バリュエンスホールディングス(旧SOU[ソウ])(9270)
2020年3月1日より、「バリュエンスホールディングス」に社名変更し、持株会社体制に移行しました。
(3月11日追記)
強気の仮条件を受けて、初値予想と総合評価を「D」から「C」へ引き上げました。
SOUの事業内容は「ブランド・貴金属・骨董品などの買い取りおよび販売」で、東証マザーズ上場の中型案件(想定時価総額186.8億円、吸収金額52.5億円)です。
中古ブランド品の買い取り・販売の事業モデルはすでに一般化しており、とくに新規性はありません。規模的に重ための案件で、初値の上昇は期待しづらいです。
基本情報
| 会社名 | SOU[ソウ](9270) 【東証マザーズ】 |
|---|---|
| 会社URL | https://www.valuence.inc/ |
| 狙い目証券会社 | SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券、岩井コスモ証券、 岡三オンライン証券、カブドットコム証券 |
IPO日程と価格決定(初値予想)
| 想定価格 |
3,090円 |
|---|---|
| 仮条件 |
3,090円 ~ 3,300円 |
| 公募価格 |
3,300円 |
| 初値予想(独自) | 3,500円 ~ 3,800円(3月11日時点) |
| 初値 |
4,100円 (公募価格比+800円 +24.2%) |
・想定価格3,090円に対して、PER32.71倍、PBR4.12倍、配当利回り0.53%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益94.5円、1株あたり純資産749.4円、1株あたり配当金16.3円。)
・初値予想を「3,000円 ~ 3,200円(2月16日時点)」から「3,500円 ~ 3,800円(3月11日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
| 抽選申込期間 |
3月6日(火)~3月12日(月) |
|---|---|
| 当選発表日 |
3月13日(火) |
| 購入申込期間 |
3月14日(水)~3月19日(月) |
| 上場日 |
3月22日(木) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
| 公募株数 |
449,100株 |
|---|---|
| 売出株数(OA含む) |
1,248,900株 |
| 当選株数合計 | 1,698,000株 |
・当選株数は1,698,000株。売買単位が100株なので、当たりは計16,980枚。
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
| 証券会社名 | 割当率 |
割当株数 |
当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
| 主幹事 | SMBC日興証券 | 84.02% | 1,240,600株 | 12,406枚 | 1,240枚 |
| 幹事 | みずほ証券 | 4.00% | 59,000株 | 590枚 | 59枚 |
| SBI証券 | 4.00% | 59,000株 | 590枚 | 265枚 | |
| 三菱UFJ モルガン・ スタンレー証券 |
2.00% | 29,500株 | 295枚 | 29枚 | |
| 岩井コスモ証券 | 2.00% | 29,500株 | 295枚 | 29枚 | |
| 岡三証券 | 2.00% | 29,500株 | 295枚 | 29枚 | |
| いちよし証券 | 2.00% | 29,500株 | 295枚 | 44枚 |
・SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券、岩井コスモ証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンライン証券から申し込みが可能となりました(2月19日追記)。
・その他、カブドットコム証券から申し込みが可能となりました(2月22日追記)。
株主構成、ロックアップなど
| 株主名 | 比率 | ロック アップ |
|---|---|---|
| SFプロパティマネジメント合同会社 | 79.47% | 180日間 |
| 嵜本 晃次 | 5.34% | 180日間 |
| 嵜本 晋輔(社長) | 3.56% | 180日間 |
| 藤田 桂 | 1.05% | 180日間 |
| 大園 俊英 | 0.79% | 180日間 |
| 矢野 貴文 | 0.63% | |
| SOU従業員持株会 | 0.55% | |
| 井元 信樹 | 0.30% | 180日間 |
| 小島 宏計 | 0.30% | 180日間 |
| 井原 幸昭 | 0.30% | 180日間 |
企業業績のデータ(5年分)
※2015年8月期から期末月を11月から8月に変更。
※2015年8月期まで単独決算。2016年8月期から連結決算。
※2013年11月期以降、株式1株につき10,000株の分割を反映。
※2016年8月期以降、株式1株につき5株の分割を反映。
・2018年8月期は、第1四半期時点で売上7,591百万円、経常利益602百万円を達成しています。IPOで得た資金は、新規出店および既存システムの強化、販売促進に向けたソフトウェア開発のための設備投資、広告宣伝費に充てる予定です。
管理人からのコメント
SOU[ソウ](9270)、名前からインタネットベンチャーを連想させますが、中身は中古ブランド品の買い取り・販売という昔ながらのビジネスモデルを持った会社です。まず人気化する案件ではないことに加え、規模が大きく供給がだぶついており、需給的にかなりきびしいと言えるでしょう。また、業績も利益が安定しておらず、先行きの不透明感が強いです。ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券、岩井コスモ証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券から申し込むことができますが、とりあえず、仮条件の水準が強気かどうか見極めたいですね。
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