コラボス(3908)

 コラボスの事業内容は、「コールセンター運営に必要な諸機能をクラウドサービスとして提供すること」で、マザーズ上場の小型案件となっています。クラウドサービスは流行のビジネスモデルで人気化しやすいですが、対象が少し地味目なコールセンターということで、少し足を引っ張るでしょうか。

成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価
○ b


基本情報

会社名 コラボス(3908) 【東証マザーズ】
会社URL https://www.collabos.com/
狙い目証券会社 SMBC日興証券(主幹事)、東海東京証券SBI証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 3,620円
仮条件? 3,260円 ~ 3,620円
公募価格? 3,620円
初値予想(独自) 6,000円 ~ 6,500円(2月12日時点)
初値? 8,600円(公募価格比137.6%)

・想定価格3,620円に対する上場時のPERは29.8倍(2014年3月期の純利益84百万円をベースに計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 3月2日(月)~3月6日(金)
当選発表日? 3月9日(月)
購入申込期間? 3月10日(火)~3月13日(金)
上場日? 3月17日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 83,400株
売出株数(OA含む)? 104,000株
当選株数合計 187,400株

・当選株数は計187,400株。売買単位が100株なので、当たりは計1,874枚
・当選本数は非常に少なく、かなり当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 SMBC日興証券 84.97% 138,500株 1,385枚 138枚
幹事 東洋証券 4.97% 8,100株 81枚 8枚
東海東京証券 2.52% 4,100株 41枚 4枚
SBI証券 2.52% 4,100株 41枚 18枚
極東証券 2.52% 4,100株 41枚 4枚
岡三証券 2.52% 4,100株 41枚 4枚

・主幹事のSMBC日興証券東海東京証券SBI証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
茂木 貴雄(社長) 45.80%
コムテック(株) 14.42%
NIFSMBC-V2006S3投資事業有限責任組合 13.55%
オリンパスビジネスクリエイツ(株) 4.89%
青本 真人 3.33%
茂木 一男 2.67%
(株)アドバンスト・メディア 2.49%
(株)アイカム 1.51%
齋藤 一紀 1.33%
小川 勇樹 1.20%

・NIFSMBC-V2006S3投資事業有限責任組合、オリンパスビジネスクリエイツ(株)を除く大株主に対し、180日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。
・NIFSMBC-V2006S3投資事業有限責任組合に対し、90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。

企業業績のデータ(5年分)


  2010年
3月
2011年
3月
2012年
3月
2013年
3月
2014年
3月
売上高(百万円)? 694 883 1,116 1,249 1,357
経常利益(百万円)? 7 126 193 110 144
当期純利益(百万円)? 1 76 106 66 84
純資産額 (百万円)? 132 209 317 383 467
1株あたりの純資産額(円)? 26,600 41,916 63,329 765.98 935.00
1株あたりの純利益(円)? 191.94 15,315 21,412 132.69 169.02
自己資本比率(%)? 42.3 52.1 48.3 50.4 63.1
自己資本利益率(%)? 0.7 44.7 40.7 19.0 19.9

※2013年3月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・売上は右肩上がりで推移していますが、利益が頭打ち気味なのが気になります。自己資本比率は60%を超えており、資金繰りで困る心配はなさそうです。IPOで得た資金は、全額を設備投資(海外展開に必要なサーバー、新サービス用のソフトウェア、セキュリティー強化、既存システムの増強)に充てる予定です。

管理人からのコメント

 コラボス(3908)、当選本数が1,874本と少なく、大株主に対するロックアップもしっかりかかっており、需給的にはかなりの好案件です。クラウドサービスの対象であるコールセンターがどこまで評価されるかによりますが、それなりの初値上昇が期待できるでしょう。ネット証券では、1人1票制を採用しているSMBC日興証券が主幹事を務めており、一般個人にも当選のチャンスが十分にあります。その他、東海東京証券SBI証券からも申し込みが可能となっていますので、積極的に申し込んでいきましょう。

↑