ヒット(378A)

 ヒットの事業内容は「屋外広告媒体の企画、運営および屋外広告を中心とした広告全般の取扱いに係る事業」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額89.1億円、吸収金額26.6億円)です。統計的に初値が上昇しやすい「SBI証券が主幹事」の案件ですが、総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

ヒットのホームページ画像
成長性 割安性
◎ ◎
話題性 総合評価?
○ C

基本情報

会社名 ヒット(378A) 【東証グロース】
会社URL https://www.hit-ad.co.jp/
会社設立 1991年2月(34年目)
主幹事証券 SBI証券
その他
狙い目証券会社
松井証券マネックス証券岡三オンラインSBIネオトレード証券

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 1,430円
仮条件? 未発表
公募価格? 未発表
初値予想(独自) 1,430円 ~ 1,800円(6月2日時点)
初値? -

・想定価格1,430円に対して、PER9.52倍、PBR2.6倍、配当利回り1.09%
※直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益150.2円、1株あたり純資産552.5円、1株あたり配当金15.6円

IPOスケジュール

抽選申込期間? 6月19日(木)~6月25日(水)
当選発表日? 6月26日(木)
購入申込期間? 6月27日(金)~7月2日(水)
上場日? 7月4日(金)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 670,000株
売出株数(OA含む)? 1,193,000株
当選株数合計 1,863,000株

・当選株数は1,863,000株。売買単位が100株なので、当たりは計18,630枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 SBI証券 -% -株 -枚 -枚
幹事 みずほ証券 -% -株 -枚 -枚
岡三証券 -% -株 -枚 -枚
松井証券 -% -株 -枚 -枚
東洋証券 -% -株 -枚 -枚
マネックス証券 -% -株 -枚 -枚

※「割当率」や「当選本数」などの数字は、公募価格決定時付近に発表。
SBI証券(主幹事)松井証券マネックス証券から当選のチャンス。
※SBI証券が主幹事のときは、IPOチャレンジポイントを活用して当選をねらいましょう!
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(6月3日追記)
・その他、SBIネオトレード証券から申し込み可能となりました。(6月3日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
松丸 敦之 55.07% 180日間
(株)ボンド・ホールディングス 19.78% 180日間
深井 英樹(社長) 12.81% 180日間
松丸 さつき 3.19% 180日間
安田 仁裕 1.93% 180日間
江口 雄一 1.19% 180日間
勝山 宏哉 1.16% 180日間
曽我 正史 1.07% 180日間
宮内 理司 0.66%
髙橋 徹 0.53% 180日間

企業業績のデータ(5年分)

⇒ヒットの有価証券届出書 [PDF]

 2020年
6月
2021年
6月
2022年
6月
2023年
6月
2024年
6月
売上高(百万円)? 2,124 1,901 2,601 3,436 4,122
経常利益(百万円)? 308 276 705 1,135 1,404
当期純利益(百万円)? 199 180 △39 755 936
純資産額(百万円)? 900 1,031 980 1,716 2,587
1株あたりの純資産額(円)? 64,764 74,166 35,100 308 464
1株あたりの純利益(円)? 14,288 12,965 △1,400 136 168
自己資本比率(%)? 31.5 32.2 23.7 34.8 40.9
自己資本利益率(%)? 22.0 18.7 △3.9 56.1 43.6

※2022年6月期まで単独決算。2023年6月期から連結決算。
※2022年6月期以降、株式1株につき2株の分割、2023年6月期以降、株式1株につき200株の分割を反映
・2025年6月期は第3四半期時点で売上高3,160百万円、経常利益900百万円を達成しています。IPOで得た資金は大型デジタル媒体設備投資に充てる予定です。

管理人からのコメント

 ヒット(378A)は、「屋外広告媒体の企画、運営および屋外広告を中心とした広告全般の取扱いに係る事業」を主な事業としています。広告媒体は、デジタル媒体(デジタルサイネージ)とアナログ媒体(看板)のどちらも扱っており、屋外広告の開発から設置運営、広告枠の販売までをワンストップで可能にしているところが強みです。SNSなどで話題になった肉眼3Dの広告も制作しています。

 直近の業績を見ると2022年以降は売上高も利益も順調に伸びています。しかし最新四半期の業績を見ると、売上高・経常利益ともに前期を上回るペースではありますが、伸び率はやや鈍化しているのがわかります。ここまでの伸びがどこまで評価されるかで初値が変わるでしょう。

 公開株数はそれほど多くなく、主要株主に解除条件の無いロックアップがかかっているため、供給はまずまず絞れています。しかし、それでも大幅上昇は厳しい状況です。

 総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、SBI証券(主幹事)松井証券マネックス証券岡三オンラインSBIネオトレード証券から申し込み可能となっています。

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