フィットクルー(469A)

 フィットクルーの事業内容は「パーソナルトレーニングジム及びパーソナルトレーナー養成スクールの運営」で、東証グロース上場の超小型案件(想定時価総額20.5億円、吸収金額7.3億円)です。総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

フィットクルーのホームページ画像
成長性 割安性
◎ △
話題性 総合評価?
○ C

基本情報

会社名 フィットクルー(469A) 【東証グロース】
会社URL https://fitcrew.co.jp/
会社設立 2015年1月(10年目)
主幹事証券 みずほ証券
その他
狙い目証券会社
SBI証券(副幹事)楽天証券松井証券岡三オンライン

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 1,910円
仮条件? 未発表
公募価格? 未発表
初値予想(独自) 2,000円 ~ 2,300円(11月10日時点)
初値? -

・想定価格1,910円に対して、PER46.38倍、PBR3.8倍、配当利回り-%
※直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり純利益41.2円、1株あたり純資産497.9円、1株あたり配当金-円

IPOスケジュール

抽選申込期間? 11月27日(木)~12月3日(水)
当選発表日? 12月4日(木)
購入申込期間? 12月5日(金)~12月10日(水)
上場日? 12月12日(金)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 110,000株
売出株数(OA含む)? 274,500株
当選株数合計 384,500株

・当選株数は384,500株。売買単位が100株なので、当たりは計3,845枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 みずほ証券 -% -株 -枚 -枚
幹事 SBI証券 -% -株 -枚 -枚
楽天証券 -% -株 -枚 -枚
松井証券 -% -株 -枚 -枚
岡三証券 -% -株 -枚 -枚

※「割当率」や「当選本数」などの数字は、仮条件決定時付近に発表。
SBI証券(副幹事)楽天証券松井証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(11月11日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
鹿島 紘樹(社長) 58.44% 180日間
サファイア第一号投資事業有限責任組合 無限責任組合員 サファイアキャピタル(株) 26.19% 180日間
1.5倍
Social Entrepreneur3投資事業有限責任組合 無限責任組合員 PE&HR(株) 7.4% 180日間
1.5倍
(株)ベルパーク 1.23%
大下 雅之 1.04% 180日間
従業員 1.04% 180日間
矢野 佑樹 0.99% 180日間
武田 定男 0.69% 180日間
従業員 0.69% 180日間
森山 瑛司 0.3% 180日間

※「(株)ベルパーク」の保有株式は全て売出株式で放出するため、ロックアップに関係ありません。

企業業績のデータ(5年分)

⇒フィットクルーの有価証券届出書 [PDF]

 2020年
11月
2021年
11月
2022年
11月
2023年
11月
2024年
11月
売上高(百万円)? 240 667 1,178 1,768 2,454
経常利益(百万円)? △86 △61 △15 80 110
当期純利益(百万円)? △62 △47 △31 33 44
純資産額(百万円)? △5 28 97 330 350
1株あたりの純資産額(円)? △77,317 40 △5 342 370
1株あたりの純利益(円)? △1,041,536 △72 △45 35 46
自己資本比率(%)? △1.5 5.5 12.5 26.0 19.2
自己資本利益率(%)? - - - 15.6 13.0

※2021年11月期以降、株式1株につき10,000株の分割を反映
・2025年11月期は第3四半期時点で売上高2,127百万円、経常利益149百万円を達成しています。IPOで得た資金は新規出店費用に充てる予定です。

管理人からのコメント

 フィットクルー(469A)は、「パーソナルトレーニングジム及びパーソナルトレーナー養成スクールの運営」を主な事業としています。主力サービスは、女性専用パーソナルトレーニングジム『UNDEUX SUPERBODY(アンドゥ スーパーボディ)』です。経験豊富なトレーナーが一人ひとりの体質や目標に合わせて、トレーニングだけでなく食事管理や生活習慣の改善まで総合的にサポートします。短期間で理想のボディを目指せる点が支持され、20~50代の女性を中心に高い人気を集めています。柔軟な料金体系で気軽に通える『UNDEUX SUPERBODY LITE』も、郊外中心に展開を進めています。
 また、2022年からは男女問わず通える健康志向型ジム『Dr.plus Fit(ドクタープラスフィット)』をスタートしました。医療×運動の観点からあらゆる年代の顧客の健康増進をサポートしています。加えて、パーソナルトレーナーを育成するスクール『プロジム』も運営し、業界全体の人材育成にも力を入れています。

 全ブランドを合わせた総出店数は現時点で53店舗で、前期から11店舗増加しました。
 今後は『UNDEUX SUPERBODY』を50店舗、『UNDEUX SUPERBODY LITE』を50店舗、『Dr.plus Fit』を80店舗と、総出店数を180店舗まで拡大する計画を掲げています。

 直近の業績を見ると、売上はきれいに右肩上がりです。利益も2023年に黒字化して以降、伸び続けています。記事作成時点で会社発表の業績予想は出ていませんが、2025年11月期は第3四半期時点で売上、利益ともに伸びており、利益についてはすでに前期を上回っています。

 公開株数が少ないため、買いが優勢になりやすい状況です。主要株主のロックアップに解除条件が設定されているため、その付近が壁になりそうです。総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、SBI証券(副幹事)楽天証券松井証券岡三オンラインから申し込み可能となっています。

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