ライオン事務器(423A)
ライオン事務器の事業内容は「文具・事務用品、オフィス家具及び事務機器の製造販売、オフィス環境のデザイン・施工・内装工事、ICT機器の文教市場向けの販売、並びにeコマース」で、東証スタンダード上場の小型案件(想定時価総額65.6億円、吸収金額10.3億円)です。統計的に初値が上昇しやすい「想定価格が1,000円以下」の案件ですが、総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
基本情報
| 会社名 | ライオン事務器(423A) 【東証スタンダード】 |
|---|---|
| 会社URL | https://www.lion-jimuki.co.jp/ |
| 会社設立 | 1921年9月(104年目) |
| 主幹事証券 | みずほ証券 |
| その他 狙い目証券会社 |
SBI証券(副幹事)、岩井コスモ証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、岡三オンライン、DMM株 |
IPO価格情報・初値予想(独自)
| 想定価格 |
209円 |
|---|---|
| 仮条件 |
209円 ~ 213円 |
| 公募価格 |
213円 |
| 初値予想(独自) | 213円 ~ 300円(9月25日時点) |
| 初値 |
374円 (公募価格比+161円 +75.6%) |
・想定価格209円に対して、PER8.60倍、PBR0.6倍、配当利回り1.37%
※直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益24.3円、1株あたり純資産373.1円、1株あたり配当金2.9円
・仮条件に伴い、初値予想を「209円 ~ 300円(9月5日時点)」から「213円 ~ 300円(9月25日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
| 抽選申込期間 |
9月29日(月)~10月3日(金) |
|---|---|
| 当選発表日 |
10月6日(月) |
| 購入申込期間 |
10月7日(火)~10月10日(金) |
| 上場日 |
10月15日(水) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
| 公募株数 |
1,500,700株 |
|---|---|
| 売出株数(OA含む) |
3,405,600株 |
| 当選株数合計 | 4,906,300株 |
・当選株数は4,906,300株。売買単位が100株なので、当たりは計49,063枚。
・当選本数は多く、やや当たりやすい部類に入る。
・親引けによる社員持株会などへの売付けがおこなわれます。236,200株が公開株数から減ります。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
| 証券会社名 | 割当率 |
割当株数 |
当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
| 主幹事 | みずほ証券 | 89.57% | 4,394,400株 | 43,944枚 | 4,394枚 |
| 幹事 | SBI証券 | 2.61% | 128,000株 | 1,280枚 | 576枚 |
| 岡三証券 | 2.17% | 106,600株 | 1,066枚 | 106枚 | |
| 岩井コスモ証券 | 1.74% | 85,400株 | 854枚 | 85枚 | |
| 楽天証券 | 1.74% | 85,400株 | 854枚 | 854枚 | |
| 広田証券 | 0.43% | 21,300株 | 213枚 | 0枚 | |
| 松井証券 | 0.43% | 21,300株 | 213枚 | 149枚 | |
| マネックス証券 | 0.43% | 21,300株 | 213枚 | 213枚 | |
| 丸三証券 | 0.43% | 21,300株 | 213枚 | 21枚 | |
| 水戸証券 | 0.43% | 21,300株 | 213枚 | 0枚 |
・SBI証券(副幹事)、岩井コスモ証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(9月8日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(9月19日追記)
株主構成、ロックアップなど
| 株主名 | 比率 | ロック アップ |
|---|---|---|
| (株)大塚商会 | 36.85% | 180日間 |
| 福井 資 | 4.22% | 180日間 |
| 福井 靖 | 3.66% | 180日間 |
| 福井 務 | 3.37% | 180日間 |
| (株)みずほ銀行 | 2.59% | |
| ライオン事務器社員持株会 | 1.95% | 180日間 |
| 勝又 祐一郎 | 1.23% | 180日間 |
| (株)三井住友銀行 | 1.2% | |
| 寺西 八 | 1.12% | 180日間 |
| 日本生命保険相互会社 | 1.02% | 180日間 |
※「(株)みずほ銀行」、「(株)三井住友銀行」の保有株式は全て売出株式で放出するため、ロックアップに関係ありません。
企業業績のデータ(5年分)
⇒ライオン事務器の有価証券届出書 ![[PDF]](/common/images/ico_PDF_01.png)
※連結決算のみ
・2025年9月期は第3四半期時点で売上高27,563百万円、経常利益1,010百万円を達成しています。IPOで得た資金は基幹システムへの投資に充てる予定です。
管理人からのコメント
ライオン事務器(423A)は、「文具・事務用品、オフィス家具及び事務機器の製造販売、オフィス環境のデザイン・施工・内装工事、ICT機器の文教市場向けの販売、並びにeコマース」を主な事業としています。1921年設立の文具・事務用品メーカーです。ライオン(4912)とは関係なく、明治期に輸入されていた欧米の文具の多くにライオンのマークが描かれていたことが社名の由来となっています。
直近の業績を見ると、2022年9月期以降は売上が横ばいで利益も伸び悩んでいます。会社発表の業績予想では2025年9月期は売上高が前期比+4.8%の36,555百万円、経常利益が前期比+3.8%の1,212百万円となっています。小幅ではありますが、今期は着実に業績を伸ばしているのがわかります。さらに、1株あたり3円の配当が上場後は5円に増配の予定です。想定価格で計算すると、配当利回りは2.39%になります。
公開株数が多いのが気がかりですが、主要株主には解除条件のないロックアップがかかっています。想定価格も低めなので、ある程度需給のバランスは取れそうです。総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
ネット証券では、SBI証券(副幹事)、岩井コスモ証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、岡三オンライン、DMM株から申し込み可能となっています。
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