テラテクノロジー(483A)

 テラテクノロジーの事業内容は「システム開発事業」で、東証スタンダード上場の小型案件(想定時価総額37.6億円、吸収金額13.7億円)です。統計的に初値が上昇しやすい「SBI証券が主幹事」の案件ですが、総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

テラテクノロジーのホームページ画像
成長性 割安性
◎ ○
話題性 総合評価?
○ C

基本情報

会社名 テラテクノロジー(483A) 【東証スタンダード】
会社URL https://www.teratech.co.jp/
会社設立 1991年2月(34年目)
主幹事証券 SBI証券
その他
狙い目証券会社
岩井コスモ証券(副幹事)松井証券岡三オンライン(?)

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 2,090円
仮条件? 未発表
公募価格? 未発表
初値予想(独自) 2,090円 ~ 2,400円(11月21日時点)
初値? -

・想定価格2,090円に対して、PER10.05倍、PBR1.5倍、配当利回り3.30%
※直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり純利益208.0円、1株あたり純資産1,362.1円、1株あたり配当金69.0円
※法人税等調整額の影響で、PERが低めに算出されています。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 12月9日(火)~12月12日(金)
当選発表日? 12月15日(月)
購入申込期間? 12月16日(火)~12月19日(金)
上場日? 12月23日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 0株
売出株数(OA含む)? 655,500株
当選株数合計 655,500株

・当選株数は655,500株。売買単位が100株なので、当たりは計6,555枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。
・43百万円を上限として親引けによるグループ従業員持株会への売付けがおこなわれる可能性があります。想定価格で計算すると最大20,574株が公開株数から減ります。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 SBI証券 -% -株 -枚 -枚
幹事 岩井コスモ証券 -% -株 -枚 -枚
岡三証券 -% -株 -枚 -枚
むさし証券 -% -株 -枚 -枚
松井証券 -% -株 -枚 -枚
丸三証券 -% -株 -枚 -枚
極東証券 -% -株 -枚 -枚
Jトラスト
グローバル証券
-% -株 -枚 -枚

※「割当率」や「当選本数」などの数字は、公募価格決定時付近に発表。
SBI証券(主幹事)岩井コスモ証券(副幹事)松井証券から当選のチャンス。
※SBI証券が主幹事のときは、IPOチャレンジポイントを活用して当選をねらいましょう!
・岡三証券が幹事なので、後から岡三オンラインの取り扱いも発表される可能性があります。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
(株)ネッツ 52.19% 180日間
宮本 一成(社長) 38.31% 180日間
佐々木 光宏 0.73% 180日間
関 吉昭 0.73% 180日間
平沼 雄介 0.73% 180日間
従業員 0.73% 180日間
従業員 0.73% 180日間
岸上 佐知子 0.73% 180日間
増田 徹 0.49% 180日間
従業員 0.49% 180日間

企業業績のデータ(5年分)

⇒テラテクノロジーの有価証券届出書 [PDF]

 2021年
3月
2022年
3月
2023年
3月
2024年
3月
2025年
3月
売上高(百万円)? 2,932 3,332 3,455 3,913 4,387
経常利益(百万円)? 284 369 421 461 520
当期純利益(百万円)? 189 264 300 329 375
純資産額(百万円)? 1,100 1,364 1,664 2,122 2,453
1株あたりの純資産額(円)? 675 837 1,021 1,302 1,505
1株あたりの純利益(円)? 116 162 184 202 230
自己資本比率(%)? 60.5 63.2 72.9 72.8 73.1
自己資本利益率(%)? 18.8 21.4 19.8 16.8 16.4

※2023年3月期まで単独決算。2024年3月期から連結決算。
・2026年3月期は第2四半期時点で売上高2,309百万円、経常利益276百万円を達成しています。

管理人からのコメント

 テラテクノロジー(483A)は、「システム開発事業」を主な事業としています。取引先は大手が中心で、官公庁、製造業、通信業、情報サービス、金融業と、幅広い分野からバランスよく依頼を受けています。1991年の設立以来、長年積み上げてきた実績をもとに、信頼性と安全性の高いシステムを提供してきました。導入後のバージョンアップにも継続的に対応しており、リピート率は2025年3月時点で90%以上と、高い支持を得ています。

 直近の業績を見ると、売上も利益も堅実に伸ばしています。会社発表の業績予想は、記事作成時点では発表されていませんが、2026年3月期の中間決算は売上高が2,309百万円、経常利益が276百万円と、順調に推移しているようです。

 公開株数が少なく、主要株主に解除条件のないロックアップがかかっているため、供給はかなり絞れています。大きな期待は持てませんが、公募割れの可能性は低そうです。総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、SBI証券(主幹事)岩井コスモ証券(副幹事)松井証券から申し込み可能となっています。

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