ハウスドゥ(3457)

 ハウスドゥの事業内容は「フランチャイズ事業、不動産事業、住宅流通事業」で、マザーズ上場の小型案件となっています。元ヤクルトスワローズの古田敦也さんがイメージキャラクターで、かつ株式保有比率0.66%の株主でもあります。株を持っているだけあって、宣伝活動にも気合が入っているように見えるのは私だけでしょうか。ただ、それでも人気面では苦戦しそうで、初値の大幅上昇は期待しづらいでしょう。

成長性 割安性
○ △
話題性 総合評価
○ b


基本情報

会社名 ハウスドゥ(3457) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.housedo.com/
狙い目証券会社 SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 3,430円
仮条件? 3,430円 ~ 3,600円
公募価格? 3,600円
初値予想(独自) 4,500円 ~ 5,000円(3月15日時点)
初値? 5,300円(公募価格比+47.2%)

・想定価格3,430円に対するPERは17.9倍
(上場時発行済株式数811,400株、2014年6月期の純利益155百万円、1株当たり利益192円で計算)。
・初値予想を「3,800円 ~ 4,100円(2月20日時点)」から「4,500円 ~ 5,000円(3月15日時点)」変更しました。(3月15日追記)

IPOスケジュール

抽選申込期間? 3月10日(火)~3月16日(月)
当選発表日? 3月17日(火)
購入申込期間? 3月18日(水)~3月23日(月)
上場日? 3月25日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 123,000株
売出株数(OA含む)? 91,000株
当選株数合計 214,000株

・当選株数は計214,000株。売買単位が100株なので、当たりは計2,140枚
・当選本数は非常に少なく、かなり当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 SMBC日興証券 84.15% 156,600株 1,566枚 156枚
幹事 野村證券 5.00% 9,300株 93枚 9枚
みずほ証券 3.98% 7,400株 74枚 7枚
SBI証券 2.96% 5,500株 55枚 24枚
岡三証券 1.99% 3,700株 37枚 3枚
エース証券 0.97% 1,800株 18枚 1枚
SMBC
フレンド証券
0.97% 1,800株 18枚 1枚

・主幹事のSMBC日興証券SBI証券から当選のチャンス。
・岡三証券が幹事なので、後から岡三オンライン証券の取り扱いも発表される可能性があります。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
(有)AMC 49.46%
安藤 正弘(社長) 37.23%
安藤 由加里 3.29%
安藤 英子 2.85%
金城 泰然 1.31%
西川 潔 1.31%
グローバル・タイガー・ファンド3号投資事業有限責任組合 0.66%
古田 敦也 0.66%
安藤 麻央 0.64%
安藤 徳真 0.64%

・主要大株主に対し、180日間のロックアップ。

企業業績のデータ(5年分)


  2010年
6月
2011年
6月
2012年
6月
2013年
6月
2014年
6月
売上高(百万円)? 349 297 3,048 8,251 13,309
経常利益(百万円)? 3 △40 △3 112 204
当期純利益(百万円)? △1 △7 △20 80 155
純資産額 (百万円)? 22 90 70 430 586
1株あたりの純資産額(円)? 229,635 56,571 43,772 △234 851.65
1株あたりの純利益(円)? △15,769 △63,672 △12,799 501.79 226.06
自己資本比率(%)? 17.4 15.5 3.9 △0.7 9.4
自己資本利益率(%)? - - - - 57.4

※2012年6月期まで単独決算。2013年6月期から連結決算。
※2013年6月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・アベノミクスと消費増税前の駆け込みの影響から直近の業績が急拡大していますが、これはあくまで一時的なものなので、今後もこの調子で業績が拡大していくことは考えづらいです。自己資本比率がかなり低く、借入金に頼った経営をしているため、金利には注意が必要です。IPOで得た資金は、投融資、システム増強、販売用不動産および賃貸用不動産の取得に充てる予定です。

管理人からのコメント

 ハウスドゥ(3457)、2017年4月から消費税が10%に引き上げられるため、駆け込み需要が発生するかもしれませんが、その規模は前回(5%から8%)のものよりだいぶ小さくなると思われます。その後も明るい展望が描きづらく、人気化することはないでしょう。加えて、同日に上場する企業が他にもありますので、余計にこちらに資金が回ってくることは考えづらいです。

 当選を狙うなら、1人1票制を採用しているSMBC日興証券が主幹事を務めているのでチャンス。その他、SBI証券からも申し込みが可能となっています。

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