SMBCクラウドサイン

公開日:
2025年8月21日

 2024年9月10日付の日経新聞は、電子契約サービスを提供するSMBCクラウドサインが上場を目指していると報じました。SMBCクラウドサインは三井住友銀行(SMBC)グループから生まれた社内ベンチャーで、社長の三嶋氏はグループ最年少となる37歳で就任しています。上場は早ければ2027年を見込んでいるとのことです。

 同社は三井住友FG弁護士ドットコムの共同出資により設立されました。出資比率は三井住友FGが51%、弁護士ドットコムが49%です。

SMBCクラウドサイン
成長性 割安性
○ -
話題性 管理人期待度
◎ b

基本情報

会社名 SMBCクラウドサイン
会社URL https://www.smbc-cloudsign.co.jp/
会社設立 2019年(6年目)
狙い目証券会社 未定のため、IPOおすすめネット証券会社比較にてご準備ください。

企業業績のデータ(5年分)

  2021年
3月
2022年
3月
2023年
3月
2024年
3月
2025年
3月
売上高(百万円)? - - - - -
経常利益(百万円)? - - - - -
当期純利益(百万円)? - 59 135 157 164
純資産額(百万円)? - 357 477 755 875
1株あたりの純資産額(円)? - - - - -
1株あたりの純利益(円)? - - - - -
自己資本比率(%)? - - - - -
自己資本利益率(%)? - - - - -

※決算公告より

管理人からのコメント

 SMBCクラウドサインは電子契約サービス『SMBCクラウドサイン』を提供しています。電子契約とは、契約書の作成・署名・保管といった一連の契約業務を、すべてオンラインで完結できる仕組みです。印紙税や郵送費がかからずコスト削減つながるほか、コロナ禍をきっかけに脱ハンコ化が進んだことから、近年一気に浸透しました。『SMBCクラウドサイン』は弁護士ドットコムが提供する国内シェアNo.1の電子契約サービス『クラウドサイン』をベースに、三井住友HGの顧客中心にサービスを開始しました。法人普通預金口座を持つ企業には同社のフリープランが無料で提供されており、導入のハードルを下げたことが普及の後押しとなっています。今では銀行の顧客以外の企業や自治体にも利用されており、2024年3月末時点での導入企業数は1万社を突破しました。

 直近の決算公告を見ると、堅実に利益を伸ばしています。日本経済新聞の取材によれば、2024年3月期の売上高は10億円超、営業利益は3億円を達成しています。2025年6月時点で全国1,788自治体のうち439自治体が電子契約を採用しており、そのうちの300自治体で『クラウドサイン』または『SMBCクラウドサイン』が導入されています。自治体や民間企業を問わず、今後も電子契約の普及はさらに進んでいくと見込まれています。

 正式な上場日はまだ決まっていませんが、万全を期して、今のうちにネット証券に口座を開設して、IPOの申し込みができるようにしておきましょう。

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