Dynabook(ダイナブック)

最終更新日:
2020年9月18日

2020年9月16日の日本経済新聞朝刊で、「ダイナブック」が2021年下期の上場を目指しているとの報道がありました。

 もともと東芝クライアントソリューションとして、東芝のPC関連事業を引き継いでいましたが、経営が悪化し、2018年のシャープに買収されました。その後、経営立て直しにより、2020年3月期に営業利益を黒字化を達成しています。

成長性 割安性
○ -
話題性 管理人期待度
○ c


基本情報

会社名 Dynabook(ダイナブック)
会社URL https://dynabook.com/
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企業業績のデータ(5年分)

  2016年
3月
2017年
3月
2018年
3月
2019年
3月
2020年
3月
売上高(百万円)? 85,820 165,056 146,681 147,054 169,771
経常利益(百万円)? 822 △2,155 △8,662 △5,722 7,726
当期純利益(百万円)? 105 △1,764 △8,211 △6,381 2,343
純資産額 (百万円)? 1,639 1,864 △6,329 17,202 19,778
1株あたりの純資産額(円)? - - - - -
1株あたりの純利益(円)? - - - - -
自己資本比率(%)? 5.7 3.7 - 22.9 24.2
自己資本利益率(%)? 6.4 - - - 11.8

※企業ホームページの決算公告より
2018年にシャープに買収され、親会社の鴻海精密工業流のコストカットをおこなった結果、2020年に黒字転換を果たしました。自己資本比率も改善傾向にあり、上場時には投資家から好印象を持たれそうです。

管理人からのコメント

 ダイナブックは、スマホの普及やパソコンの汎用品化により、業績が悪化していましたが、鴻海流のコストカットを実施した結果、2020年に黒字転換しました。

 2020年現在のパソコン市場は、コロナ禍のテレワーク・eラーニングによる需要拡大が大きなプラス要因です。Windows7からの買い替え需要はひと段落しているので反動減はありそうですが、長い目で見れば成長が見込めそうです。

 2020年の売上高は1,697億円と大きいため、東証一部上場の大型IPOとなりそうです。そのため需給バランスが悪く、初値高騰は難しいでしょう。しかし、会社の知名度が高いので、公募価格が割安な水準になればそれなりに上昇する可能性はあるでしょう。キオクシアの結果が参考になりそうです。

 正式な上場日はまだ決まっていませんが、万全を期して、今のうちにネット証券に口座を開設して、IPOの申し込みができるようにしておきましょう。


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