阿波製紙(3896)

 阿波製紙の事業内容は、「特殊紙及び機能材料の製造及び販売」で、東証2部上場の中型案件となっています。事業が製紙業で真新しさが無いうえ、成長性もなく、人気化することはないでしょう。

阿波製紙のホームページ画像
成長性 割安性
△ ○
話題性 総合評価
△ d


基本情報

会社名 阿波製紙(3896) 【東証2部】
会社URL http://www.awapaper.co.jp/
狙い目証券会社 SMBC日興証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 370円
仮条件? 330円 ~ 370円
公募価格? 370円
初値予想(独自) -
初値? 371円(公募価格比 +0.3%)

・想定価格370円に対するPERは7.8倍(2013年3月期の予想1株あたり利益47.2円をベースに計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 10月4日(木)~10月11日(木)
当選発表日? 10月12日(金)
購入申込期間? 10月16日(火)~10月19日(金)
上場日? 10月23日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 1,900,000株
売出株数(OA含む)? 975,000株
当選株数合計 2,875,000株

・当選株数は計2,875,000株。売買単位が100株なので、当たりは計28,750枚
・当選本数は多い方で、やや当たりやすい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 大和証券 80.00% 2,000,000株 20,000枚 3,000枚
幹事 野村證券 5.00% 125,000株 1,250枚 125枚
みずほ証券 5.00% 125,000株 1,250枚 125枚
三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
5.00% 125,000株 1,250枚 125枚
SMBC日興証券 2.50% 62,500株 625枚 62枚
香川証券 2.50% 62,500株 625枚 62枚

・主幹事以外だと、SMBC日興証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
三木 康弘(社長) 17.18%
徳応舎 13.30%
三木産業 12.65%
日伸 12.09%
三木 富士彦 10.48%
マーレフィルターシステムズ 5.22%
阿波銀行 3.59%
東京濾器 3.48%
丸紅 2.67%
ダイナックス 2.39%

・大株主に対して180日間のロックアップ。

企業業績のデータ(5年分)


  2008年
3月
2009年
3月
2010年
3月
2011年
3月
2012年
3月
売上高(百万円)? 14,099 12,941 12,313 16,029 15,757
経常利益(百万円)? 928 82 474 810 298
当期純利益(百万円)? 313 △330 67 340 40
純資産額 (百万円)? 3,383 3,043 3,122 14,838 15,437
1株あたりの純資産額(円)? 408.97 367.95 377.46 418.47 426.14
1株あたりの純利益(円)? 37.88 △39.95 8.15 41.19 4.95
自己資本比率(%)? 23.2 21.5 22.6 23.3 22.8
自己資本利益率(%)? 9.69 - 2.19 10.45 1.17

※2010年3月期まで単独決算。2011年3月期から連結決算。
・業績推移を見る限り、阿波製紙固有の成長性は感じられません。IPOで得た資金を設備投資に回す予定ですが、製紙産業がすでに成熟していますので、今後の成長は期待しづらいでしょう。

管理人からのコメント

 阿波製紙(3896)、THE老舗という印象ですね。IPO的に盛り上がるために必要な“華”要素はまったくありません。長年続いてるだけあって、倒産するような危険はなさそうですが、成熟しているだけに成長性もないです。利益水準に対する想定価格は決して安くなく、公募割れの可能性もありますので、申し込みは無難に見送るのが良さそうです。当選を狙うなら、SMBC日興証券から申し込みが可能です。


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