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UBEマシナリー[ユービーイーマシナリー]
- 公開日:
- 2025年8月20日
2025年5月20日、UBE(旧宇部興産)が連結子会社であるUBEマシナリー[ユービーイーマシナリー]の上場準備をはじめると発表しました。上場予定時期は未定とのことです。
UBEはナイロン樹脂や、液晶パネルの基板となるポリイミドなどを手がける大手化学メーカーで、その機械部門を担ってきたのがUBEマシナリーです。UBEの西田社長は記者会見で「化学部門と機械部門の親和性を考えると、独立させて成長戦略を描く方が良いと判断した」と説明しました。
基本情報
会社名 | UBEマシナリー[ユービーイーマシナリー] |
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会社URL | https://www.ubemachinery.co.jp/ |
会社設立 | 1999年(26年目) |
狙い目証券会社 | 未定のため、IPOおすすめネット証券会社比較にてご準備ください |
企業業績のデータ(5年分)
※決算公告より
管理人からのコメント
UBEマシナリー[ユービーイーマシナリー]は、産業用機械や橋梁などを手がけるメーカーです。もともとはUBE(旧宇部興産)の産業機械部門で、「宇部興産機械」として分社化され、2022年に今の社名に変更しました。自動車や大型家電の金属部品製造に使われるダイカストマシンや、プラスチック樹脂製品の製造に使われる射出成形機(しゃしゅつせいけいき)を主力としています。なかでも注目なのが、2022年に国内で初めて開発したギガキャスト用ダイカストマシンです。ギガキャストとは、これまで複数のパーツをつなぎ合わせて作っていた自動車のボディを、一度にまるごと製造できる超大型マシンのことです。近年電気自動車(EV)の普及で、需要が増えました。2025年5月にはギガキャストのラインナップをさらに拡充しており、リョービやトヨタ自動車に納入実績があります。UBEマシナリーは国内2か所、アメリカと中国にも工場を構え、国内外の需要に対応しています。
直近の業績を見ると、コロナ禍からの回復後、微増を続けています。2025年3月期の決算では、純利益が前年比67%増と大きく伸びていますが、これは本業ではなく、一時的な利益によるもののようです。EVの普及が鈍化していることもあり、業績が足踏み状態なのかもしれません。企業向けのビジネス(BtoB)のため、自動車メーカーなどの設備投資が減ると、その変化を受けやすいのがネックになりそうです。
ここ最近では、UBEと三菱マテリアルの持分法適用関連会社であるUBE三菱セメントも上場準備を開始すると発表しており、UBE関連会社の上場報道が続いています。
正式な上場日はまだ決まっていませんが、万全を期して、今のうちにネット証券に口座を開設して、IPOの申し込みができるようにしておきましょう。
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