日水コン(261A)

(2024年10月4日に追記)
公募価格を受けて、初値予想の下限を引き上げました。

(2024年10月4日追記)
引受価額が「1,329.9円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「1,329円」付近で寄り付く可能性があります。

(2024年9月25日に追記)
弱気の仮条件を受けて、初値予想を引き下げました。

 日水コンの事業内容は「上下水道を中心とした水に関する建設コンサルティング」で、東証スタンダード上場の大型案件(想定時価総額169.7億円、吸収金額86.3億円)です。総合的に見て、想定価格から見た初値の上昇は期待しづらいです。

日水コンのホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価?
○ D

基本情報

会社名 日水コン(261A) 【東証スタンダード】
会社URL https://www.nissuicon.co.jp
会社設立 1959年5月(66年目)
主幹事証券 野村證券
その他
狙い目証券会社
岡三オンラインDMM株SBIネオトレード証券

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 1,430円
仮条件? 1,320円 ~ 1,430円
公募価格? 1,430円
初値予想(独自) 1,330円 ~ 1,500円(10月4日時点)
初値? -

・想定価格1,430円に対して、PER15.38倍、PBR1.28倍、配当利回り3.5%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。1株あたり利益93.0円、1株あたり純資産1116.5円、1株あたり配当金50.0円。)
・初値予想を「1,315円 ~ 1,600円(9月9日時点)」から「1,330円 ~ 1,500円(10月4日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 9月27日(金)~10月3日(木)
当選発表日? 10月4日(金)
購入申込期間? 10月7日(月)~10月10日(木)
上場日? 10月16日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 0株
売出株数(OA含む)? 6,032,000株
当選株数合計 6,032,000株

・当選株数は6,032,000株。売買単位が100株なので、当たりは計60,320枚
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 野村證券 91.30% 5,507,500株 55,075枚 4,956枚
幹事 岡三証券 8.70% 524,500株 5,245枚 472枚

・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(9月10日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(9月20日追記)
・その他、SBIネオトレード証券から申し込み可能となりました。(10月1日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
野村キャピタル・パートナーズ第一号投資事業有限責任組合 49.65% 180日間
(株)クボタ 19.51% 180日間
一般財団法人水・地域イノベーション財団 14.98% 180日間
伊藤忠商事(株) 8.23% 180日間
四戸 泉 2.47% 180日間
北村 昌之 0.82% 180日間
佐久間 麻弥 0.66% 180日間
吉田 春子 0.33%
恵谷 啓二 0.33%
丸山 慎一 0.33%

 

企業業績のデータ(5年分)

⇒日水コンの有価証券届出書 [PDF]

  2019年
12月
2020年
12月
2021年
12月
2022年
12月
2023年
12月
売上高(百万円)? 18,290 20,100 21,097 20,771 21,884
経常利益(百万円)? 1,346 2,058 1,697 1,910 1,640
当期純利益(百万円)? 829 1,312 856 1,078 1,103
純資産額(百万円)? 12,619 13,644 14,701 12,049 13,249
1株あたりの純資産額(円)? 1,261,920 1,364,410 1,470,148 1,012 1,111
1株あたりの純利益(円)? 82,855 131,151 85,614 54 93
自己資本比率(%)? 48.2 52.6 58.6 56.6 61.3
自己資本利益率(%)? 6.8 10.0 6.0 7.8 8.8

※2021年12月期まで単独決算。2022年12月期から連結決算。
※2022年12月期以降、株式1株につき2,000株の分割を反映。
・2024年12月期は、第2四半期時点で売上12,855百万円、経常利益1,724百万円を達成しています。

管理人からのコメント

 日水コン(261A)、主に官公庁などの公的機関から発注を受け、上下水道を中心とした水のコンサルティング事業をおこなっています。直近の業績推移は、売上、利益ともによこばい気味で推移しており、2023年12月には利益率が悪化しています。これらを見る限り、成長性はそれほど感じられません。

 主要大株主には期間でロックアップがかかっていますが、公開株数は非常に多いです。公募がゼロで、すべて売り出しなのもあまり印象がよくありません。総合的に見て、想定価格から見た初値の上昇は期待しづらいです。

 ネット証券では、岡三オンラインDMM株SBIネオトレード証券から申し込みが可能です。

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