ライオン事務器(423A)

 ライオン事務器の事業内容は「文具・事務用品、オフィス家具及び事務機器の製造販売、オフィス環境のデザイン・施工・内装工事、ICT機器の文教市場向けの販売、並びにeコマース」で、東証スタンダード上場の小型案件(想定時価総額65.6億円、吸収金額10.3億円)です。統計的に初値が上昇しやすい「想定価格が1,000円以下」の案件ですが、総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

ライオン事務器のホームページ画像
成長性 割安性
△ ◎
話題性 総合評価?
△ C

基本情報

会社名 ライオン事務器(423A) 【東証スタンダード】
会社URL https://www.lion-jimuki.co.jp/
会社設立 1921年9月(104年目)
主幹事証券 みずほ証券
その他
狙い目証券会社
SBI証券(副幹事)岩井コスモ証券楽天証券松井証券マネックス証券岡三オンライン(?)

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 209円
仮条件? 未発表
公募価格? 未発表
初値予想(独自) 209円 ~ 300円(9月5日時点)
初値? -

・想定価格209円に対して、PER8.60倍、PBR0.6倍、配当利回り1.37%
※直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益24.3円、1株あたり純資産373.1円、1株あたり配当金2.9円

IPOスケジュール

抽選申込期間? 9月29日(月)~10月3日(金)
当選発表日? 10月6日(月)
購入申込期間? 10月7日(火)~10月10日(金)
上場日? 10月15日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 1,500,700株
売出株数(OA含む)? 3,405,600株
当選株数合計 4,906,300株

・当選株数は4,906,300株。売買単位が100株なので、当たりは計49,063枚
・当選本数は多く、やや当たりやすい部類に入る。
・50百万円を上限として親引けによる社員持株会などへの売付けがおこなわれる可能性があります。想定価格で計算すると最大240,862株が公開株数から減ります。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 みずほ証券 -% -株 -枚 -枚
幹事 SBI証券 -% -株 -枚 -枚
岡三証券 -% -株 -枚 -枚
岩井コスモ証券 -% -株 -枚 -枚
楽天証券 -% -株 -枚 -枚
広田証券 -% -株 -枚 -枚
松井証券 -% -株 -枚 -枚
マネックス証券 -% -株 -枚 -枚
丸三証券 -% -株 -枚 -枚
水戸証券 -% -株 -枚 -枚

※「割当率」や「当選本数」などの数字は、公募価格決定時付近に発表。
SBI証券(副幹事)岩井コスモ証券楽天証券松井証券マネックス証券から当選のチャンス。
・岡三証券が幹事なので、後から岡三オンラインの取り扱いも発表される可能性があります。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
(株)大塚商会 36.85% 180日間
福井 資 4.22% 180日間
福井 靖 3.66% 180日間
福井 務 3.37% 180日間
(株)みずほ銀行 2.59%
ライオン事務器社員持株会 1.95% 180日間
勝又 祐一郎 1.23% 180日間
(株)三井住友銀行 1.2%
寺西 八 1.12% 180日間
日本生命保険相互会社 1.02% 180日間

※「(株)みずほ銀行」、「(株)三井住友銀行」の保有株式は全て売出株式で放出するため、ロックアップに関係ありません。

企業業績のデータ(5年分)

⇒ライオン事務器の有価証券届出書 [PDF]

 2020年
9月
2021年
9月
2022年
9月
2023年
9月
2024年
9月
売上高(百万円)? 30,964 47,924 33,945 33,021 34,894
経常利益(百万円)? 717 1,646 1,046 1,110 1,168
当期純利益(百万円)? 539 1,342 718 809 762
純資産額(百万円)? 7,825 9,214 9,865 10,666 11,424
1株あたりの純資産額(円)? 261 308 330 357 382
1株あたりの純利益(円)? 18 45 24 27 26
自己資本比率(%)? 36.7 35.4 41.9 45.7 49.1
自己資本利益率(%)? 7.2 15.8 7.5 7.9 6.9

※連結決算のみ
・2025年9月期は第3四半期時点で売上高27,563百万円、経常利益1,010百万円を達成しています。IPOで得た資金は基幹システムへの投資に充てる予定です。

管理人からのコメント

 ライオン事務器(423A)は、「文具・事務用品、オフィス家具及び事務機器の製造販売、オフィス環境のデザイン・施工・内装工事、ICT機器の文教市場向けの販売、並びにeコマース」を主な事業としています。1921年設立の文具・事務用品メーカーです。ライオン(4912)とは関係なく、明治期に輸入されていた欧米の文具の奥にライオンのマークが描かれていたことが社名の由来となっています。

 直近の業績を見ると、2022年9月期以降は売上が横ばいで利益も伸び悩んでいます。会社発表の業績予想では2025年9月期は売上高が前期比+4.8%の36,555百万円、経常利益が前期比+3.8%の1,212百万円となっています。小幅ではありますが、今期は着実に業績を伸ばしているのがわかります。さらに、1株あたり3円の配当が上場後は5円に増配の予定です。想定価格で計算すると、配当利回りは2.39%になります。

 公開株数が多いのが気がかりですが、主要株主には解除条件のないロックアップがかかっています。想定価格も低めなので、ある程度需給のバランスは取れそうです。総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、SBI証券(副幹事)岩井コスモ証券楽天証券松井証券マネックス証券から申し込み可能となっています。

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