オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)

(6月17日追記)
・資本組入額が「883.20円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「883円」付近で寄り付く可能性があります。

 オムニ・プラス・システム・リミテッド事業内容は「汎用およびエンジニアリングプラスチックの流通、製造業」で、東証マザーズ上場の小型案件(想定時価総額198.8億円、吸収金額9.6億円)です。統計的に初値の上がりやすい「想定価格が1,000円以下」の案件ですが、総合的に見て、初値の上昇は期待しづらいです。

※外国株のため、1口に1株の権利が裏付けされたJDR(日本版預託証券)による公募になります。
 過去の外国株→テックポイント(6697)アキュセラ・インク(4589)

オムニ・プラス・システム・リミテッドのホームページ画像
成長性 割安性
△ まる
話題性 総合評価?
△ d


基本情報

会社名 オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699) 【東証マザーズ(外国株)】
会社URL https://www.omniplussystem.com/ja
狙い目証券会社 SBI証券(副幹事)、岡三オンライン証券(?)

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 950円
仮条件? 940円 ~ 960円
公募価格? 960円
初値予想(独自) 890円 ~ 1,200円(6月18日時点)
初値? 1,510円 (公募価格比+550円 +57.3%)

・資本組入額に伴い、初値予想を「900円 ~ 1,200円(5月27日時点)」から「890円 ~ 1,200円(6月18日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 6月10日(木)~6月16日(水)
当選発表日? 6月17日(木)
購入申込期間? 6月18日(金)~6月23日(水)
上場日? 6月29日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募口数? 880,000口
売出口数(OA含む)? 132,000口
当選口数合計 1,012,000口

・当選口数は1,012,000口。売買単位が100口なので、当たりは計10,120枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 みずほ証券 82.61% 836,000株 8,360枚 836枚
幹事 SBI証券 13.04% 132,000株 1,320枚 594枚
岡三証券 4.35% 44,000株 440枚 44枚

SBI証券(副幹事)から当選のチャンス。
・岡三証券が幹事なので、後から岡三オンライン証券の取り扱いも発表される可能性があります。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
Neo Puay Keong(社長) 40.23%  
ITOCHU Plastics Pte. Ltd. 26.52%
D3cube Venture Pte Ltd 20.00%
Ang Whai Hoon 7.25%
Omni-2025 Pte Ltd 6.00%

 

企業業績のデータ(5年分)

  2016年
3月
2017年
3月
2018年
3月
2019年
3月
2020年
3月
売上収益(千米ドル)? 81,468 109,767 168,962 209,116 192,779
税引前利益(千米ドル)? 2,240 3,304 9,619 11,553 10,703
当期利益(千米ドル)? 2,086 3,083 8,069 9,264 10,026
純資産額 (千米ドル)? 7,585 10,802 20,218 38,123 28,010
1株あたりの純資産額(米ドル)? 2 3 5 2 1
1株あたりの当期利益(米ドル)? 1 1 2 1 1
自己資本比率(%)? 19.0 20.3 22.9 38.8 26.6
自己資本利益率(%)? 31.1 33.5 52.0 31.8 30.3

※外国株なので、単位は米ドルです。
※2019年3月期以降、株式1株につき4株の分割を反映。
・IPOで得た資金は、原材料仕入にかかわる運転資金に充てる予定です。

東証マザーズ(外国株)のIPO実績

上場日 企業名 公募価格 初値 利益 (上昇率) 狙い目証券
2017/
9/29
テックポイント(6697) 650円 1,072円 +422円
(+64.9%)
大和
SBI
2014/
2/13
アキュセラ・インク(4589) 1,800円 2,300円 +500円
(+27.8%)
SBI
SMBC日興
大和

管理人からのコメント

 オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)、シンガポールを拠点に、東南アジア・中国・日本に展開しています。事業内容は、IPOとしては弱く、直近の業績推移を見ても利益が頭打ち気味で、先行きに不透明感があります。また、同日にリヴァンプ(4070)BlueMeme(4069)Waqoo(4937)が上場することになっており、買いが集まりにくくなっています。総合的に見て、初値の上昇は期待しづらいです。

 ネット証券では、SBI証券(副幹事)から申し込み可能となっています。

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