西部技研(6223)

(2023年9月25日)
・引受価額が「2,444円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「2,444円」付近で寄り付く可能性があります。

 西部技研の事業内容は「デシカント除湿機や VOC濃縮装置等の製造、販売、据付・保守などのサービス」で、東証スタンダード上場の大型案件(想定時価総額666.3億円、吸収金額197.0億円)です。 統計的に初値の上がりやすい「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て、初値の上昇は期待しづらいです。

西部技研のホームページ画像
成長性 割安性
まる まる
話題性 総合評価?
△ D

基本情報

会社名 西部技研(6223) 【東証スタンダード】
会社URL https://seibu-giken.com/
会社設立 1965年7月(59年目)
主幹事証券 SMBC日興証券
その他
狙い目証券会社
野村證券(副幹事)、auカブコム証券DMM株

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IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 3,250円
仮条件? 2,500円 ~ 2,600円
公募価格? 2,600円
初値予想(独自) 2,392円 ~ 3,000円(9月15日時点)
初値? 2,687円 (公募価格比+87円 +3.3%)

・想定価格3,250円に対して、PER17.05倍、PBR2.82倍、配当利回り1.5%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益190.6円、1株あたり純資産1,152.6円、1株あたり配当金48.8円。)
・仮条件に伴い、初値予想を「2,990円 ~ 4,000円(8月30日時点)」から「2,392円 ~ 3,000円(9月15日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 9月19日(火)~9月22日(金)
当選発表日? 9月25日(月)
購入申込期間? 9月26日(火)~9月29日(金)
上場日? 10月3日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 1,930,000株
売出株数(OA含む)? 4,131,300株
当選株数合計 6,061,300株

・当選株数は6,061,300株。売買単位が100株なので、当たりは計60,613枚
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 SMBC日興証券 93.04% 5,639,700株 56,397枚 5,639枚
幹事 野村證券 4.35% 263,500株 2,635枚 263枚
FFG証券 0.87% 52,700株 527枚 0枚
みずほ証券 0.87% 52,700株 527枚 52枚
三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
0.87% 52,700株 527枚 52枚

SMBC日興証券(主幹事)、野村證券(副幹事)から当選のチャンス。
・その他、auカブコム証券から申し込み可能となりました。(9月4日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(9月11日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
(株)グリーンフューチャー 26.93% 180日間
隈扶三郎(社長) 23.42% 180日間
公益財団法人隈科学技術・文化振興会 16.16% 180日間
西部技研社員持株会 10.84% 180日間
下薗誠 4.04% 180日間
平川美和 2.22% 180日間
隈優作 2.15% 180日間
喜田桂祐 2.15% 180日間
永松資紹 2.15% 180日間
藤川貴史 2.15% 180日間

 

企業業績のデータ(5年分)

⇒西部技研の有価証券届出書 [PDF]

  2018年
12月
2019年
12月
2020年
12月
2021年
12月
2022年
12月
売上高(百万円)? 10,229 11,170 9,509 17,403 24,890
経常利益(百万円)? 1,332 1,194 661 2,063 4,783
当期純利益(百万円)? 880 763 724 1,695 3,908
純資産額 (百万円)? 5,277 6,526 7,239 14,097 17,748
1株あたりの純資産額(円)? 27,589 32,631 36,195 705 956
1株あたりの純利益(円)? 4,536 3,854 3,621 85 196
自己資本比率(%)? 42.8 43.7 45.0 55.0 57.1
自己資本利益率(%)? 18.2 12.9 10.5 13.1 24.5

※2020年12月期まで単独決算。2021年12月期から連結決算。
※2021年12月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・2023年12月期は、第2四半期時点で売上12,610百万円、経常利益2,287百万円を達成しています。IPOで得た資金は、工場建設を中心とする設備資金、子会社への投融資資金、および借入金に充てる予定です。

管理人からのコメント

 西部技研(6223)、ハニカム(ハチの巣のような網目)成形の技術力をもとに、デシカント除湿器(空気中の水分を強制的に除去)やVOC(揮発性有機化合物)濃縮装置、全熱交換器の製造・販売をおこなっています。

 直近の業績推移を見ると、ここ2年で急激に事業規模を拡大させています。アジア・ヨーロッパで増大する電池分野の需要に先行して、デシカント除湿器の供給能力を拡大したことが主な要因です。ただ、2023年12月期は、第2四半期時点で売上12,610百万円、経常利益2,287百万円となっており、拡大ペースがやや鈍化しているように見えます。

 想定価格に割高感はなく、配当も安定的に出ているところはプラス材料です。しかし公開株数の多さがネックなりそうです。大株主へのロックアップは解除条件がないものの、この規模では初値の高騰はやや難しいでしょう。さらに、同日にニッポンインシュア(5843)も上場を予定しており、買いが集まりにくくなっています。初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)、野村證券(副幹事)、auカブコム証券DMM株から申し込み可能となっています。

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