リビングハウス

公開日:
2025年8月15日

 2025年5月26日、家具・インテリアの販売などをおこなうリビングハウスが、TOKYO PRO Market(以下、東京プロマーケット)に上場しました。過去の事例でも東京プロマーケットから鞍替え上場するケースがあり、今後リビングハウスも新規株式公開(IPO)する可能性があります。

 東京プロマーケットから他の市場(東証プライム、東証スタンダード、東証グロース、名証など)に鞍替え上場した事例については「TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)とは?」を参考にしてください。

リビングハウス
成長性 割安性
○ -
話題性 管理人期待度
○ c

基本情報

会社名 リビングハウス
会社URL https://www.livinghouse.co.jp/
会社設立 1954年(71年目)
狙い目証券会社 未定のため、IPOおすすめネット証券会社比較にてご準備ください。

企業業績のデータ(5年分)

  2021年
2月
2022年
2月
2023年
2月
2024年
2月
2025年
2月
売上高(百万円)? - 4,229 5,152 5,308 5,598
経常利益(百万円)? - 109 89 164 85
当期純利益(百万円)? - 29 50 77 27
純資産額(百万円)? - 52 103 180 207
1株あたりの純資産額(円)? - 50.95 99.54 174 199.68
1株あたりの純利益(円)? - 28.92 48.59 74.46 25.68
自己資本比率(%)? - 1.7 2.9 4.6 5.6
自己資本利益率(%)? - 79.2 64.6 54.4 13.7

※決算資料より

管理人からのコメント

 リビングハウスは、家具・インテリアの小売販売を中心に、住空間の提案や法人向けの空間デザインなどを手がけています。2025年3月末時点で、全国32の直営店舗と、オンラインショップ『LIVING HOUSE.』、『KARE』を運営しています。直営店舗ではファミリー層をターゲットとしており、ららぽーとなどの大型ショッピングモール中心に展開中です。2023年からはイタリアの高級家具ブランド『Edra(エドラ)』の取り扱いを開始し、高級志向のニーズにも対応し始めました。家具販売以外に、ホテルやマンションモデルルームの空間デザインといった、BtoB領域(法人向け事業)にも力を入れています。

 直近の業績を見ると売上は堅実に伸ばしていますが、利益がついてきていません。家具・インテリアの小売りは円安や材料費高騰の影響を受けやすく、どうしても仕入れコストがかさむため仕方ないのかもしれません。さらに、事業としての目新しさもなく、爆発的な成長が期待しにくいため、IPO銘柄としては大幅な値上がりはイメージしづらいのが現状です。しかし、黒字を維持しながら売上を伸ばしている点は安心材料です。今後は、高価格帯商品の取り扱いや企業向け事業の拡大を通じて、他社との差別化がどこまで進むかがポイントになりそうです。

 正式な上場日はまだ決まっていませんが、万全を期して、今のうちにネット証券に口座を開設して、IPOの申し込みができるようにしておきましょう。

twitter@ipokiso_com
XでもIPO情報を配信しています。フォローよろしくお願いします!

↑