株)SMBC信託銀行(特定運用金外信託口 宇宙フロンティアファンド) | 4.5% | 90日間 1.5倍 |
(株)Space Compass | 3.93% | 180日間 |
Kepple Liquidity1号投資事業有限責任組合 | 3.47% | 90日間 1.5倍 |
SBI Ventures Three合同会社 | 3.06% | 90日間 1.5倍 |
ジャパン・コインベスト3号投資事業有限責任組合 | 2.81% | 90日間 1.5倍 |
企業業績のデータ(5年分)
⇒アクセルスペースホールディングスの有価証券届出書
※2021年5月期まで単独決算。2022年5月期から連結決算。
※2024年5月期以降、株式1株につき200株の分割を反映
・2025年5月期は第3四半期時点で売上高1,234百万円、経常損失△994百万円となっています。IPOで得た資金は子会社への投融資資金および運転資金に充てる予定です。
管理人からのコメント
アクセルスペースホールディングス(402A)は、「小型衛星の設計・製造・打上・運用サービス(AxelLiner事業)及び光学衛星画像の販売及び衛星画像を用いたソリューションサービスの提供(AxelGlobe事業)」を主な事業としています。自社開発の小型衛星を活用し、地球観測衛星「AxelGlobe」によるデータ提供、衛星設計・製造・打ち上げ・運用をワンストップで支援する「AxelLiner」などのソリューションを企業・行政向けに展開しています。2026年には次世代地球観測衛星「GRUS-3」7機を打ち上げると発表しており、衛星の増強により広範囲を、高頻度で観測できるようになるとのことです。性能検証のために同機体を2025年夏に打ち上げ予定なので、その結果が今後の日程や業績に大きく影響してきます。
直近の業績を見ると赤字が目立ちます。しかし有価証券届出書による上場後3年以内の黒字化を想定しているようで、2026年の「GRUS-3」打ち上げ成功がキーとなっています。宇宙ビジネスは注目度が高く、過去上場した宇宙事業企業では、ispace(9348)の公募価格比+746円(+293.7%)が印象に残っていることでしょう。それ以外の企業も初値が上昇しており、アクセルスペースにも期待できそうです。

上場日 | 企業名 | 当たり 本数 |
公募価格 | 初値 | 初値売り利益 (上昇率) |
---|---|---|---|---|---|
2024/12/19 | Synspective (290A) |
244,998本 | 480円 | 736円 | +2.5万円 (+53.3%) |
2024/6/5 | アストロスケール ホールディングス (186A) |
267,182本 | 850円 | 1,281円 | +4.3万円 (+50.7%) |
2023/12/6 | QPS研究所 (5595) |
65,789本 | 390円 | 860円 | +4.7万円 (+120.5%) |
2023/4/12 | ispace (9348) |
211,781本 | 254円 | 1,000円 | +7.4万円 (+293.7%) |
公開株数が多く、主要株主のロックアップに解除条件が付いている点が気がかりです。しかし、想定価格が低いため、通常より買いは入りやすい状況と言えます。同日に霞ヶ関ホテルリート投資法人が上場予定ですが、さほど影響はなさそうです。総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券から申し込み可能となっています。
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