シグマクシス(6088)

 シグマクシスは、「ビジネス・コンサルティングサービス」をおこなっている会社です。マザーズ上場の新興銘柄ですが、すでに売り上げは100億円を突破しており、それなりの規模をほこっています。普段ならば、それでも十分な買いを集めそうですが、くしくも、シグマクシスが上場する12月18日は、他に3社の小型IPOが控えており、もしかすると資金不足から初値があまり上昇しない可能性があります。

シグマクシスのホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価
○ b


基本情報

会社名 シグマクシス(6088) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.sigmaxyz.com/
狙い目証券会社 SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券マネックス証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,830円
仮条件? 2,830円 ~ 3,010円
公募価格? 3,010円
初値予想(独自) -
初値? 3,020円 (公募価格比 +0.3%)

・公募価格3,010円は、2014年3月期の予想1株あたり利益229.39円の13.2倍。一般的に、15倍~20倍が適正水準と言われていますので、一見割安に思えます。しかし、過去に大赤字を出しており、現在はその影響から税負担が軽くなっており、実質的な利益は見かけよりも小さいです。その点を考慮すると、おおむね適正水準と言えるでしょう。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 12月3日(火)~12月9日(月)
当選発表日? 12月10日(火)
購入申込期間? 12月11日(水)~12月13日(金)
上場日? 12月18日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 211,700株
売出株数(OA含む)? 1,615,600株
当選株数合計 1,827,300株

・当選株数は計1,827,300株。売買単位が100株なので、当たりは計18,273枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 SMBC日興証券 86% 1,3,67,100株 13,671枚 1,367枚
幹事 みずほ証券 4% 63,500株 635枚 63枚
SBI証券 2% 31,700株 317枚 142枚
マネックス証券 2% 31,700株 317枚 317枚
いちよし証券 2% 31,700株 317枚 31枚
岡三証券 2% 31,700株 317枚 31枚
エース証券 1% 15,800株 158枚 15枚
三木証券 1% 15,800株 158枚 15枚

・完全抽選本数がダントツで多い主幹事のSMBC日興証券はもちろん、マネックス証券SBI証券からも当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
三菱商事(株) 54.39%
(株)インターネットイニシアティブ 10.48%
(株)インテック 10.48%
RHJ International SA(常任代理人 SMBC日興証券(株)) 10.38%
(株)ワコム 4.76%
倉重 英樹(社長) 0.63%
富村 隆一 0.63%
清水 照雄 0.63%
大原 聡 0.50%
渡邊 達雄 0.50%

・大株主に対するロックアップは90日間で、価格での解除条件はなし。

企業業績のデータ(5年分)


  2009年
3月
2010年
3月
2011年
3月
2012年
3月
2013年
3月
売上高(百万円)? 1,152 2,639 5,897 7,158 10,246
経常利益(百万円)? △1,583 △2,005 △381 460 703
当期純利益(百万円)? △1,585 △2,012 △385 458 1,152
純資産額 (百万円)? 414 902 517 975 2,128
1株あたりの純資産額(円)? 1,376 1,873 2,328 2,696 4,087
1株あたりの純利益(円)? △792,530 △755,169 △85,692 101.84 256.17
自己資本比率(%)? 30.1 48.2 22.2 36.2 52.1
自己資本利益率(%)? - - - 61.4 74.3

・「売り上げ」「利益」ともに、ものすごい勢いで右肩上がりの上昇を続けています。ただ、2014年3月期の会社予想の売り上げが、対前年比で+8.3%としか伸びておらず、規模も規模ですから頭打ちが近いのかもしれません。

管理人からのコメント

 普段なら、シグマクシス(6088)くらいの案件で心配する必要はないのですが、今回は同日に4社上場という特殊な環境下に置かれています。しかも、他の3銘柄は規模が小さく、初値が上がりやすいため、そちらに優先的に資金が流れてしまう可能性が高いです。とりあえず、申し込みは、主幹事であり、1人1票の完全平等抽選を採用しているSMBC日興証券からのみでも良いでしょう。


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