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コロナショック時のIPO銘柄が高騰!その理由とは?

最終更新日:
2020年4月23日

 3月のコロナショック時に上場した企業のうち、数社の株価が高騰しています。中には上場時の初値から5倍も株価が上がった銘柄もあり、IPO市場に資金が戻ってきたのでは?と話題になりました。どんな銘柄が上がったのか、上がった銘柄に共通点はあるのか、調査しました!

上場後に株価が高騰した企業一覧

 コロナショック中に上場した企業のうち、直近高値が初値より上場した企業をまとめました。

企業名 公募
価格
初値 直近高値
(上昇率)
サイバー
セキュリティクラウド

(4493)
4,500円 9,210円 45,050円
(+389.1%)
関通
(9326)
490円 1,032円 4,680円
(+353.5%)
NexTone
(7094)
1,700円 1,660円 7,160円
(+331.3%)
松屋
アールアンドディ

(7317)
910円 838円 3,175円
(+278.9%)
ビザスク
(4490)
1,500円 1,310円 2,580円
(+96.9%)
アディッシュ
(7093)
1,230円 2,101円 3,400円
(+61.8%)
木村工機
(6231)
2,400円 2,050円 3,455円
(+44.0%)

(2020年4月22日時点)

 このように、コロナショックの中でも株価が高騰しているのがわかります。+200%以上の高騰となったサイバーセキュリティクラウド(4493)関通(9326)NexTone(7094)松屋アールアンドディ(7317)について、高騰の理由を探ってみました。

 サイバーセキュリティクラウドは、初値が想定していたよりも安く付き、割安感があったことが株価高騰の原因のひとつと考えられます。もうひとつは、クラウド関連銘柄・テレワーク関連銘柄として注目されたのが原因です。4月14日以降に一段と株価が上がっているのは、クラウドサービスの導入件数に関する開示が発表されたためです。

 関通の株価が高騰したのは、新型コロナウイルス感染防止のために巣ごもりする人が増え、それによってECや通販の需要が拡大するとの思惑が働いたためです。また、株価が安く1単元あたり10万円ほどで投資できたのも、人気のポイントだったようです。

 NexToneは、初値が公募価格を下回り、割安感が出たことで株価が高騰しました。また、コロナショックの影響を受けにくい「音楽著作権管理ビジネス」に注目が集まり、株価が上昇したと考えられます。

 松屋アールアンドディは、自動車関連のシステム開発や裁断機の製造をおこなう会社です。新型コロナウイルスの影響で自動車販売台数が減ったり、工場が閉鎖されたりするのが逆風となります。しかし、4月9日に裁断機を防護服やマスクを作る企業向けに販売すると発表したため、防護服・マスク関連銘柄として注目され株価が上昇しました。

 これらの銘柄に共通するのは、割安感があり、コロナショック下でも利益が期待されるテーマを持っていた点です。

○○ショックの時はセカンダリー投資が狙い目

 「コロナショック」や「リーマンショック」といった株式市場が混乱している時でも、割安感があり、ショック下でも利益が期待されるテーマを持つ企業は、上場後に株価が高騰する可能性があるとわかりました。そこで、この特性を活かしたIPOの「セカンダリー投資」という投資法を紹介します。

 セカンダリー投資とは、上場後に株価が低迷している株を買い、その値上がり益を狙う投資法です。低迷している理由を見極める必要がありますが、今回のコロナショック時でも、セカンダリー投資によって利益を上げるチャンスがありました。サイバーセキュリティクラウドを例に、いつがチャンスだったか振り返ってみましょう。

サイバーセキュリティクラウドの株価推移

<出典:SBI証券

 サイバーセキュリティクラウドは、公開株数が非常に少なく、人気が集まりやすいテーマである「クラウド関連」の銘柄でした。そのため、通常時であれば10,000円~16,000円程度まで高騰してもおかしくない条件でしたが、コロナショックで株式市場が荒れている中での上場だったため、初値は9,210円(公募価格4,500円、公募価格比+104.7%)と、伸び悩みました。

 初値が想像よりも安かったことで割安感が意識され、さらに新型コロナウイルスで需要が高まる「テレワーク関連銘柄」でもあったことから、その直後から株価が高騰しました。そしてそのまま株価が上がり続け、4月21日には上場来高値である45,050円まで上昇しています。上場初日に株を買っておけば、なんと約5倍になっていました。ここまで急に上昇するのはめずらしく、もちろん初値より下がる可能性もあるので、リスクがある投資法ですが、見極められれば大きな儲けを出せます!

※サイバーセキュリティクラウドは、この上場来高値を付けた直後にストップ安となり、翌日4月22日には24,050円まで急落しています。上場直後の銘柄は、業績よりも投資家の思惑で売買されやすく、株価が上にも下にも大きく動きやすいので、投資する際は十分注意が必要です。

コロナショック時に注目されているテーマ

 では、具体的にどんなテーマが注目されているのでしょうか。現在の株式市場で、投資家が注目しているテーマを紹介します。

テーマ 注目企業 事業内容
巣ごもり
消費
関通
(9326)
主にEコマースを展開する顧客の配送センター業務を代行する『EC・通販物流支援サービス』など
遠隔診療 メドレー
(4480)
人材採用システム『ジョブメドレー』、クラウド診療支援システム『CLINICS』、医療メディア『MEDLEY』など、医療ヘルスケア領域におけるインターネットサービスの開発提供
JMDC
(4483)
医療データベースの構築と提供、PHRなどの健康増進サービス、画像診断などの遠隔医療、調剤薬局へのデジタルソリューションの提供
テレワーク サイバー
セキュリティ
クラウド

(4493)
AI技術を活用したサイバーセキュリティサービスの開発・提供
Chatwork
(4448)
ビジネスチャットツール『Chatwork』の開発・提供、セキュリティソフトウェア『ESET』の代理販売
防護服・
マスク
松屋
アールアンドディ

(7317)
自動車安全装置縫合システムの開発・製造・販売、レーザー裁断機の開発・製造・販売、血圧計腕帯の製造、カーシートカバーの生産など。4月9日にレーザー裁断機を防護服やマスクを作る会社に販売すると発表

 いずれも新型コロナウイルスの感染拡大で需要があるテーマです。コロナショックに巻き込まれて初値が低迷したものの、その後の業績に影響が少ない、もしくは伸びる業種を見極めましょう!

 コロナショックで株式市場が不安定でも、条件がそろえば上場後に株価が高騰する可能性があります。今後もこの傾向が続くとは限りませんが、思ったより初値が伸びなかった銘柄はセカンダリー投資のチャンスがあるかもしれません。ただし、高騰した直後に暴落する銘柄もあるので、実際に投資する場合は注意が必要です。

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