ポケトーク

公開日:
2024年3月8日

(2024年3月28日追記)
2024年3月27日、ポケトークが富士ソフトとの資本業務提携を発表しました。4月に富士ソフトを引受先とする第三者割当増資をおこない、10億円を調達予定です。富士ソフトと組んでソフトウェアの開発・販売を強化するとともに、法人市場開拓や新サービス開発に取り組みます。詳しくはこちらをご覧ください。

 2024年3月7日に公開された日本経済新聞の記事で、携帯型のAI通訳機を手掛けるポケトークが2025年中に東証プライムに上場すると報道されました。

 ポケトークは、携帯型のAI通訳機「ポケトーク」を手掛ける会社です。ポケトークは、端末に話しかけるとAIが音声を認識し、別の言語に翻訳してくれます。海外旅行での個人利用はもちろん、公共交通機関や小売店、宿泊施設などビジネスでも利用されています。

成長性 割安性
○ -
話題性 管理人期待度
◎ c

基本情報

会社名 ポケトーク
会社URL https://pocketalk.co.jp/
会社設立 2022年(2年目)
狙い目証券会社 未定のため、IPOおすすめネット証券会社比較にてご準備ください

企業業績のデータ(5年分)

  2019年
3月
2020年
3月
2021年
3月
2022年
12月
2023年
12月
売上高(百万円)? 6,862 9,004 2,287 772 -
経常利益(百万円)? - - - △1,134 -
当期純利益(百万円)? - - - △1,085 -
純資産額(百万円)? - - - 3,625 -
1株あたりの純資産額(円)? - - - - -
1株あたりの純利益(円)? - - - - -
自己資本比率(%)? - - - 78.4 -
自己資本利益率(%)? - - - - -

※2021年3月期以前は、親会社ソースネクストの決算説明資料からポケトークの売上高を抽出しています。
※2022年12月期は、ポケトーク株式会社の決算公告を基に作成しています。2022年2月1日から12月31日までの業績です。
※売上高が2021年3月期から大きく減少しています。この理由は、コロナ禍で旅行需要が後退したためです。

管理人からのコメント

 ポケトークは、携帯型のAI通訳機「ポケトーク」を開発・販売する会社です。ポケトークは、端末のボタンを押して話しかけるとAIが音声を認識し、別の言語に翻訳してくれます。2023年12月には累計販売台数が110万台を突破し、翻訳機市場では国内シェア98%を誇っています。

 同社は2022年2月にソースネクスト(4344)からスピンアウト(特定の事業を切り離して新しい会社として独立させること)して設立されました。元々はソースネクストの事業の1つでしたが、現在は完全子会社として事業を展開しています。

 日本経済新聞の記事によると、ポケトークの上場目的は、成長投資に充てる資金を調達するためです。コロナ禍が明けて人の往来が増えたことで、ビジネス・観光向けの通訳需要や、海外の公共施設で外国人・移民対応に使う需要が高まっていることが背景にあります。

 上場にあたり、親会社のソースネクストが保有する84%の株式の一部を売り出します。上場時の時価総額は約1,000億円が見込まれており、大型のIPO案件となりそうです。

 上場時の公開価格や公開株数の規模にもよりますが、知名度と成長性を踏まえると、まずまずの初値の上昇が期待できるでしょう。

 正式な上場日はまだ決まっていませんが、万全を期して、今のうちにネット証券に口座を開設して、IPOの申し込みができるようにしておきましょう。

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