IPO株の攻略・裏ワザ 3

 前ページの「家族口座・未成年口座を使う」に引き続いて、IPO株の当選確率を確実にアップさせる方法を紹介します。 次は、SBI証券しかできないワザですが、IPOチャレンジポイントをためることで、確実に当選に近づける方法です。

3.IPOチャレンジポイントを貯めて使う(SBI証券)

 まず、SBI証券のIPO抽選のしくみを解説します。SBI証券に割り当てられたIPO株は、優先配分とネット抽選に分けられますが、個人配分の60%は完全抽選によって行われます。この抽選は、たくさんの株数で申し込んだ方がIPOに当たりやすくなっています。残りの30%はポイント抽選によるものです。これはIPOチャレンジポイントの多い順に当選者を決める方式です。言い換えると、ポイントが多い順に当選するので、長い目で見れば、(ルール変更がない限りは)どこかで必ず当たります。 後者を狙うのが、このページの目的です。

 IPOチャレンジポイントの貯め方ですが、IPOに申し込んで“はずれる”と、IPOチャレンジポイントが「1ポイント」手に入ります。このポイントをコツコツためていき、ここぞというときに使うと、IPO当選に期待ができます。

IPOチャレンジポイント

↑SBI証券のログイン後の管理画面です。89p(ポイント)貯まっていますが、これは、これまでに89回はずれたことを意味します…。


 ポイントを使ってIPO抽選に申し込み、仮にはずれた場合には、ポイントはなくならずに、手元に戻ってきます。何度はずれても、ポイントは消費されないので安心な設計です。しかし、抽選の結果、「当選」や「補欠当選」になったときは、必ず購入申込をしてください。私はIPOチャレンジポイントを使って申し込み、補欠当選していたのを知らずに放置していたら、ポイントはすべてなくなってしまいました。気が付いたときには、もうどうにもならなかったなんとも苦い思い出です…。

 そうはいっても、IPOにはずれてポイントが手に入り、着実に当選に近づくことは個人投資家にもありがたいことです。私もIPOチャレンジポイントを使って当選したことがありますので、実際の画像をご覧ください。

IPOチャレンジポイント当選
(IPOデータ : 2013年6月上場 公募価格3,200円 初値17,800円 利益146万円 125p使用)

SBIIPO当選画像1
(IPOデータ : 2005年6月上場 公募価格16万円 初値70万円 利益54万円 12p使用)

 IPOチャレンジポイントを貯める方法は一つしかなく、IPOにはずれて1ポイントずつ貯めるしかありません。 かなり根気のいる作業で、コツコツ申し込みをしなければなりませんが、その分の見返りは大きいです。しっかり貯めて、ここ一番のときにポイント全部使って申し込みましょう。仮に、はずれたとしても、ポイントはすべて戻ってくるので大丈夫です。根気は必要ですが、最も確実な方法と言えるかもしれません。SBI証券限定の裏ワザです。

 

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