デザインワン・ジャパン(6048)

 デザインワン・ジャパンの事業内容は「地域情報口コミサイト『エキテン』の運営」で、マザーズ上場の中型案件となっています。ビジネスモデルにはとくに真新しさはなく、業績的にもそれほど目を引くものはありません。規模もそれなりに大きいので、初値を大きく押し上げることはむずかしそうですが、大株主のロックアップがしっかりかかっていますので、解除水準近くまでは上がってくれるかもしれません。

デザインワン・ジャパンのホームページ画像
成長性 割安性
○ △
話題性 総合評価
○ b


基本情報

会社名 デザインワン・ジャパン(6048) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.designone.jp/
狙い目証券会社 大和証券(副幹事)、SBI証券SMBC日興証券マネックス証券、岡三オンライン証券(?)

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,750円
仮条件? 2,450円 ~ 2,750円
公募価格? 2,750円
初値予想(独自) 3,800円 ~ 4,200円(3月27日時点)
初値? 4,150円(公募価格比+50.9%)

・想定価格2,750円に対するPERは66.3倍
(上場時発行済株式数2,400,000株、2014年8月期の純利益99百万円、1株当たり利益41.5円で計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 4月13日(月)~4月17日(金)
当選発表日? 4月20日(月)
購入申込期間? 4月21日(火)~4月24日(金)
上場日? 4月30日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 400,000株
売出株数(OA含む)? 290,000株
当選株数合計 690,000株

・当選株数は計690,000株。売買単位が100株なので、当たりは計6,900枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 みずほ証券 85.00% 510,000株 5,100枚 510枚
幹事 大和証券 8.00% 48,000株 480枚 48枚
SBI証券 2.00% 12,000株 120枚 54枚
岡三証券 2.00% 12,000株 120枚 12枚
いちよし証券 1.00% 6,000株 60枚 9枚
エース証券 1.00% 6,000株 60枚 6枚
SMBC日興証券 1.00% 6,000株 60枚 6枚

・主幹事以外だと、副幹事の大和証券SBI証券SMBC日興証券から当選のチャンス。
・岡三証券が幹事なので、後から岡三オンライン証券の取り扱いも発表される可能性があります。
・その他、マネックス証券から申し込みが可能となりました(4月15日追記)。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
高畠 靖雄(社長) 53.91%
高畠 昭雄 19.58%
(株)ティーエーケー 19.54%
田中 誠 4.90%
原口 聡史 0.48%
栗山 和晃 0.28%
青木 玲子 0.11%
小峯 将威 0.11%
加藤 智子 0.10%
石野 浩太 0.10%

・社長の高畠靖雄、高畠昭雄、田中氏、(株)ティーエーケーに対し、90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2010年
8月
2011年
8月
2012年
8月
2013年
8月
2014年
8月
売上高(百万円)? 131 121 172 335 545
経常利益(百万円)? 54 0 35 94 164
当期純利益(百万円)? 31 0 21 63 99
純資産額 (百万円)? 54 55 80 144 244
1株あたりの純資産額(円)? 685,053 695,458 1,006,378 72.24 122.04
1株あたりの純利益(円)? 393,221 10,405 266,881 31.98 49.80
自己資本比率(%)? 65.3 80.7 69.8 67.4 63.7
自己資本利益率(%)? 80.5 1.5 31.4 56.9 51.3

※2013年8月期以降、株式1株につき500株の分割を反映。
・2012年8月期から上昇基調が続いていますが、これは会社の成長というよりも、経済全体の景気が上向いたことで、企業が広告を打つようになったことが主な要因と思われます。自己資本比率は60%台と高く、自己資金を中心に会社を運営できており、財務面の不安はありません。IPOで得た資金は、人材の採用や育成、広告宣伝、システム開発などに充てる予定です。

管理人からのコメント

 デザインワン・ジャパン(6048)、マザーズ上場のネット系案件ですが、いかんせんビジネスモデルに新規性がありませんので、そこまで人気化は期待できないでしょう。とりあえず、大株主にベンチャーキャピタルはおらず、既存の株主にもロックアップがしっかりかかっていますので、それなりには上昇してくれそうです。ネット証券では、副幹事の大和証券SBI証券SMBC日興証券マネックス証券から申し込みが可能となっています。公募割れするような案件ではないと思いますので、しっかり申し込んでおきましょう。

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