イード(6038)

 イードの事業内容は「Webメディア運営、コンテンツ提供、ソリューション提供」で、マザーズ上場の小型案件となっています。最初にホームページを見たときはインテリア企業かと思いましたが、複数のメディアサイトの運営などをするネットサービス企業でした。「マザーズ」「小型」「ネットサービス」と人気化しやすい条件を満たしており、初値高騰が期待されます。

イードのホームページ画像
成長性 割安性
◎ △
話題性 総合評価
○ a


基本情報

会社名 イード(6038) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.iid.co.jp/
狙い目証券会社 SBI証券(副幹事)、マネックス証券SMBC日興証券大和証券
岩井コスモ証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,400円
仮条件? 1,300円 ~ 1,400円
公募価格? 1,400円
初値予想(独自) 2,700円 ~ 3,000円(2月18日時点)
初値? 2,050円(公募価格比+46.4%)

・想定価格1,400円に対するPER25.6倍
(上場時発行済株式数4,787,100株、2014年6月期の純利益261百万円、1株当たり利益54.7円で計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 3月6日(金)~3月12日(木)
当選発表日? 3月13日(金)
購入申込期間? 3月16日(月)~3月19日(木)
上場日? 3月24日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 350,000株
売出株数(OA含む)? 741,000株
当選株数合計 1,091,000株

・当選株数は計1,091,000株。売買単位が100株なので、当たりは計10,910枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 野村證券 85.00% 806,400株 8,064枚 806枚
幹事 SBI証券 2.99% 28,400株 284枚 127枚
マネックス証券 2.99% 28,400株 284枚 284枚
SMBC日興証券 2.00% 19,000株 190枚 19枚
大和証券 2.00% 19,000株 190枚 19枚
みずほ証券 2.00% 19,000株 190枚 19枚
岩井コスモ証券 1.00% 9,500株 95枚 9枚
藍澤證券 1.00% 9,500株 95枚 9枚
エース証券 1.00% 9,500株 95枚 9枚

・主幹事以外だと、副幹事のSBI証券マネックス証券SMBC日興証券大和証券岩井コスモ証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
Globis Fund III, L.P. 16.90%
(株)三越伊勢丹ホールディングス 13.51%
エキサイト(株) 13.24%
(株)マイナビ 8.27%
インスパイア・テクノロジー・イノベーション・ファンド投資事業有限責任組合 8.06%
(株)博報堂DYメディアパートナーズ 4.98%
Globis Fund III (B), L.P. 4.75%
宮川 洋(社長) 4.28%
工木 大造 4.26%
ドコモ・イノベーションファンド投資事業組合 4.14%

・社長の宮川、工木に対して90日間のロックアップ。
・大株主に対し、90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2010年
6月
2011年
6月
2012年
6月
2013年
6月
2014年
6月
売上高(百万円)? 1,324 2,145 2,073 2,511 3,206
経常利益(百万円)? 53 239 306 342 447
当期純利益(百万円)? 90 125 173 187 261
純資産額 (百万円)? 1,205 1,330 1,503 1,764 2,026
1株あたりの純資産額(円)? 27,971 30,880 34,895 400.03 460.11
1株あたりの純利益(円)? 2,063 2,909 4,015 43.12 59.55
自己資本比率(%)? 79.7 78.1 81.9 82.2 68.1
自己資本利益率(%)? 7.7 9.9 12.2 11.5 13.9

※2012年6月期まで単独決算。2013年6月期から連結決算。
※2013年6月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・売上の伸びに対して利益の伸びが大きく、とても魅力的なビジネスモデルです。自己資本比率も高く、借入金に頼らない経営ができている点も素晴らしいです。IPOで得た資金は、新規サービスの広告費および販売促進費、人材の採用費、人件費などの運転資金に充てる予定です。

管理人からのコメント

 イード(6038)、合計34のメディアサイトを運営していたり、ネットリサーチをおこなっていたり、イーコマース向けのASP(ネット上で使用できる)システムを提供していたりと、幅広く事業を手掛けていますので、1点集中型の会社より事業リスクは低くなっています。ただ、裏を返せばスター級の事業がないということなので、爆発的な成長は期待しづらいかもしれません。サイトから受ける印象的には、人気化しそうな案件ですので、それなりの初値上昇が期待できそうです。

 当選を狙うなら、1人1票制を採用しているマネックス証券SMBC日興証券から申し込んで、余った資金を副幹事のSBI証券大和証券岩井コスモ証券に注ぎ込みましょう。同日に複数の企業が上場しますが、おそらく人気面では1番なので、影響はそれほどないでしょう。

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