シンカ(149A)
(2024年3月8日に追記)
IPO市場の活況を受けて、初値予想を引き上げました。
シンカの事業内容は「コミュニケーションプラットフォーム『カイクラ』の開発、販売およびその他関連する業務」で、東証グロース上場の小型案件(想定時価総額33.2億円、吸収金額7.5億円)です。統計的に初値の上がりやすい「クラウド関連」、「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
基本情報
会社名 | シンカ(149A) 【東証グロース】 |
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会社URL | https://www.thinca.co.jp/ |
会社設立 | 2014年1月(11年目) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
その他 狙い目証券会社 |
SBI証券(副幹事)、マネックス証券、楽天証券、岡三オンライン、DMM株 |
IPO価格情報・初値予想(独自)
想定価格 | 1,050円 |
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仮条件 | 1,050円 ~ 1,100円 |
公募価格 | 1,320円 |
初値予想(独自) | 1,200円 ~ 1,600円(3月8日時点) |
初値 | 1,671円 (公募価格比+351円 +26.6%) |
・想定価格1,050円に対して、PSR4.32倍、PBR4.60倍、配当利回り-%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。1株あたり利益-43.1円、1株あたり純資産228.3円、1株あたり配当金-円。)
・初値予想を「1,050円 ~ 1,575円(2月21日時点)」から「1,200円 ~ 1,600円(3月8日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 3月11日(月)~3月15日(金) |
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当選発表日 | 3月18日(月) |
購入申込期間 | 3月19日(火)~3月25日(月) |
上場日 | 3月27日(水) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 467,000株 |
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売出株数(OA含む) | 246,000株 |
当選株数合計 | 713,000株 |
・当選株数は713,000株。売買単位が100株なので、当たりは計7,130枚。
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | SMBC日興証券 | 95.65% | 682,000株 | 6,820枚 | 682枚 |
幹事 | SBI証券 | 1.74% | 12,400株 | 124枚 | 55枚 |
マネックス証券 | 0.87% | 6,200株 | 62枚 | 62枚 | |
楽天証券 | 0.87% | 6,200株 | 62枚 | 62枚 | |
ひろぎん証券 | 0.43% | 3,100株 | 31枚 | 0枚 | |
岡三証券 | 0.43% | 3,100株 | 31枚 | 3枚 |
・SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、マネックス証券、楽天証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(2月22日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(3月4日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
江尻 高宏(社長) | 17.20% | 180日間 |
DCIベンチャー成長支援投資事業有限責任組合 | 16.72% | 90日間 1.5倍 |
(株)ナンディ | 9.08% | 180日間 |
SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合 | 8.10% | 90日間 1.5倍 |
東京神奈川イノベーション応援1号投資事業有限責任組合 | 4.52% | 90日間 1.5倍 |
リード・グロース3号投資事業有限責任組合 | 4.41% | 90日間 1.5倍 |
NVCC8号投資事業有限責任組合 | 3.76% | 90日間 1.5倍 |
スターティアレイズ(株) | 3.37% | 90日間 1.5倍 |
(株)J.C.O.S | 3.24% | 90日間 1.5倍 |
池田 吉史 | 3.11% | 180日間 |
企業業績のデータ(5年分)
⇒シンカの有価証券届出書
※2021年12月期以降、株式1株につき40株の分割を反映。
・2023年12月期は、売上1,040百万円、経常利益98百万円を達成しています。IPOで得た資金は、人材関連費用および広告宣伝費用に充てる予定です。
管理人からのコメント
シンカ(149A)、クラウドを活用したコミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」の開発・販売などをおこなっています。カイクラユーザーのオフィスの固定電話に着信があった場合、その着信と同時に、カイクラと連携したデバイス画面に、自動で過去の会話履歴などの顧客情報をポップアップ表示します。直近の業績推移を見ると、売り上げが右肩上がりで伸びており、今後の成長性も感じられます。
公開株数はふつうくらいで、主要大株主にいる複数のベンチャーキャピタルのロックアップが、公募価格比1.5倍で外れてしまいます。また、同日にダイブ(151A)、コロンビア・ワークス(146A)も上場予定で買いが集まりにくくなっています。総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、マネックス証券、楽天証券、岡三オンライン、DMM株から申し込み可能となっています。
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