日本オーエー研究所(5241)

(2024年12月4日に追記)
弱気の仮条件を受けて、初値予想を引き下げました。

 日本オーエー研究所の事業内容は「システム開発および関連サービス」で、名証ネクスト上場の小型案件(想定時価総額4.6億円、吸収金額1.2億円)です。統計的に初値の上がりやすい「想定価格が1,000円以下」、「公開株数の“少ない”」の案件です。総合的に見て、想定価格から見た初値の上昇は期待しづらいです。

日本オーエー研究所のホームページ画像
成長性 割安性
○ ○
話題性 総合評価?
○ D

基本情報

会社名 日本オーエー研究所(5241) 【名証ネクスト】
会社URL https://www.noar.co.jp/
会社設立 1983年5月(42年目)
主幹事証券 Jトラストグローバル証券
その他
狙い目証券会社
SBI証券(副幹事)、楽天証券岡三オンラインDMM株

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 570円
仮条件? 510円 ~ 550円
公募価格? 未発表
初値予想(独自) 500円 ~ 600円(12月4日時点)
初値? -

・想定価格570円に対して、PER17.04倍、PBR0.75倍、配当利回り1.94%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。1株あたり利益33.5円、1株あたり純資産763.0円、1株あたり配当金11.1円。)
・初値予想を「524円 ~ 650円(11月20日時点)」から「500円 ~ 600円(12月4日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 12月6日(金)~12月12日(木)
当選発表日? 12月13日(金)
購入申込期間? 12月16日(月)~12月19日(木)
上場日? 12月23日(月)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
楽天証券は、購入申込期間の最終日にIPO抽選をおこなう「後期抽選型」の証券会社で、手順をふめば同一資金で“2回”抽選を受けることができます!詳しくは「後期型IPO抽選を利用して同一資金で複数回の抽選を受ける」をご覧ください。

IPO当選株数

公募株数? 120,000株
売出株数(OA含む)? 87,000株
当選株数合計 207,000株

・当選株数は207,000株。売買単位が100株なので、当たりは計2,070枚
・当選本数は非常に少なく、かなり当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 Jトラスト
グローバル証券
87.05% 180,200株 1,802枚 162枚
幹事 SBI証券 4.98% 10,300株 103枚 55枚
岡三証券 3.00% 6,200株 62枚 5枚
楽天証券 3.00% 6,200株 62枚 55枚
丸三証券 1.98% 4,100株 41枚 0枚

SBI証券(副幹事)、楽天証券から当選のチャンス。
・岡三証券が幹事なので、後から岡三オンラインの取り扱いも発表される可能性があります。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(11月22日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(11月28日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
奥山 宏昭(社長) 80.50% 180日間
奥山 伸子 14.30% 180日間
田村 信裕 2.80% 180日間
川東 卓時 0.50% 180日間
田中 進吾 0.50% 180日間
関谷 久 0.50% 180日間
町野 公彦 0.50% 180日間
尾形 朋輝 0.50% 180日間

 

企業業績のデータ(5年分)

⇒日本オーエー研究所の有価証券届出書 [PDF]

  2019年
12月
2020年
12月
2021年
12月
2022年
12月
2023年
12月
売上高(百万円)? 2,307 2,285 2,560 2,404 2,731
経常利益(百万円)? 126 20 99 57 37
当期純利益(百万円)? 88 13 70 40 27
純資産額(百万円)? 405 420 490 538 557
1株あたりの純資産額(円)? 606 629 734 787 815
1株あたりの純利益(円)? 132 20 104 58 39
自己資本比率(%)? 45.5 35.5 37.3 43.0 40.2
自己資本利益率(%)? 24.4 3.2 15.3 7.7 4.9

※2019年12月期以降、株式1株につき200株の分割を反映。
・2024年12月期は、第3四半期時点で売上2,171百万円、経常利益103百万円を達成しています。IPOで得た資金は、技術系人材の採用・育成費、借入金の返済に充てる予定です。

管理人からのコメント

 日本オーエー研究所(5241)、官公庁や金融機関(銀行、証券会社など)向けのシステム開発をおこなっています。直近の業績推移を見ると、売上が頭打ち気味になっており、成長性がそれほど感じられません。

 公開株数は非常に少なく、主要大株主には期間でロックアップがかかっているため、供給はしぼれています。ただ、同日に令和アカウンティング・ホールディングス(296A)が上場しますので、買いが集まりにくくなっています。また、名証ネクスト案件であるため、買いが集まりにくくなっており、総合的に見て、想定価格から見た初値の上昇は期待しづらいです。

 ネット証券では、SBI証券(副幹事)、楽天証券岡三オンラインDMM株から申し込み可能となっています。

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