フルテック(6546)

 フルテックの事業内容は「自動ドア開閉装置の販売・施工・保守、ステンレス建具の製造・販売など」で、東証2部上場の小型案件(想定時価総額28.1億円、吸収金額6.9億円)です。過去の統計データから初値が上がりにくい傾向にある「東証2部上場」の案件ということもあり、きびしい展開が予想されます。

フルテックのホームページ画像
成長性 割安性
△ ○
話題性 総合評価
△ d


基本情報

会社名 フルテック(6546) 【東証2部】
会社URL http://www.fulltech1963.com/
狙い目証券会社 SMBC日興証券SBI証券岩井コスモ証券、安藤証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 540円
仮条件? 540円 ~ 600円
公募価格? 600円
初値予想(独自) 580円 ~ 650円(3月10日時点)
初値? 1,230円(公募価格比 +630円 +105%)

・想定価格540円に対して、PER6.6倍、PBR0.59倍、配当利回り0.37%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
 1株あたり利益81.7円、1株あたり純資産921.4円、1株あたり配当金2.0円。)
・初値予想を「500円 ~ 570円(2月16日時点)」から「580円 ~ 650円(3月10日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 3月3日(金)~3月9日(木)
当選発表日? 3月10日(金)
購入申込期間? 3月13日(月)~3月16日(木)
上場日? 3月22日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 600,000株
売出株数(OA含む)? 687,000株
当選株数合計 1,287,000株

・当選株数は1,287,000株。売買単位が100株なので、当たりは計12,870枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 野村證券 81.04% 907,000株 9,070枚 907枚
幹事 みずほ証券 8.00% 89,500株 895枚 89枚
SMBC日興証券 4.99% 55,900株 559枚 55枚
いちよし証券 2.99% 33,500株 335枚 50枚
SBI証券 1.99% 22,300株 223枚 100枚
岩井コスモ証券 0.49% 5,500株 55枚 5枚
エース証券 0.49% 5,500株 55枚 5枚

・主幹事以外だと、SMBC日興証券SBI証券岩井コスモ証券から当選のチャンス。
・その他、安藤証券から申し込みが可能となりました(3月2日追記)。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
(有)ウェルマックス 26.00% 90日間
古野 重幸(社長) 21.74% 90日間
古野 豊 7.74% 90日間
古野 元昭 4.52% 90日間
フルテック従業員持株会 4.35%
秋元 正雄 4.17% 90日間
古野 直樹 2.96% 90日間
古野 善昭 2.84% 90日間
古野 廣子 2.38% 90日間
田中 康之 2.22% 90日間

 

企業業績のデータ(5年分)

  2012年
3月
2013年
3月
2014年
3月
2015年
3月
2016年
3月
売上高(百万円)? 8,744 8,945 9,514 10,099 10,446
経常利益(百万円)? 365 349 434 786 814
当期純利益(百万円)? 104 143 △52 471 425
純資産額 (百万円)? 3,175 3,308 3,291 4,199 4,497
1株あたりの純資産額(円)? 31,749 33,083 32,730 1,045 1,066
1株あたりの純利益(円)? 1,037 1,435 △522 118 106
自己資本比率(%)? 51.5 57.7 50.4 50.0 53.1
自己資本利益率(%)? 3.3 4.4 - 12.0 9.8

※2014年3月期まで単独決算。2015年3月期から連結決算。
※2015年3月期以降、株式1株につき40株の分割を反映。
・2017年3月期は、第3四半期時点で売上7,158百万円、経常利益415百万円を達成しています。IPOで得た資金は、広告宣伝、研究開発、人材育成に充てる予定です。

管理人からのコメント

 フルテック(6546)、個人の買いが集まりやすい低価格のIPOですが、事業、業績ともに人気化する内容ではありません。業績に関しては、今期は減益の可能性がありますので、純粋な投資対象としてもきびしいように思います。ネット証券では、SMBC日興証券SBI証券岩井コスモ証券、安藤証券から申し込みができますが、仮条件の水準などを見てから申し込むかどうか決めた方がよいでしょう。

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