レアジョブ(6096)

 レアジョブの事業内容は、「フィリピン人講師によるオンライン英会話サービスの運営」となっています。マザーズ上場の小型案件で、事業自体もある程度認知されているため、初値高騰が期待できそうです。ただ、決算書をご覧いただいても分かるように、業績は不安定ですので、純粋な投資対象として扱う場合は注意が必要です。

成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価
○ a


基本情報

会社名 レアジョブ(6096) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.rarejob.co.jp/
狙い目証券会社 大和証券(主幹事)、SBI証券マネックス証券カブドットコム証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,080円
仮条件? 1,080円 ~ 1,170円
公募価格? 1,170円
初値予想(独自) 1,500円 ~ 1,600円(6月10日時点)
初値? 3,155円(公募価格比+169.7%)

 

IPOスケジュール

抽選申込期間? 6月12日(木)~6月18日(水)
当選発表日? 6月19日(木)
購入申込期間? 6月20日(金)~6月25日(水)
上場日? 6月27日(金)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 100,000株
売出株数(OA含む)? 199,000株
当選株数合計 299,000株

・当選株数は計299,000株。売買単位が100株なので、当たりは計2,990枚
・当選本数は非常に少なく、かなり当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 大和証券 87.00% 226,200株 2,262枚 226枚
幹事 野村證券 3.00% 7,800株 78枚 7枚
SBI証券 3.00% 7,800株 78枚 35枚
マネックス証券 3.00% 7,800株 78枚 78枚
三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
カブドットコム
証券
を含む)
1.00% 2,600株 26枚 2枚
極東証券 1.00% 2,600株 26枚 2枚
いちよし証券 1.00% 2,600株 26枚 3枚
エース証券 1.00% 2,600株 26枚 2枚

・主幹事の大和証券SBI証券マネックス証券カブドットコム証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
加藤 智久(社長) 30.11%
中村 岳 29.11%
投資事業組合GV−Ⅱ 15.11%
KDDI新規事業育成投資事業有限責任組合 5.02%
YJ1号投資事業組合 5.02%
藤田 利之 3.51%
(株)サイバーエージェント 1.76%
三菱UFJキャピタル3号投資事業有限責任組合 1.51%
小野 慎介 0.88%
CA Startups Internet Fund 1号投資事業有限責任組合 0.75%

・社長の加藤、中村、投資事業組合GV−Ⅱ、藤田に対して90日間のロックアップ。(公募価格の1.5倍で解除)

企業業績のデータ(5年分)


  2009年
3月
2010年
3月
2011年
3月
2012年
3月
2013年
3月
売上高(百万円)? 85 239 489 902 1,132
経常利益(百万円)? 0 0 32 13 △114
当期純利益(百万円)? 0 0 17 △15 △109
純資産額 (百万円)? 21 21 39 273 339
1株あたりの純資産額(円)? 1,443 1,479 2,683 19.21 △51.47
1株あたりの純利益(円)? 8.78 36.00 1,203 △10.20 △74.27
自己資本比率(%)? 39.6 30.5 25.3 10.3 △22.3
自己資本利益率(%)? 1.2 2.5 57.8 - -

※2011年3月期まで単独決算。2012年3月期から連結決算。
・2013年3月期に赤字に転落していますが、これは「円安・ペソ高(フィリピン流通通貨)により、フィリピン人講師の人件費が増加」したことが影響しています(2014年3月期は値上げを実施したため黒字予定)。このように、ビジネスモデル的に「為替レート」が大きく影響してきますのでご注意ください。

管理人からのコメント

 レアジョブ(6096)は、フィリピン人を講師に迎えた“格安”オンライン英会話サービスで、現在23万人の無料登録ユーザーがいます(有料登録ユーザーは3万人)。私の知り合いにも何人か利用者がいるくらいですので、個人投資家のあいだでもある程度認知されているでしょう。そういった面では、人気化する要素を持っており、初値高騰が十分に期待できます。

 ネット証券では、主幹事の大和証券、1人1票制のマネックス証券、金額に応じて抽選権が割り当てられるSBI証券から申し込むことができますので、積極的にチャレンジしましょう。

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