APB

公開日:
2020年11月25日

 全樹脂電池を開発する「APB」が、2020年春に巨額の資金調達をおこないました。研究開発や工場建設などで資金が必要なため、将来的に上場による資金調達をおこなうかもしれません。

 APBは、スマホや電気自動車に使われているリチウムイオン電池の後継モデルとなる、「全樹脂電池」の開発を手掛けている会社です。ほぼすべてが樹脂でできているため安全性が高く、大容量の電池を作りやすいのがメリットです。

成長性 割安性
◎ -
話題性 管理人期待度
◎ d


基本情報

会社名 APB
会社URL https://apb.co.jp/
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企業業績のデータ(5年分)

  2016年
3月
2017年
3月
2018年
3月
2019年
3月
2020年
3月
売上高(百万円)? - - - - -
経常利益(百万円)? - - - - -
当期純利益(百万円)? - - - △2 △780
純資産額 (百万円)? - - - 58 2,927
1株あたりの純資産額(円)? - - - - -
1株あたりの純利益(円)? - - - - -
自己資本比率(%)? - - - 83.0 67.3
自己資本利益率(%)? - - - - -

※決算公告より
2019年から2020年にかけて、当期純利益の赤字が拡大しています。同社のビジネスモデルの特性上、研究開発などに関する費用が多く発生します。上場時期はまだわかりませんが、赤字上場となる可能性があるでしょう。

管理人からのコメント

 APBは、リチウムイオン電池の次世代型と言われる「全樹脂電池」を研究・開発している会社です。リチウムイオン電池よりも安全性が高く、大容量の電池が作れるため、大きな期待が寄せられています。

 しかし、研究開発にお金と時間をかけないと製品化できないため、どうしても赤字が先行してしまいます。2020年3月期も純損失が拡大しており、上場時も赤字での上場となるかもしれません。

 2020年春には、横河電機や帝人などから約80億円という巨額の資金調達をおこないました。そのため、大型の上場案件となる見込みです。将来性が期待されているビジネスですが、初値の大幅上昇はむずかしいかもしれません。

 正式な上場日はまだ決まっていませんが、万全を期して、今のうちにネット証券に口座を開設して、IPOの申し込みができるようにしておきましょう。


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