カイオム・バイオサイエンス(4583)

 カイオム・バイオサイエンスの事業内容は「抗体医薬品の研究開発支援等」で、東証マザーズ上場の中型案件となっています。バイオベンチャーらしい赤字体質の企業で、将来性も不透明な部分が多く、総合評価は「D」としました。

カイオム・バイオサイエンス
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価
△ d


基本情報

会社名 カイオム・バイオサイエンス(4583) 【東証マザーズ】
会社URL http://www.chiome.co.jp/
狙い目証券会社 SBI証券むさし証券カブドットコム証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,700円
仮条件? 2,100円 ~ 2,700円
公募価格? 2,700円
初値予想(独自) -
初値? 2,480円(公募価格比 -8.1%)

・想定価格2,700円に対するPERは算出不能(2011年3月期の純利益237百万円の赤字のため)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 12月2日(金)~12月8日(木)
当選発表日? 12月9日(金)
購入申込期間? 12月13日(火)~12月16日(金)
上場日? 12月20日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 188,000株
売出株数(OA含む)? 705,500株
当選株数合計 893,500株

・当選株数は計893,500株。売買単位が100株なので、当たりは計8,935枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 大和証券 80.04% 621,900株 6,219枚 932枚
幹事 みずほ証券 4.00% 31,100株 311枚 31枚
三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
カブドットコム
証券
を含む)
4.00% 31,100株 311枚 31枚
いちよし証券 4.00% 31,100株 311枚 46枚
SBI証券 3.00% 23,300株 233枚 104枚
岡三証券 0.99% 7,700株 77枚 7枚
岩井コスモ証券 0.99% 7,700株 77枚 7枚
丸三証券 0.99% 7,700株 77枚 7枚
むさし証券 0.99% 7,700株 77枚 7枚
エース証券 0.99% 7,700株 77枚 7枚

・主幹事以外だと、SBI証券むさし証券カブドットコム証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
ファストトラックイニシアティブ1号 18.89%
藤原 正明(社長) 10.17%
オリンパスビジネスクリエイツ 8.59%
太田 邦史 5.65%
清田 圭一 4.97%
瀬尾 秀宗 4.97%
三井住友海上C2005V 3.62%
NFP-AF1号 3.16%
アイ・シグマ東京ベンチャー1号 3.16%
安田企業投資4号 3.01%
みずほキャピタル第3号 2.86%

・大株主に対して180日間のロックアップ。

企業業績のデータ(5年分)


  2007年
3月
2008年
3月
2009年
3月
2010年
3月
2011年
3月
売上高(百万円)? 13 34 161 380 463
経常利益(百万円)? △144 △225 △201 △202 △237
当期純利益(百万円)? △141 △227 △204 △164 △180
純資産額 (百万円)? 224 617 412 323 592
1株あたりの純資産額(円)? △24,638 △30,334 △45,977 △56,390 △57,058
1株あたりの純利益(円)? △23,103 △23,994 △15,643 △12,565 △12,676
自己資本比率(%)? 85.5 84.6 62.4 37.3 67.7
自己資本利益率(%)? - - - - -

・業績に関しては、決算書を見ても分かるように赤字だらけで、黒字転換のめどは立っていません。IPOで得た資金は、研究機器の購入、研究施設移転にともなう研究設備の拡充に充てる予定です。

管理人からのコメント

 カイオム・バイオサイエンス(4583)、赤字が一般的なバイオベンチャーのIPOは、100%人気勝負になるわけですが、残念ながら人気化する材料は見当たりません。IPO自体も、将来に向けた投資目的というより、目先の資金集めの印象が強く、あまりおすすめできません。当選を狙うなら、SBI証券むさし証券カブドットコム証券から申し込みが可能となっています。


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