アイスコ(7698)

 アイスコの事業内容は「アイスクリーム・冷凍食品卸販売をおこなうフローズン事業および生鮮食品スーパーの展開をおこなうスーパーマーケット事業の運営」で、JASDAQスタンダード上場の中型案件(想定時価総額31.9億円、吸収金額10.7億円)です。 総合的に見て、初値の上昇は期待しづらいでしょう。

アイスコのホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価?
△ c


基本情報

会社名 アイスコ(7698) 【JASDAQスタンダード】
会社URL http://www.iceco.co.jp/
狙い目証券会社 野村證券(主幹事)、SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券楽天証券
マネックス証券DMM株

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,750円
仮条件? 1,750円 ~ 2,000円
公募価格? 2,000円
初値予想(独自) 2,050円 ~ 2,550円(3月22時点)
初値? 2,900円 (公募価格比+900円 +45.0%)

・想定価格1,750円に対して、PER22.08倍、PBR1.46倍、配当利回り0.84%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益79.3円、1株あたり純資産1,195.5円、1株あたり配当金14.7円。)
・仮条件に伴い、初値予想を「1,750円 ~ 2,250円(3月5日時点)」から「2,050円 ~ 2,550円(3月22時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 3月23日(火)~3月29日(月)
当選発表日? 3月30日(火)
購入申込期間? 3月31日(水)~4月5日(月)
上場日? 4月8日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 217,500株
売出株数(OA含む)? 395,400株
当選株数合計 612,900株

・当選株数は612,900株。売買単位が100株なので、当たりは計6,129枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 野村證券 95.69% 586,500株 5,865枚 586枚
幹事 SMBC日興証券 3.03% 18,600株 186枚 18枚
SBI証券 0.42% 2,600株 26枚 11枚
楽天証券 0.42% 2,600株 26枚 26枚
マネックス証券 0.42% 2,600株 26枚 26枚

野村證券(主幹事)、SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券楽天証券マネックス証券から当選のチャンス。
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(3月16日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
(株)KANコーポレーション 38.70% 90日間
相原 敏貴 21.07% 90日間
相原 貴久(社長) 8.60% 90日間
アイスコ従業員持株会 4.56% 90日間
江崎グリコ(株) 4.30% 90日間
相原 久子 3.01% 90日間
青木 哲也 2.58% 90日間
野口 みゆき 2.58% 90日間
永野 泰敬 1.03% 90日間
山本 宗男 0.95% 90日間

 

企業業績のデータ(5年分)

  2016年
3月
2017年
3月
2018年
3月
2019年
3月
2020年
3月
売上高(百万円)? 32,163 31,346 32,991 35,215 36,728
経常利益(百万円)? 261 435 831 419 212
当期純利益(百万円)? 165 229 417 223 144
純資産額 (百万円)? 698 1,078 1,498 1,718 1,834
1株あたりの純資産額(円)? 6,525 10,075 14,001 1,070 1,141
1株あたりの純利益(円)? 1,563 2,137 3,895 139 90
自己資本比率(%)? 7.1 9.7 12.3 13.9 13.4
自己資本利益率(%)? 27.2 25.7 32.4 13.9 8.1

※2019年3月期以降、株式1株につき15株の分割を反映。
・2021年3月期は、第3四半期時点で売上31,515百万円、経常利益881百万円を達成しています。IPOで得た資金は、フローズン事業の拡大を見すえた設備投資資金に充てる予定です。

管理人からのコメント

 アイスコ(7698)、食品卸売とスーパーはIPOのテーマとしては弱いです。業績推移を見ても、売上がやや頭打ち気味で、今後の成長が望みにくく、買いがそれほど期待できません。一方、公開株数は少なめで、大株主へもロックアップが期間で入っており、供給は絞れています。ただ、それでも初値を大幅に上昇させる需給にはならないと思われ、小幅な上昇を予想します。

 ネット証券では、野村證券(主幹事)、SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券楽天証券マネックス証券DMM株から申し込み可能となっています。同日にアイ・パートナーズフィナンシャル(7345)も上場しますが、規模が小さいので、そこまで影響はないでしょう。

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