日本アクア(1429)

 日本アクアの事業内容は、「断熱材(建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム)の施工販売」となっています。事業内容に真新しさがなく、マザーズ上場とは言え、中型のIPOですから、初値の高騰はそれほど期待できません。上場時期が、不動産セクターの盛り上がっていた年初あたりだったら、おもしろくなっていたのではないでしょうか。

日本アクアのホームページ画像
成長性 割安性
○ ○
話題性 総合評価
○ b


基本情報

会社名 日本アクア(1429) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.n-aqua.jp/
狙い目証券会社 SMBC日興証券(副幹事)、マネックス証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,480円
仮条件? 1,480円 ~ 1,650円
公募価格? 1,650円
初値予想(独自) -
初値? 2,061円 (公募価格比 +24.9%)

・公募価格1,650円は、2013年12月期の予想1株あたり利益111.97円の14.7倍。すでに上場している同様の環境に置かれた企業に対しては少し高い水準にありますが、一般的には割安とされる水準です。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 11月27日(水)~12月3日(火)
当選発表日? 12月4日(木)
購入申込期間? 12月5日(木)~12月10日(火)
上場日? 12月13日(金)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 1,570,000株
売出株数(OA含む)? 235,500株
当選株数合計 1,805,500株

・当選株数は計1,805,500株。売買単位が100株なので、当たりは計18,055枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 野村證券 80% 1,256,000株 12,560枚 125枚
幹事 SMBC日興証券 3% 47,100株 471枚 47枚
みずほ証券 3% 47,100株 471枚 47枚
三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
3% 47,100株 471枚 47枚
マネックス証券 2% 31,400株 314枚 314枚
丸三証券 2% 31,400株 314枚 31枚
むさし証券 2% 31,400株 314枚 31枚
岡三証券 2% 31,400株 314枚 31枚
水戸証券 2% 31,400株 314枚 31枚
いちよし証券 1% 15,700株 157枚 23枚

・副幹事のSMBC日興証券マネックス証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
(株)桧屋ホールディングス 63.71%
Huntsman Investments 18.20%
中村 文隆 9.10%
従業員持ち株会 1.27%
村上 友香 1.00%
北恵 0.36%
江川 弘 0.27%
笹川 真也 0.27%
中村 嘉孝 0.22%
協立エアテック 0.18%
青山 和浩 0.18%
宇佐美 計史 0.18%
川上 千絵美 0.18%

・大株主に対するロックアップは90日間で、公募価格から1.5倍で解除。

企業業績のデータ(5年分)


  2008年
12月
2009年
12月
2010年
12月
2011年
12月
2012年
12月
売上高(百万円)? 445 1,428 3,067 5,475 6,488
経常利益(百万円)? △70 53 389 807 662
当期純利益(百万円)? △71 44 220 457 364
純資産額 (百万円)? △7 37 257 715 1,080
1株あたりの純資産額(円)? △18,366 93,926 664,893 178.96 270.19
1株あたりの純利益(円)? △179,659 112,292 550,967 114.47 91.24
自己資本比率(%)? △2.5 7.1 18.0 35.9 38.8
自己資本利益率(%)? - 297.2 149.1 94.0 40.6

・親会社である住宅建設・販売の「桧家ホールディングス」が急拡大しているため、その恩恵にあずかって急成長しています。また、自己資本比率が年々向上しており、借入金に依存しない経営体質に変わってきています。

管理人からのコメント

 その成長性から、純粋な投資対象として日本アクア(1429)はおもしろいと思いますが、事業内容がありきたりなので、IPO的には少々盛り上がりにかけそうな案件です。実は、親会社である桧家ホールディングスは、実際に私が投資していた銘柄で、今後も中長期的な成長が期待できる優良企業です。なので、日本アクアにも多少思い入れがあり、良いコメントをそえたいのですが、やっぱりIPO的にはパッとしないです。


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