カドス・コーポレーション(211A)
(2024年7月1日に追記)
強気の仮条件を受けて、初値予想を引き上げました。
カドス・コーポレーションの事業内容は「土地活用の提案から設計・施工までトータルプロデュースすることにより、流通店舗の建築工事を受注する建設事業および当該店舗などをテナント企業に賃貸する不動産事業」で、東証スタンダード上場の中型案件(想定時価総額27.0億円、吸収金額14.1億円)です。統計的に初値の上がりやすい「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て、想定価格から見た初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
基本情報
会社名 | カドス・コーポレーション(211A) 【東証スタンダード】 |
---|---|
会社URL | https://cados.jp |
会社設立 | 1999年2月(26年目) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
その他 狙い目証券会社 |
SBI証券、大和コネクト証券、DMM株 |
IPO価格情報・初値予想(独自)
想定価格 | 2,850円 |
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仮条件 | 2,850円 ~ 2,900円 |
公募価格 | 2,900円 |
初値予想(独自) | 2,900円 ~ 3,500円(7月1日時点) |
初値 | 3,210円 (公募価格比+310円 +10.7%) |
・想定価格2,850円に対して、PER7.38倍、PBR0.76倍、配当利回り2.34%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。1株あたり利益385.9円、1株あたり純資産3749.4円、1株あたり配当金66.7円。)
・初値予想を「2,850円 ~ 3,500円(6月14日時点)」から「2,900円 ~ 3,500円(7月1日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 7月2日(火)~7月8日(月) |
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当選発表日 | 7月9日(火) |
購入申込期間 | 7月10日(水)~7月16日(火) |
上場日 | 7月18日(木) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 198,000株 |
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売出株数(OA含む) | 296,500株 |
当選株数合計 | 494,500株 |
・当選株数は494,500株。売買単位が100株なので、当たりは計4,945枚。
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | SMBC日興証券 | 91.30% | 451,500株 | 4,515枚 | 361枚 |
幹事 | 野村證券 | 4.35% | 21,500株 | 215枚 | 19枚 |
大和証券 | 1.74% | 8,600株 | 86枚 | 6枚 | |
SBI証券 | 0.87% | 4,300株 | 43枚 | 23枚 | |
東海東京証券 | 0.87% | 4,300株 | 43枚 | 2枚 | |
ひろぎん証券 | 0.87% | 4,300株 | 43枚 | 0枚 |
・SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券から当選のチャンス。
・大和証券が幹事なので、後から大和コネクト証券の取り扱いも発表される可能性があります。
・その他、大和コネクト証券から申し込み可能となりました。(6月18日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(6月25日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
(株)ネクストライト | 28.09% | 180日間 |
(株)せんじゅ | 28.09% | 180日間 |
杉田茂樹 | 21.28% | 180日間 |
カドス・コーポレーション従業員 持株会 | 6.53% | 180日間 |
工藤博丈(社長) | 1.76% | 180日間 |
杉田千佳子 | 1.58% | 180日間 |
井上一志 | 0.77% | 180日間 |
松本浩美 | 0.70% | 180日間 |
従業員 | 0.63% | |
従業員 | 0.60% |
企業業績のデータ(5年分)
⇒カドス・コーポレーションの有価証券届出書
※2022年7月期以降、株式1株につき300株の分割を反映。
・2024年7月期は、第3四半期時点で売上4,654百万円、経常利益415百万円を達成しています。IPOで得た資金は、設備資金、借入金の返済資金に充てる予定です。
管理人からのコメント
カドス・コーポレーション(211A)、土地・建物のオーナーとテナント企業をマッチングさせるビジネスモデルで、店舗の設計施行からテナント企業の出店までトータルプロデュースしています。直近の業績推移を見ると、売上が頭打ち気味になっており、成長性がそれほど感じられません。
公開株数は少なめで、一部の従業員株主にはロックアップがかかっていないようですが、主要大株主には期間でロックアップがかかっており、供給はしぼれています。ただ、不動産関連はIPOでは人気化しにくいテーマですので、総合的に見て、想定価格から見た初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券、大和コネクト証券、DMM株から申し込み可能となっています。
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