ハッチ・ワーク(148A)
(2024年3月7日に追記)
IPO市場の活況を受けて、初値予想と総合評価を「C」に引き上げました。
ハッチ・ワークの事業内容は「月極駐車場検索ポータルサイト『アットパーキング』、月極駐車場オンライン管理支援サービス『アットパーキングクラウド』の提供ならびに、貸し会議室サービス『アットビジネスセンター』の運営」で、東証グロース上場の小型案件(想定時価総額30.5億円、吸収金額5.9億円)です。統計的に初値の上がりやすい「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て、初値の上昇は期待しづらいです。
基本情報
会社名 | ハッチ・ワーク(148A) 【東証グロース】 |
---|---|
会社URL | https://hatchwork.co.jp/ |
会社設立 | 2000年6月(24年目) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
その他 狙い目証券会社 |
SBI証券(副幹事)、松井証券、岡三オンライン、DMM株 |
IPO価格情報・初値予想(独自)
想定価格 | 1,680円 |
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仮条件 | 1,680円 ~ 1,800円 |
公募価格 | 2,160円 |
初値予想(独自) | 1,800円 ~ 2,300円(3月7日時点) |
初値 | 2,815円 (公募価格比+655円 +30.3%) |
・想定価格1,680円に対して、PSR1.85倍、PBR7.34倍、配当利回り-%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。1株あたり利益-204.6円、1株あたり純資産228.8円、1株あたり配当金-円。)
・初値予想を「1,545円 ~ 2,000円(2月20日時点)」から「1,800円 ~ 2,300円(3月7日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 3月8日(金)~3月14日(木) |
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当選発表日 | 3月15日(金) |
購入申込期間 | 3月18日(月)~3月22日(金) |
上場日 | 3月26日(火) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 161,900株 |
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売出株数(OA含む) | 186,800株 |
当選株数合計 | 348,700株 |
・当選株数は348,700株。売買単位が100株なので、当たりは計3,487枚。
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | SMBC日興証券 | 94.41% | 329,200株 | 3,292枚 | 329枚 |
幹事 | SBI証券 | 1.72% | 6,000株 | 60枚 | 27枚 |
岡三証券 | 0.86% | 3,000株 | 30枚 | 3枚 | |
東海東京証券 | 0.86% | 3,000株 | 30枚 | 3枚 | |
松井証券 | 0.86% | 3,000株 | 30枚 | 21枚 | |
アイザワ証券 | 0.43% | 1,500株 | 15枚 | 0枚 | |
極東証券 | 0.43% | 1,500株 | 15枚 | 0枚 | |
東洋証券 | 0.43% | 1,500株 | 15枚 | 0枚 |
・SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、松井証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(2月21日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(3月1日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
(株)大竹アンドパートナーズ | 25.27% | 180日間 |
(株)ダイナエッグ | 15.03% | 180日間 |
大竹 弘 | 11.49% | 180日間 |
増田 知平(社長) | 10.02% | 180日間 |
ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社 | 6.34% | 180日間 |
EEI4号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合 | 3.25% | 90日間 1.5倍 |
イノベーション・エンジンPOC第2号投資事業有限責任組合 | 2.97% | 90日間 1.5倍 |
IEファスト&エクセレント投資事業有限責任組合 | 2.75% | 90日間 1.5倍 |
谷 正男 | 2.48% | 180日間 |
マーキュリア・ビズテック投資事業有限責任組合 | 2.11% | 90日間 1.5倍 |
企業業績のデータ(5年分)
⇒ハッチ・ワークの有価証券届出書
※2021年12月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・2023年12月期は、第3四半期時点で売上1,511百万円、経常損失△21百万円となっています。IPOで得た資金は、システム投資、本社移転・貸会議室の新規出店にかかわる設備投資、人件費、借入金の返済などに充てる予定です。
管理人からのコメント
ハッチ・ワーク(148A)、月極駐車場オンライン管理支援サービス「アットパーキング」などを提供する月極イノベーション事業、貸会議室サービス「アットビジネスセンター」などを提供するビルディングイノベーション事業を展開しています。直近の業績推移を見ると、売上が頭打ち気味になっており、将来性がそれほど感じられません。
公開株数は少なめですが、主要大株主いるベンチャーキャピタルのロックアップが公募価格比1.5倍で外れてしまいます。また、同日にL is B(145A)、ソラコム(147A)も上場予定で、買いが集まりにくくなっています。総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、松井証券、岡三オンライン、DMM株から申し込み可能となっています。
(2024年2月21日追記)
同日にJSH(150A)が上場することになり、さらに買いが集まりにくくなりました。
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