クロス取引の実践①空売り

最終更新日:
2020年5月22日

 ここでは、SBI証券の取引画面を使って、一般信用取引を使った「クロス取引」を実践していきます。
具体的な手順は次の①~③ですが、実際には、「①信用取引の売り注文」と「②現物取引の買い注文」はどちらが先になっても構いません。ただし、同じ時間帯に取引を成立させる必要があるので、株式市場が閉まっている時間帯、「平日9時~11時30分以外」と「12時30分~15時以外」の時間帯に行なってください。

①株価下落を避けるために、信用取引で売り注文を出す
②株主優待の権利を得るために、現物取引の買い注文を出す
③ポジションを解消するために、決済をする

信用取引の売り注文(空売り)を実践

 はじめに、「①株価下落を避けるために、信用取引で売り注文を出す」から見ていきましょう。

1.まずは、SBI証券にログインしてください。すると、左側に「株主優待」というボタンがあるので、そちらをクリックします。

SBI証券ログイン
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2.次に、「株主優待検索画面」が出てきますので、下の方にスクロールしてください。左側に「つなぎ売り」という項目があるので、「一般売り」ボタンをクリックします。ちなみに、一般売りとは一般信用取引で売り注文を出せる銘柄を指します。

株主優待検索画面
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3.一般信用取引のできる銘柄が「697銘柄」と表示されました。その中から、「10万円以内で買いやすい株、かつ、株主優待が魅力的な株」として、家電の販売で有名なヤマダ電機を例にしました。ヤマダ電機の銘柄名をクリックしてください。ヤマダ電機では、株主優待としてお買い物優待券(500円~)がもらえます。

ヤマダ電機
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4.ヤマダ電機のページに移動しました。画面の右にある「信用売」をクリックしてください。

信用売
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5.ここからは注文入力です。「①株数」を入れて、「②成行」、「③一般(15日)」を選んでください。間違いがないようでしたら、「④取引パスワード」を入れて」、となりにある「⑤注文確認画面へ」のボタンをクリックしてください。

入力画面
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6.注文確認画面が出ますので、入力に誤りがないか再度確認してください。問題なければ、「注文発注」をクリックしてください。

確認画面
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7.この画面になると注文完了です。

結果画面
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 冒頭にも書きましたが、クロス取引は同じ時間帯に2つの取引(買い注文と売り注文)を成立させる必要があります。株式市場が閉まっている時間帯に、2つの注文を出してください。売り注文(空売り)が成立したら、現物取引の買い注文に移ります。

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