ダイキアクシス(4245)

 ダイキアクシスは、「浄化槽をはじめとする各種水処理設備の製造・販売、および維持管理」などを事業とする会社です。人気度の低い東証2部上場に加えて、同日にあと3社が新規上場することもあり、初値の上昇はあまり期待できなさそうです。

ダイキアクシスのホームページ画像
成長性 割安性
○ ○
話題性 総合評価
○ c


基本情報

会社名 ダイキアクシス(4245) 【東証2部】
会社URL http://www.daiki-axis.com/
狙い目証券会社 SMBC日興証券マネックス証券カブドットコム証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,200円
仮条件? 1,200円 ~ 1,300円
公募価格? 1,300円
初値予想(独自) -
初値? 1,351円 (公募価格比 +3.9%)

・公募価格1,300円は、2013年12月期の予想1株あたり利益157.26円の8.3倍。一般的に15倍~20倍が適正ですので、だいぶ割安な水準と言えます。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 12月2日(月)~12月6日(金)
当選発表日? 12月9日(月)
購入申込期間? 12月11日(水)~12月16日(月)
上場日? 12月19日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 700,000株
売出株数(OA含む)? 305,000株
当選株数合計 1,005,000株

・当選株数は計1,005,000株。売買単位が100株なので、当たりは計10,050枚
・当選本数は一般的で、標準的な当選確率となっています。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
カブドットコム
証券
を含む)
80% 560,000株 5,600枚 56枚
幹事 大和証券 5% 35,000株 350枚 52枚
SMBC日興証券 5% 35,000株 350枚 35枚
みずほ証券 3% 21,000株 210枚 21枚
マネックス証券 1% 7,000株 70枚 70枚
香川証券 1% 7,000株 70枚 7枚
アイザワ証券 1% 7,000株 70枚 7枚
東洋証券 1% 7,000株 70枚 7枚
いちよし証券 1% 7,000株 70枚 10枚
岩井コスモ証券 1% 7,000株 70枚 7枚

・主幹事以外だと、マネックス証券、、SMBC日興証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
大亀 裕(社長) 47.22%
ジャフコV1-B号投資事業有限責任組合 7.21%
(株)伊予銀行 4.81%
(株)愛媛銀行 4.81%
従業員持株会 4.61%
ジャフコV1-スター投資事業有限責任組合 4.24%
投資事業組合オリックス10号 3.20%
(株)日本政策投資銀行 3.20%
ジャフコV1-A号投資事業有限責任組合 2.96%
MUFGベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合 2.88%

・大株主に対するロックアップは90日間で、公募価格から1.5倍で解除。

企業業績のデータ(5年分)


  2008年
12月
2009年
12月
2010年
12月
2011年
12月
2012年
12月
売上高(百万円)? 22,101 18,976 21,743 24,929 27,202
経常利益(百万円)? △278 62 384 484 564
当期純利益(百万円)? △921 △162 283 248 216
純資産額 (百万円)? 2,604 2,482 2,832 3,561 3,823
1株あたりの純資産額(円)? 104,284 99,396 113,415 1,424 1,529
1株あたりの純利益(円)? △36,890 △6,522 11,339 99.43 86.82
自己資本比率(%)? 19.2 17.7 21.9 23.8 23.7
自己資本利益率(%)? - - 10.7 7.2 5.9

※2011年12月期より連結決算
・売り上げ、経常利益ともにきれいな右肩上がりを続けています。ただ、2013年12月期の会社発表の予想売り上げは、前年比+5.9%となっており、成長ペースの鈍化が見られますので注意が必要です。また、自己資本比率が20%台前半と低く、事業の運転を借入金に頼る体質となっています。将来的に金利が上がってくると、利払い負担が大きくのしかかってきますので、こちらにもご注意ください。

管理人からのコメント

 純粋な投資対象として見た場合、成長性もあって割安でもあるダイキアクシス(4245)はなかなか良い株です。ただ、IPOというイベントとして見た場合、「東証2部というマイナー性」「前日に4社、同日にあと3社が新規上場する過剰供給」という点から、初値高騰はあまりにも期待しにくい状況です。資金に余裕がなければ、ここは申し込むのをやめて、他に資金を回した方が良いでしょう。


↑