ispace[アイスペース](9348)

(4月4日追記)
 国内公募株式19,910,700株のうち15,744,000株が親引けとしてファンドに販売される事が決まりました。国内公募株式のうち、ブックビルディングによる割当は4,166,700株となり、大幅に需給が改善しています。公募割れリスクがかなり低くなりました。

(4月3日追記)
・引受価額が「233.68円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「233円」付近で寄り付く可能性があります。

 ispace[アイスペース]の事業内容は「月への物資輸送サービスをはじめとした月面開発事業」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額191.8億円、吸収金額63.3億円)です。 統計的に初値の上がりやすい「想定価格が1,000円以下」、「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て、初値の上昇は期待しづらいです。

ispace[アイスペース]のホームページ画像
成長性 割安性
◎ △
話題性 総合評価?
◎ D

基本情報

会社名 ispace[アイスペース](9348) 【東証グロース】
会社URL https://ispace-inc.com/jpn/
会社設立 2010年9月(13年目)
主幹事証券 SMBC日興証券
その他
狙い目証券会社
SBI証券(副幹事)、マネックス証券松井証券

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IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 244円
仮条件? 234円 ~ 254円
公募価格? 254円
初値予想(独自) 233円 ~ 360円(3月27日時点)
初値? 1,000円 (公募価格比+746円 +293.7%)

・想定価格244円に対して、PSR29.11倍、PBR1.53倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益-50.5円、1株あたり純資産159.5円、1株あたり配当金-円。)
・仮条件に伴い、初値予想を「225円 ~ 350円(3月8日時点)」から「233円 ~ 360円(3月27日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 3月28日(火)~3月31日(金)
当選発表日? 4月3日(月)
購入申込期間? 4月4日(火)~4月7日(金)
上場日? 4月12日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 26,519,500株(国内:19,309,700株、海外:7,209,800株)
売出株数(OA含む)? 1,242,900株(国内:1,242,900株)
当選株数合計 27,762,400株(国内:20,552,600株、海外:7,209,800株)

・当選株数は21,178,100株。売買単位が100株なので、当たりは計211,781枚
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。
・公募株数が「24,699,700株(国内:19,935,200株、海外:4,764,500株)」 から「26,519,500株(国内:19,910,700株、海外:6,608,800株)」に変更されました。(3月28日追記)
・公募株数が「26,519,500株(国内:19,910,700株、海外:6,608,800株)」 から「26,519,500株(国内:19,309,700株、海外:7,209,800株)」に変更されました。(4月3日追記)
・国内公募株式19,910,700株のうち15,744,000株が親引けとしてファンドに販売される事が決まりました。国内公募株式のうち、ブックビルディングによる割当は4,166,700株となります。(4月4日追記)

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 SMBC日興証券 85.91% 17,656,600株 176,566枚 17,656枚
幹事 SBI証券 5.64% 1,158,500株 11,585枚 5,213枚
マネックス証券 2.82% 579,200株 5,792枚 5,792枚
松井証券 2.11% 434,400株 4,344枚 3,040枚
アイザワ証券 2.11% 434,400株 4,344枚 0枚
あかつき証券 1.41% 289,500株 2,895枚 0枚

SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、マネックス証券松井証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
袴田 武史(社長) 19.12% 180日間
(株)INCJ 9.75% 180日間
インキュベイトファンド3号投資事業有限責任組合 9.55% 180日間
小沼 美和 7.82% 180日間
(株)日本政策投資銀行 5.57% 180日間
IF Growth Opportunity FundI, L.P. 3.40% 180日間
中村 貴裕 3.19% 180日間
(株)TBSホールディングス 2.79% 180日間
IF SPV 1号投資事業組合 1.87% 180日間
(株)SMBC信託銀行(特定運用金外信託口 宇宙フロンティア・ファンド) 1.87% 180日間

 

企業業績のデータ(5年分)

  2018年
3月
2019年
3月
2020年
3月
2021年
3月
2022年
3月
売上高(百万円)? 149 304 216 507 674
経常利益(百万円)? △710 △1,222 △1,611 △2,609 △4,039
当期純利益(百万円)? △712 △1,291 △1,615 △2,615 △4,060
純資産額 (百万円)? 9,301 8,010 6,395 7,327 8,832
1株あたりの純資産額(円)? △557 △1,131 △1,849 △137 164
1株あたりの純利益(円)? △425 △574 △718 △55 △78
自己資本比率(%)? 94.7 95.0 90.5 86.2 70.7
自己資本利益率(%)? - - - - -

※2020年3月期まで単独決算。2021年3月期から連結決算。
※2021年3月期以降、株式1株につき20株の分割を反映。
・2023年3月期は、第3四半期時点で売上823百万円、経常利益-9,717百万円となっています。IPOで得た資金は、運転資金、連結子会社への投融資に充てる予定です。

管理人からのコメント

 ispace[アイスペース](9348)、月に輸送する物資である顧客荷物をispaceの月着陸船や月面探査車に搭載し、月まで輸送するサービスを提供します。本サービスは、ロケットの打ち上げの約1~2年前をめどに開始します。現在は、ispaceの活動をコンテンツとして利用する権利や得られたデータをパッケージとして販売しています。

 IPOの条件だけ見ると赤字続きな上に規模が非常に大きく、人気化するのはむずかしいでしょう。しかし宇宙開発という事業内容は抜群の新規性があり、さらに想定価格が500円以下と低位株なので、将来性に期待した買いが集まるかもしれません。公募割れのリスクは含みますが、初値が意外と上がることもありそうで予想が難しいIPOです。また、同日にトライアルホールディングス(5882)も上場予定で、買いが集まりにくくなっています。

(4月4日追記)
 国内公募株式19,910,700株のうち15,744,000株が親引けとしてファンドに販売される事が決まりました。国内公募株式のうち、ブックビルディングによる割当は4,166,700株となります。
※親引けとは…証券会社が発行会社が指定する先へ株券を売りつける事。今回はSMBC日興証券からIFSPV2号投資事業組合、三井住友信託銀行株式会社などに売付けされます。

 トライアルホールディングスが上場中止となったことも併せて、需給が大幅に改善しています。公募価格決定後なので評価の変更はしませんが、公募割れリスクがかなり低くなりました。

 ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、マネックス証券松井証券から申し込み可能となっています。

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