NE[エヌイー](441A)

 NE[エヌイー]の事業内容は「SaaS型EC支援プラットフォーム『ネクストエンジン』の運営、ECコンサルティング事業、ふるさと納税支援等地方創生事業」で、東証グロース上場の超小型案件(想定時価総額120.5億円、吸収金額4.2億円)です。統計的に初値が上昇しやすい「想定価格が1,000円以下」、「SaaS・ASP関連」の案件ですが、総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

NEのホームページ画像
成長性 割安性
△ ○
話題性 総合評価?
○ C

基本情報

会社名 NE[エヌイー](441A) 【東証グロース】
会社URL https://ne-inc.jp/
会社設立 2022年5月(3年目)
主幹事証券 みずほ証券
その他
狙い目証券会社
SBI証券(副幹事)楽天証券

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 730円
仮条件? 未発表
公募価格? 未発表
初値予想(独自) 900円 ~ 1,400円(9月30日時点)
初値? -

・想定価格730円に対して、PER12.81倍、PBR3.1倍、配当利回り2.32%
※直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益57.0円、1株あたり純資産233.2円、1株あたり配当金17.0円

IPOスケジュール

抽選申込期間? 10月17日(金)~10月23日(木)
当選発表日? 10月24日(金)
購入申込期間? 10月27日(月)~10月30日(木)
上場日? 11月4日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 500,000株
売出株数(OA含む)? 75,000株
当選株数合計 575,000株

・当選株数は575,000株。売買単位が100株なので、当たりは計5,750枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 みずほ証券 -% -株 -枚 -枚
幹事 SBI証券 -% -株 -枚 -枚
楽天証券 -% -株 -枚 -枚

※「割当率」や「当選本数」などの数字は、仮条件決定時付近に発表。
SBI証券(副幹事)楽天証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
AOI(株) 33.3% 180日間
樋口 敦士 15.88% 180日間
日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 6.54%
北村 和順 2.97% 180日間
THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND 2.01%
BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND 1.74%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 1.5%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT 1.34%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) 1.27%
(株)SBI証券 1.22%

※親会社Hamee(3134)の2025年4月末時点の大株主情報です。
※スピンオフによりHameeとNEの既存株主が同じ構成になります。

企業業績のデータ(5年分)

⇒NEの有価証券届出書 [PDF]

 2022年
4月
2023年
4月
2024年
4月
2025年
4月
2026年
4月
(第1四半期)
売上高(百万円)? - 2,537 3,768 3,925 (993)
経常利益(百万円)? - 1,063 1,588 1,525 (357)
当期純利益(百万円)? - 538 1,033 940 (239)
純資産額(百万円)? - 2,017 2,888 3,518 (3,477)
1株あたりの純資産額(円)? - 504 180 220 -
1株あたりの純利益(円)? - 134 65 59 (15)
自己資本比率(%)? - 69.6 78.2 83.3 (84.7)
自己資本利益率(%)? - 30.8 42.1 29.4 -

※2023年4月期以降、株式1株につき40,000株、2024年4月期以降、株式1株につき4.00025025株の分割を反映
※2023年4月期は9か月間の短縮決算
・2026年4月期は第1四半期時点で売上高993百万円、経常利益356百万円を達成しています。IPOで得た資金は設備投資および運転資金に充てる予定です。

管理人からのコメント

 NE[エヌイー](441A)は、「SaaS型EC支援プラットフォーム『ネクストエンジン』の運営、ECコンサルティング事業、ふるさと納税支援等地方創生事業」を主な事業としています。『ネクストエンジン』は、複数のネットショップを一元管理できる、EC運営の効率化や自動化をサポートするサービスです。Amazonや楽天などの主要モールをはじめ、50以上のECモールの受注や在庫を一括して管理できます。親会社のHamee(3134)は優れた耐衝撃性で人気のスマホケース『iFace』をはじめ、モバイルアクセサリーの販売を行っています。自社ECサイトや、ネット販売のノウハウを活かして『ネクストエンジン』といったサービスが始まりました。

 今回は2024年のシマダヤ(250A)以来のスピンオフ上場です。Hameeはスピンオフを行うことで、それぞれの事業の成長に集中し、経営に対する意思決定のスピードを上げることや、NEが行う『ネクストエンジン』をはじめとする事業が適切に評価されることを期待しています。

 直近の業績を見ると、売上の伸びがやや鈍化しており利益は伸び悩んでいます。会社発表の業績予想でも、2026年4月期は売上高が前期比+7%の4,201百万円、経常利益が前期比-3.3%の1,468百万円となっており、増収減益が予想されています。利益は減っているものの、売上は着実に伸ばしています。

 公開株数が少なく、主要株主に解除条件のないロックアップがかかっているため、供給はかなり絞れています。想定価格が低いことから買いが入りやすいのもプラス要素です。大きな期待は持てませんが、公募割れの可能性は低そうです。総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、SBI証券(副幹事)楽天証券から申し込み可能となっています。

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