バリューデザイン(3960)

 バリューデザインの事業内容は「サーバー管理型プリペイドカード、ギフトカードシステムの提供及び関連する機器、カード等の販売」で、マザーズ上場の小型案件となっています。事業モデルはASP(ネットを通じてシステム提供)サービスで、話題性のピークは数年前に過ぎていますが、まだ人気化しやすいテーマではあります。

成長性 割安性
○ △
話題性 総合評価
○ a


基本情報

会社名 バリューデザイン(3960) 【東証マザーズ】
会社URL http://valuedesign.jp/
狙い目証券会社 SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券岩井コスモ証券、安藤証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,860円
仮条件? 1,860円 ~ 2,040円
公募価格? 2,040円
初値予想(独自) 3,000円 ~ 3,300円(8月22日時点)
初値? 4,315円(公募価格比+111.5%)

・想定価格1,860円に対して、PERは赤字のため計測不能、PBR4.5倍、配当利回り-%
(上場時発行済株式数1,408,600株、2015年6月期の純利益△550百万円、純資産584百万円、1株あたり純資産414円、配当金なしで計算)

IPOスケジュール

抽選申込期間? 9月7日(水)~9月13日(火)
当選発表日? 9月14日(水)
購入申込期間? 9月15日(木)~9月21日(水)
上場日? 9月26日(月)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 268,000株
売出株数(OA含む)? 68,900株
当選株数合計 336,900株

・当選株数は計336,900株。売買単位が100株なので、当たりは計3,369枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 SMBC日興証券 93.02% 249,300株 2,493枚 249枚
幹事 みずほ証券 6.53% 17,500株 175枚 17枚
SBI証券 4.37% 11,700株 117枚 52枚
エイチエス証券 1.08% 2,900株 29枚 2枚
東洋証券 1.08% 2,900株 29枚 -枚
岡三証券 1.08% 2,900株 29枚 2枚
いちよし証券 1.08% 2,900株 29枚 4枚
岩井コスモ証券 1.08% 2,900株 29枚 2枚

・主幹事のSMBC日興証券SBI証券岩井コスモ証券から当選のチャンス。
・その他、安藤証券から申し込みが可能となりました(9月6日追記)。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
尾上 徹(社長) 16.94% 180日間
大日本印刷(株) 10.38% 180日間
NIFSMBC-V2006S3投資事業有限責任組合 7.44% 90日間
1.5倍
林 秀治 6.19% 180日間
CSK-VCサステナビリティ・ファンド投資事業組合 5.82% 90日間
1.5倍
ネオス(株) 5.30% 90日間
1.5倍
(株)ティーガイア 5.05% 180日間
GMOペイメントゲートウェイ(株) 5.04% 180日間
(株)サイバーエージェント 4.54% 90日間
1.5倍
金子 毅 3.81% 180日間

 

企業業績のデータ(5年分)

  2011年
6月
2012年
6月
2013年
6月
2014年
6月
2015年
6月
売上高(百万円)? 365 473 634 1,031 1,243
経常利益(百万円)? 10 22 64 10 △187
当期純利益(百万円)? 8 21 58 20 △550
純資産額 (百万円)? 141 163 291 581 134
1株あたりの純資産額(円)? 18,671 21,537 33,362 552.19 117.98
1株あたりの純利益(円)? 1,143 2,866 7,597 23.44 △515.09
自己資本比率(%)? 67.7 56.3 37.9 41.9 15.6
自己資本利益率(%)? 12.2 14.3 25.6 4.7 △153.7

※2013年6月期まで単独決算。2014年6月期から連結決算。
※2014年6月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・2016年6月期は、第3四半期で売上1,156百万円、経常利益99百万円を達成しています。2015年6月期の大幅な赤字は先行投資によるもので、売り上げが立ってきた今期は黒字に転換しています。IPOで得た資金は、設備投資、運転資金に充てる予定です。

管理人からのコメント

 バリューデザイン(3960)、大手飲食チェーンやスーパーを取引先に持つプリペイドカード事業が主力ですが、内容的にはとくに新規性を感じません。サービスを提供する形態がASPということで、そこに新規性を見出すことはできますが、それも今となってはどこまで話題になるか不安なところです。ただ、公開株数が少なく、大株主に対するロックアップもしっかりかかっているため、需給だけで初値が高騰してしまう気がします。

 ネット証券では、主幹事のSMBC日興証券がねらい目で、その他にSBI証券岩井コスモ証券、安藤証券からも申し込むことができます。

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