トップページ > コラム > ネット証券が次々と手数料無料化をリリース!
2019年12月2日に松井証券は、「投資信託の購入時手数料を完全無料化する」と発表しました。これを皮切りに、ネット証券が次々と投資信託や株式の手数料無料化をリリースしています。投資家にとってはうれしいニュースなのですが、証券会社ごとに条件や開始日が異なる上に、各証券会社からこの数日で一気に情報が出ているので、整理できていない方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、証券会社ごとに「開始日」、「対象取引」、「無料化の内容」を中心に情報をまとめていきます!
各証券会社は、以下の日程で投資信託の購入時手数料を無料化します。5社すべてが完全無料化となります。
証券会社 | 開始日 | 取り扱い 投資信託 |
---|---|---|
松井証券 | 2019年 12月9日(月) |
1,183本 |
マネックス証券 | 2019年 12月13日(金) |
1,183本 |
楽天証券※1 | 2019年 12月16日(月) |
2,638本 |
SBI証券※2 | 2019年 12月16日(月) |
2,654本 |
岡三オンライン ※3 (旧岡三オンライン証券) |
2020年1月6日(月) | 526本 |
auカブコム証券 | 2020年 1月14日(火) |
1,143本 |
※1 IFA口座は対象外
※2 インターネットコースのみが対象
※3 ZEROファンドプログラムは実質無料から完全無料化へ
投資信託や株式の手数料無料化に合わせて発表された、ETFやREITなどの信用取引の手数料無料化についてまとめました。
証券会社 | 対象取引 | 対象取引 | 開始日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
松井証券 | 国内株式 (一日定額コース※1) |
完全無料化 | 2019年12月23日(月) | 現物取引、信用取引で
一日の約定代金合計50万円まで |
SBI証券 | 国内株式 (アクティブプラン※1) |
完全無料化 | 2019年12月23日(月) | 一日の約定代金合計50万円まで |
信用取引 (ETF、REIT、ETN) |
全額キャッシュバック※2 | 2019年12月16日(月) | すべてのETF、REIT、ETNなど約330銘柄が対象 | |
夜間PTS取引 | 全額キャッシュバック※2 | 2019年12月16日(月) | PTSの夜間取引(17:00~23:59)が対象 | |
国内ETF | 全額キャッシュバック※2 | 2020年1月14日(火) | 国内ETF97銘柄が対象 | |
米国ETF | 全額キャッシュバック※2 | 2020年1月2日(木) | 米国ETF9銘柄が対象 | |
信用取引 | 全額キャッシュバック※2 | 2020年1月中旬 | 一般信用取引「日計り信用」が対象 | |
マネックス証券 | 信用取引 (ETF、REIT、ETN) |
全額キャッシュバック | 2019年12月9日(月) | すべてのETF、REIT、ETNなど約330銘柄が対象 |
米国ETF | 全額キャッシュバック | 2020年1月2日(木)※3 | バンガード社やブラックロック社などの ETF9銘柄が対象 |
|
楽天証券※4 | 信用取引 (ETF、REIT、ETN) |
完全無料化 | 2019年12月16日(月) | すべてのETF、REIT、ETNなど約330銘柄が対象 |
国内株式 (いちにち定額コース※1) |
完全無料化 | 2019年12月23日(月) | 一日の約定代金合計50万円まで | |
国内ETF | 完全無料化 | 2020年1月14日(火) | 国内ETF99銘柄が対象 | |
米国ETF | 完全無料化 | 2020年1月14日(火) | 米国ETF9銘柄が対象 | |
auカブコム証券 | 信用取引 (すべて) |
完全無料化 | 2019年12月16日(月) | すべての信用取引が対象※5 |
プチ株積立サービス | 完全無料化 | 2019年12月16日(月) | すべての単元未満株の積立投資が対象 | |
国内ETF | 完全無料化 | 2020年1月14日(火) | 国内ETF90銘柄が対象 | |
岡三オンライン | 国内株式 (一日定額コース※1) |
完全無料化 | 2019年12月23日(月) | 現物取引、信用取引で
一日の約定代金合計50万円まで |
SBIネオトレード証券 | 信用取引 (すべて) |
完全無料化 | 2019年12月10日(火) | すべての信用取引が対象 |
※1 一日の約定代金合計に対して手数料がかかるコース(一日定額制)
※2 2020年春に完全無料化を予定
※3 現地約定日ベース
※4 IFA口座は対象外
※5 買方金利と貸株料を引き上げ
投資信託の購入時手数料が無料になると、投資家にとってはコストが抑えられ、「利益が増える」メリットがあります。そのため、同じ投資信託を買うなら、購入時手数料が無料の証券会社で買ったほうがお得です。
また、松井証券やSBI証券などは、国内株式の取引手数料も50万円まで無料で取引できるようになります。これによって、東京証券取引所に上場する株式の90%以上を、手数料無料で買えるようになります。少額取引がメインであれば、コストをかなり抑えられます。
投資信託の購入時手数料無料化に加えて、国内株式やETFなどの信用取引についても、取引手数料が無料化となります。いずれも投資家にとってうれしいニュースですね。
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