イシン(143A)

(2024年3月5日に追記)
IPO市場の活況を受けて、初値予想を引き上げました。

 イシンの事業内容は「企業の自治体向けマーケティング支援事業、日系大手企業のグローバルオープンイノベーション支援事業、成長企業のブランディングおよび採用支援事業」で、東証グロース上場の小型案件(想定時価総額19.9億円、吸収金額6.1億円)です。総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

イシンのホームページ画像
成長性 割安性
◎ △
話題性 総合評価?
○ C

基本情報

会社名 イシン(143A) 【東証グロース】
会社URL https://ishin1853.co.jp/
会社設立 2005年4月(19年目)
主幹事証券 みずほ証券
その他
狙い目証券会社
SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券松井証券マネックス証券岩井コスモ証券DMM株

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 1,080円
仮条件? 1,000円 ~ 1,080円
公募価格? 1,080円
初値予想(独自) 1,600円 ~ 2,200円(3月5日時点)
初値? 2,234円 (公募価格比+1,154円 +106.9%)

・想定価格1,080円に対して、PER23.72倍、PBR1.42倍、配当利回り-%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。1株あたり利益45.5円、1株あたり純資産762.6円、1株あたり配当金-円。)
・初値予想を「1,400円 ~ 1,800円(2月20日時点)」から「1,600円 ~ 2,200円(3月5日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 3月6日(水)~3月12日(火)
当選発表日? 3月13日(水)
購入申込期間? 3月14日(木)~3月19日(火)
上場日? 3月25日(月)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 240,000株
売出株数(OA含む)? 323,500株
当選株数合計 563,500株

・当選株数は563,500株。売買単位が100株なので、当たりは計5,635枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 みずほ証券 93.95% 529,400株 5,294枚 529枚
幹事 SMBC日興証券 1.74% 9,800株 98枚 9枚
SBI証券 0.87% 4,900株 49枚 22枚
松井証券 0.87% 4,900株 49枚 34枚
マネックス証券 0.87% 4,900株 49枚 49枚
岩井コスモ証券 0.43% 2,400株 24枚 2枚
極東証券 0.43% 2,400株 24枚 0枚
東海東京証券 0.43% 2,400株 24枚 2枚
丸三証券 0.43% 2,400株 24枚 2枚

SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券松井証券マネックス証券岩井コスモ証券から当選のチャンス。
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(2月28日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
(株)Bright Stone 44.76% 180日間
明石 智義 37.07% 180日間
松浦 道生 4.24% 180日間
村口 和孝 3.14% 180日間
片岡 聡(社長) 3.02% 180日間
吉田 秀明 1.88% 180日間
丸山 広大 1.88% 180日間
松本 大 1.25% 180日間
西中 大史 0.59% 180日間
吉川 慶 0.42% 継続保有

 

企業業績のデータ(5年分)

⇒イシンの有価証券届出書 [PDF]

  2019年
3月
2020年
3月
2021年
3月
2022年
3月
2023年
3月
売上高(百万円)? 612 739 724 1,024 1,148
経常利益(百万円)? 45 33 12 117 111
当期純利益(百万円)? 74 △55 16 97 84
純資産額(百万円)? 333 281 294 946 1,174
1株あたりの純資産額(円)? 20,791 17,532 18,359 297 358
1株あたりの純利益(円)? 4,598 △3,415 983 61 52
自己資本比率(%)? 68.6 57.8 53.0 35.6 35.5
自己資本利益率(%)? 24.9 △17.8 5.5 23.0 16.0

※2021年3月期まで単独決算。2022年3月期から連結決算。
※2022年3月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・2024年3月期は、第3四半期時点で売上885百万円、経常利益121百万円を達成しています。IPOで得た資金は、ソフトウエアの保守開発費用、新規事業の開発費用、人員採用費及び人件費に充てる予定です。

管理人からのコメント

 イシン(143A)、自治体のデジタル技術による効率化支援、国内大手企業の組織内部において創出したイノベーションの展開支援、成長ベンチャー企業向けにブランディングや採用支援をサービスとして提供しています。

 直近の業績推移を見ると、売り上げが順調に伸びており、今後の成長性も感じられます。 公開株数は少なめで、主要大株主には期間でロックアップがかかっており、供給はしぼれています。ただし、想定価格が低めなので、総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券松井証券マネックス証券岩井コスモ証券DMM株から申し込み可能となっています。

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